Fujitsu The Possibilities are Infinite

 

PRESS RELEASE (サービス)

2006-0106
2006年6月19日
富士通株式会社

PDMソフトウェア「PLEMIA」に「SolidWorks」データ管理機能を追加

~日本発のものづくりITを実現する「PLEMIA」がデータ管理対象を拡大~

当社はこのほど、PDM(注1)ソフトウェア「PLEMIA(プレミア)」に、ミッドレンジ三次元CADソフトウェア(注2)「SolidWorks(ソリッドワークス)」(注3)とのデータ連携を可能にするオプション製品「PLEMIA/EDM SolidWorks(プレミア イーディーエム ソリッドワークス)」を開発し、本日より販売を開始します。

これにより、エクスプローラのような簡単な操作で、「SolidWorks」の設計データを「PLEMIA」で安全に管理することが可能となります。さらに、複数のCADを併用した状況においても、日本の設計スタイルに合わせた柔軟なかたちでデータ管理を効率的に行うことができ、設計業務における品質および生産性の向上に貢献します。


<<「PLEMIA」とCADのデータ連携>>
拡大イメージ

近年、大手企業を中心に三次元CADソフトウェアを活用した設計が一般的になってきました。従来、三次元データは、エクスプローラなどで管理されるケースもありましたが、データが膨大になると管理が難しくなり、安全で簡単に利用できるデータ管理の仕組みが求められていました。さらに、複数のCADを利用して設計するケースもあり、異なる種類のCADデータの一元管理を行う機能のニーズも高まりつつあります。

上記のニーズに対応するため、当社はPDMソフトウェア「PLEMIA」と、当社の三次元CADソフトウェア「SolidMX(ソリッドエムエックス)」や「SolidEdge(ソリッドエッジ)」(注4)をデータ連携するオプション製品を提供してきましたが、今回、国内で最も広く利用されているミッドレンジ三次元CADソフトウェアのひとつである「SolidWorks」とのデータ連携を行うオプション製品を新たに追加しました。

これにより、「SolidWorks」をご利用のお客様も、エクスプローラのような簡単な操作で、設計データの管理が可能になります。本製品では、アクセスコントロールやワークフロー、排他制御などの機能のもと、三次元CADデータの構成(親子関係)を維持しながらデータの流用や検索が可能になり、安全で効率的なデータ管理や設計が可能になります。さらに、ひとりの設計者が複数の製品設計を担当したり、部位ごとに設計分担を行う、日本の設計スタイルに合わせ、利用者ごとや設計部位ごとに自由なフォルダ作成ができるなど、柔軟なデータ管理を実現します。

なお、本製品は、6月21日(水曜日)から6月23日(金曜日)、東京ビッグサイトにおいて開催される「第17回 製造・設計ソリューション展」に出展する予定です。


販売価格、および出荷時期

製品名 販売価格(税別) 出荷時期
PLEMIA/EDM SolidWorks 90万円 (5ライセンス)から
450万円(フリーライセンス) (注)
7月中旬より

(注)PLEMIAのデータ管理を未導入の場合は、別途、基本機能(最小構成210万円から)が必要となります。

販売目標

「PLEMIA」全体で、今後3年間で1万クライアント

本製品の特長

  1. 安全で効率的なデータ活用を簡単な操作で実現

    ユーザ権限に基づいたアクセスコントロールやワークフロー、排他制御などの機能により、安全なデータ活用が可能になります。またプロパティによる検索、設計変更の影響範囲の検索など、三次元CADデータの構成を維持しながら、設計データの管理が効率的に行え、エクスプローラのような簡単な操作でご利用できます。


  2. CAD画面からPDMデータの利用も可能に

    「SolidWorks」のCAD画面に組み込まれたメニューから、「PLEMIA」のデータ管理機能を利用できます。これにより、CADソフトウェアとPDMソフトウェアを使い分ける煩わしさがなく、CAD画面上の操作のみでデータの編集が可能になります。


  3. 日本の設計スタイルにあった利用が可能に

    日本の設計スタイルにおいては、ひとりの設計者が複数の製品設計を担当したり、部位ごとの設計分担を行うため、柔軟なデータのグルーピングが必要になります。「PLEMIA」では、CADデータの構成を維持したまま、設計者ごとや部位ごとなどでまとめたフォルダでデータ管理を実現しており、日本の設計スタイルに合った利用が可能となります。


動作環境

    DBサーバ   OS:Microsoft® Windows® Server 2003 、Solaris™ 8以降、LINUX(詳細はご確認ください。)
DB:Oracle® 9.2i、Oracle® 10g
CPU:Intel® Pentium4® 3.0GHz以上 メモリ:2GB以上(推奨)
クライアント   OS:Microsoft® Windows® 2000 Professional 、Microsoft® Windows® XP Professional
CPU:Intel® Pentium®Ⅲ600MHz以上 メモリ:512MB以上(推奨)
DBクライアント:Oracle® Net 9.2 ,10.1

商標について

記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。


以上

注釈

  注1 PDM(Product Data Management):
製品情報管理。製品の開発時に必要となる情報を一元管理して、開発期間の短縮を図る管理手法。
  注2 ミッドレンジ三次元CADソフトウェア:
三次元CADソフトウェアは価格帯と機能によりハイエンドとミッドレンジに大別される。複雑な自由曲面などの設計を行なえる高機能・高価格なハイエンドCADに対して、それと比べ機能は少ないが比較的低コストで導入が可能な製品をミッドレンジCADと呼ぶ。
  注3 SolidWorks:
SolidWorks社(米国)が開発、販売するミッドレンジ三次元CADソフトウェア。
  注4 SolidEdge:
UGS社(米国)が開発、販売するミッドレンジ三次元CADソフトウェア。

関連リンク

本件に関するお問い合わせ

富士通コンタクトライン

電話:0120-933-200
[受付時間:午前9時~午後5時30分、土曜日・日曜日・祝日・年末年始を除く]
E-mail: plm-info@cad.ssg.fujitsu.com


プレスリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容、お問い合わせ先などは、発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。あらかじめご了承ください。