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PRESS RELEASE (システムプラットフォーム)

2006-0082
2006年5月9日
富士通株式会社

企業コンプライアンスを支える運用管理ソフトウェア「Systemwalker V13」販売開始

~クライアントからサーバ、ネットワークを含めたトータルな情報セキュリティ対策を実現~

当社は、個人情報保護法や金融商品取引法で義務付けられる内部統制への対応を支援する統合運用管理ソフトウェア「Systemwalker(システムウォーカー) V13」全14製品の販売活動を5月9日より開始します。

新製品「Systemwalker Desktop Rights Master (システム ウォーカー デスクトップ ライツ マスター)V13」をラインナップに加え、新バージョンでは、情報セキュリティ対策の強化と、ITIL(注1)に基づく運用により、企業のコンプライアンス強化を支援します。

現在、個人情報保護法やお客様の内部統制強化などにより、企業コンプライアンスの徹底が求められる中、ITによる内部統制が重要となってきています。その中でも情報セキュリティは特に重要であり、サーバに格納された企業の機密情報の保護やアクセスのモニタリング、監査や追跡を行うため証跡管理が必要となっています。また、IT運用においても、統制のとれた運用プロセスの遂行とその証明が求められます。このため、運用のベストプラクティスであるITILに基づいた運用プロセスの確立が必要とされています。

「Systemwalker V13」は、ITシステムの情報セキュリティ対策とITILプロセスの導入を支援することで、企業コンプライアンスをトータルに支援します。

主な特長は以下の通りです。

「Systemwalker V13」の主な特長

  1. 電子文書のアクセス制御による情報漏洩の防止

    「Systemwalker Desktop Rights Master V13」は、電子文書(Microsoft Office、PDF)をファイル単位できめ細かくアクセス制御することにより、社内での安全な情報共有と社内外への情報漏洩を防止します。電子文書は暗号化されているため、万が一、不正コピーや誤操作、Winnyなどによりファイルが流出しても、情報の漏洩を防ぎます。


  2. 監査証跡管理機能によるログの一元管理

    企業のコンプライアンス強化で求められる、ITが管理する情報へのアクセス記録など、監査ログを自動収集する「Systemwalker Centric Manager(システムウォーカー セントリック マネージャ)V13」で一元管理します。これにより、従来より提供している監視機能と統合され、リアルタイムなセキュリティ違反の検出と、違反を追跡するセキュリティ監査まで、トータルなセキュリティ・コンプライアンス・システムを実現します。


  3. ITILプロセスの導入を支援

    「Systemwalker Centric Manager V13」では、さまざまなミドルウェアの管理コンソールを統合し、操作性を向上する統合コンソールと、適用が必要なパッチが一目で把握できるパッチ情報の自動収集機能(注2)を提供します。管理コンソールの統合は、Webで提供されるプラグインを組み込むことで、簡単に行うことができます。これにより、従来から実現していた監視イベントの統合に加えて、変更リリース時の運用操作やパッチ情報が統合され、変更管理などのITILプロセスの構築を支援します。


「Systemwalker」は、当社のIT基盤「TRIOLE(トリオーレ)」の中核製品の一つであり、「ITインフラの最適化」、「IT運用の向上」、「安心・安全の追求」、「内部統制」を実現するミドルウェアです。

なお、本製品は2006年5月18日(木曜日)・5月19日(金曜日)に東京国際フォーラムで開催される「富士通フォーラム2006」に出展します。

販売価格、および出荷時期

  製品名 販売価格(税別) 製品概要
出荷時期
新製品 1 Systemwalker Desktop Rights Master V13
(システムウォーカー デスクトップ ライツ マスター)
20万円から オフィスの電子文書からの情報漏洩対策
2006年6月より
エンハンス製品 2 Systemwalker Centric Manager V13
(システムウォーカー セントリックマネージャ)
50万円から 統合運用管理、ITIL対応
2006年6月より
3 Systemwalker Live Help V13
(システムウォーカー ライブ ヘルプ)
5万円から リモート操作
2006年5月より
4 Systemwalker Software Delivery V13
(システムウォーカー ソフトウェア デリバリ)
21万円から ソフトウェア配付
2006年5月より
5 Systemwalker Event Agent V13
(システムウォーカー イベント エージェント)
15万円から イベント監視
2006年6月より
6 Systemwalker Desktop Patrol V13
(システムウォーカー デスクトップ パトロール)
17.4万円から パソコンのセキュリティ監査とライセンス管理
2006年6月より
7 Systemwalker Desktop Keeper V13
(システムウォーカー デスクトップ キーパー)
30万円から パソコンの操作ログと抑止
2006年6月より
8 Systemwalker Desktop Encryption V13
(システムウォーカー デスクトップ エンクリプション)
1万円から パソコンのファイル暗号化
2006年6月より
9 Systemwalker Desktop Inspection V13
(システムウォーカー デスクトップ インスペクション)
30万円から 不正接続対策を含めた検疫ネットワークシステム
2006年6月より
10 Systemwalker Operation Manager V13
(システムウォーカー オペレーションマネージャ)
30万円から ジョブスケジューラ、自動運用
2006年5月より
11 Systemwalker CyberGRIP V13
(システムウォーカー サイバーグリップ)
80万円から コンピューティング・グリッド基盤
2006年5月より
12 Systemwalker Service Quality Coordinator V13
(システムウォーカー サービス クオリティ コーディネータ)
55万円から サービス品質の可視化
2006年5月より
13 Systemwalker Resource Coordinator V13
(システムウォーカー リソース コーディネータ)
41万円から リソース管理
(エンタープライズ・グリッド)
2006年6月より
14 Systemwalker Network Manager V13
(システムウォーカー ネットワーク マネージャ)
126万円から ネットワーク管理
2006年5月より

販売目標

国内において、今後2年間で、「Systemwalker」全体で200万ライセンスの販売を計画しています。

商標について

記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。


以上

注釈

  注1 ITIL:
英国OGC(Office of Government Commerce)の登録商標であるITサービスマネジメントにおけるグローバルスタンダードのガイドライン。
  注2 自動収集機能:
収集できるのは、富士通アップデートサイトから提供されるミドルウェアのパッチのみです。

関連リンク

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