PRESS RELEASE (システムプラットフォーム)
2006-0024
2006年2月17日
富士通株式会社
当社は、基幹IAサーバ「PRIMEQUESTTM(プライムクエスト)」に、ミッドレンジモデル「PRIMEQUEST 420」を追加し、本日より販売活動を開始します。
本製品は、現行の「PRIMEQUEST」ハイエンドモデルのアーキテクチャーを採用し、低価格、省電力、省スペースを追求したモデルです。
「PRIMEQUEST420」 |
「PRIMEQUEST」は、当社独自開発のチップセットにより、64ビットの高性能Intel® Itanium®2プロセッサの持つ信頼性と拡張性を最大限に引き出したオープンサーバです。
現行のハイエンドモデル「PRIMEQUEST 440」「PRIMEQUEST 480」は、2005年4月より全世界で販売活動を開始しており、メインフレームの信頼性とオープンサーバの経済性を両立したサーバとして、高い評価を得ております。株式会社TKC様をはじめ、多くのお客様より注文をいただいております。また、世界最大級のITサービス企業である米国Electronic Data Systems Corporationのソリューション基盤として採用が決定しています。
このたび、メインフレームの信頼性を兼ね備えたオープンサーバを、低価格で活用したいとのニーズにお応えし、「PRIMEQUEST」のミッドレンジモデルとなる「PRIMEQUEST 420」を開発し、本日より販売活動を開始します。
なお、「PRIMEQUEST 420」に搭載している当社独自開発のチップセットは、「PRIMEQUEST 440」「PRIMEQUEST 480」と同様、経済産業省と独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO技術開発機構)から助成を受け実施している「半導体アプリケーションチッププロジェクト」の成果を採用しています。
「PRIMEQUEST」を低価格で活用したいというニーズにお応えし、CPUの最大搭載数を8とすることで小型化し、最小構成時のハードウェア価格では、1,000万円を切る価格を実現しました。
高密度実装と小型化により、「PRIMEQUEST 440」と比較し、消費電力を約3分の1削減しています。また、ラックマウントタイプの採用により、各種サーバ、ストレージシステムやネットワーク機器を同一ラックに収容でき、スペースを効率的に利用いただけます。
ハイエンドモデルで採用した、当社独自のハードウェアの二重化同期アーキテクチャー「Dual Sync. System Architecture(デュアル・シンク・システム・アーキテクチャー)」を採用し、高信頼・高性能を実現しております。
最小構成時のハードウェア価格です。
製品名 | 販売価格(税別) | 対応OS | 出荷時期 |
---|---|---|---|
PRIMEQUEST 420 | 770万円 | Red Hat® Enterprise Linux AS v.4 | 2006年2月末から |
Novell® SUSE® LINUX Enterprise Server 9 | 2006年4月末から | ||
Microsoft® Windows ServerTM 2003 | 2006年2月末から |
PRIMEQUEST全モデルの合計として、全世界で1万台
(出荷を開始した2005年度から2007年度までの3年間)
モデル名 | PRIMEQUEST 420 |
---|---|
形状 | 19インチラックマウントタイプ ピッチ12U |
CPU | Intel® Itanium®2プロセッサ 1.50GHz / 1.60GHz |
1~8CPU | |
チップセット | 富士通自社開発チップセット |
システムボード | 1~2台 |
インターコネクト | Point-to-Pointクロスバー (最大データ伝送速度25.6GB/s) |
メモリ | 最大256GB |
内蔵ハードディスク | 最大584GB (2.5インチSAS) |
PCIスロット | 最大18スロット |
パーティション | 最大2分割 |
基本筐体外形寸法 | 幅482mm x 奥行820mm x 高さ530mm |
基本筐体質量 | 最大150kg |
動作OS | Red Hat® Enterprise Linux AS (v.4 for Itanium) Novell® SUSE® LINUX Enterprise Server 9 for Itanium Processor Family Microsoft® Windows ServerTM 2003, Enterprise Edition for Itanium-Based Systems Microsoft® Windows ServerTM 2003, Datacenter Edition for Itanium-Based Systems |
(ご参考)「PRIMEQUEST 440」「PRIMEQUEST 480」の製品仕様
モデル名 | PRIMEQUEST 440 | PRIMEQUEST 480 |
---|---|---|
形状 | ペディスタルタイプ | |
CPU | Intel® Itanium®2プロセッサ 1.50GHz / 1.60GHz | |
1~16CPU | 1~32CPU | |
チップセット | 富士通自社開発チップセット | |
システムボード | 1~4台 | 1~8台 |
インターコネクト | Point-to-Pointクロスバー (最大51.2GB/s) | Point-to-Pointクロスバー (最大102.4GB/s) |
メモリ | 最大256GB | 最大512GB |
内蔵ハードディスク | 最大2.35TB (3.5インチ) | 最大4.7TB (3.5インチ) |
PCIスロット | 最大64スロット | 最大128スロット |
パーティション | 最大4分割 | 最大8分割 |
基本筐体外形寸法 | 幅738mm x 奥行1,100mm x 高さ1,800mm | |
基本筐体質量 | 最大600kg | 最大720kg |
動作OS | Red Hat® Enterprise Linux AS (v.4 for Itanium) Novell® SUSE® LINUX Enterprise Server 9 for Itanium Processor Family Microsoft® Windows ServerTM 2003, Enterprise Edition for Itanium-Based Systems Microsoft® Windows ServerTM 2003, Datacenter Edition for Itanium-Based Systems |
以上
電話: 0120-933-200(フリーダイヤル)
受付時間 午前9時~午後5時30分 (土曜日・日曜日・祝日・年末年始を除く)
お問い合わせフォーム
プレスリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容、お問い合わせ先などは、発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。あらかじめご了承ください。