[ PRESS RELEASE ] |
2005-0192
2005年12月22日
富士通株式会社 |
茨城県那珂市様の市立図書館システム構築を受注
〜世界初!手のひら静脈認証技術によりカードレスで蔵書貸し出し〜
那珂市様は、2005年1月21日、那珂(なか)町と瓜連(うりづら)町が合併し誕生しました。「自然・地域・ひと・先端科学が融和したまち」を基本目標に、各地域で受けつがれてきた文化や伝統、豊かな自然を大切にするとともに、先端的な科学技術などの集積している地域特性を活かしたまちづくりを進めています。
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那珂市様は、市立図書館設立にあたり、利用される市民の利便性、安全性を考慮し、当社の非接触型手のひら静脈認証技術を採用されました。
当社の非接触型手のひら静脈認証技術の特長である、複雑な手のひらの静脈パターンにより高い認証精度を確保できること、体内情報のため複製することが困難であること、非接触方式のため衛生面で優れていること、などを評価いただきました。
市立図書館の利用者は、手のひら静脈認証利用とICチップ内蔵の利用者カード発行を選択することができます。手のひら静脈認証利用を選択した場合、認証装置に“手のひら”をかざすことにより、事前に登録されている静脈パターンと照合され、利用者ご本人と認証されることで、カードレスで図書を借りることや、AVコーナーの利用を申し込むことなどができます。
【那珂市立図書館システムの特長】
非接触型手のひら静脈認証技術を採用したカードレス運用
世界で初めて、図書館システムに非接触型手のひら静脈認証技術を採用しています。
- 利便性の向上
利用者は利用者カードを利用することなく、簡単、確実に図書館サービスを受けることができます。
- 安全性の確保
利用者カード紛失などにより、カードを不正に利用されることが無くなります。
- 環境への配慮
利用者カードの発行が減ることで、省資源に貢献します。
RFIDタグ活用による業務効率化
RFIDタグを図書に貼り付けることで、貸出業務の迅速化・自動化、蔵書管理の高速化を実現します。また、蔵書の不正持ち出しを防ぐ効果も見込めます。
【非接触型手のひら静脈認証技術による本人認証の特長】
事前に登録された利用者の手のひらの静脈パターンと、図書館業務端末に接続された非接触型手のひら静脈認証装置が読み取った情報を照合することで、本人確認を行います。
手のひらの静脈は人によって異なり、大きさ以外は変わらないと言われています。また、体内情報のため複製することが困難であり、偽造による「なりすまし」は現実には不可能と言えます。手のひらは、手の甲や指よりも静脈の本数が多く、静脈パターンが複雑なため、指に比べ約300倍の情報量を持ち、認証精度はバイオメトリクス技術の中でもトップクラスです。寒さやケガ、手荒れなどの影響も受けにくく、認証にあたり外部環境の変化に強いのも大きな特長です。
また、静脈パターンの読み取りに使用している近赤外線は低光量ですので、人体への影響はありません。さらに、非接触方式を採用しているため、認証時、装置との接触部分が少なく、手をかざすだけで照合することができます。これにより、多くの利用者が同じ装置に触れることへの心理的抵抗感を軽減しています。
【非接触型手のひら静脈認証技術の今後の展開】
当社は、非接触型手のひら静脈認証技術を、セキュリティビジネス、金融、ヘルスケア、政府・自治体など幅広い分野へ応用していくとともに、ワールドワイドなビジネス展開を行っていきます。
【本システムに使用する主な当社製品】
【那珂市立図書館について】
建設地: |
茨城県那珂市菅谷2995番地1 |
敷地面積: |
7,540平方メートル |
延べ床面積: |
3,609.69平方メートル |
構造: |
鉄筋コンクリート造(一部鉄骨造)2階建て |
1階 閲覧開架スペース、AVコーナー、対面朗読室、喫茶・展示コーナー |
2階 多目的ホール(最大120席)、会議室 |
【商標について】
記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
以上
関連リンク
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