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[ PRESS RELEASE ](電子デバイス)
2005-0141
2005年9月8日
富士通株式会社

車載向け32ビットマイクロコントローラーの新シリーズを発売

〜第一弾として情報システム向け高速CAN内蔵版を提供開始〜

当社は、富士通マイクロソリューションズ株式会社(注1)と共同で、新たに高性能車載向け32ビットマイクロコントローラー「MB91460」シリーズを発売します。その第一弾として、カーナビなどの車載情報システムを高速に制御できる、80メガヘルツ動作に対応したCAN(注2)内蔵マイクロコントローラー「MB91461」のサンプル出荷を本日より開始します。

車載システムにおいては、電装系システムの電子化やITS(高度情報交通システム)、マルチメディア機能など高機能化が進んでいくと予想されています。このようなシステムでは、さまざまな周辺部品からの情報をリアルタイムで制御できる、高性能なマイクロコントローラーが必要になります。

このたび、次世代の車載システムの高速制御を可能とする高性能32ビットマイクロコントローラー「MB91460」シリーズを新たに発売します。本シリーズでは、ボディ制御、ダッシュボード制御、情報システム制御、FlexRayTM(注3)制御などの用途に対応可能な製品を順次提供していきます。また、シリーズ共通の評価チップも提供し、システム開発を支援します。


「MB91461」
図

「MB91460」シリーズの第一弾として、カーナビなどの車載情報システム制御向けにCAN内蔵マイクロコントローラー「MB91461」を開発しました。「MB91461」はCANマイクロコントローラーでは業界最高レベルの80メガヘルツ動作可能な高性能32ビットCPUコア「FR60」を採用しています。また、システムに応じたさまざまな容量のメモリを外部接続できる柔軟性を持ち、車載情報システムのデータ量に対応できる大容量RAM(64キロバイト)を搭載しました。さらに、制御ユニット(注4)のスタンバイ時の消費電流を大幅に削減する機能を搭載したことで、高性能で低消費電力を実現しました。

【サンプル販売価格、および出荷時期】

製品名 サンプル価格(税込) 出荷時期
「MB91461」 1,500円 2005年9月12日

【販売目標】

月間50万個

【本製品の特長】

  1. 高性能な32ビットCPUコアを搭載

    最大内部動作周波数80メガヘルツで動作可能なRISC型(注5)のCPUコア「FR60」を採用しており、CAN内蔵マイクロコントローラーとして業界トップクラスの高速処理が可能です。

  2. さまざまな周辺部品に対応可能な通信インターフェースを多く搭載

    ボディ系の通信インターフェースであるCANや、情報系のI2C(注6)をサポートし、複数の通信インターフェースを組み合わせたシステムの開発が可能です。

    インターフェース チャネル数 特長
    CANインターフェース 2チャネル 32メッセージバッファ(注7)を搭載
    LIN対応UART(注8 7チャネル SPI(注9)通信が可能
    I2Cインターフェース 3チャネル 標準モード・高速モード対応
  3. スタンバイ時の低消費電力が可能なシャットダウンモードを搭載

    低消費電力モードには、スリープモード(プログラム停止状態)、ストップモード(デバイス停止状態)、シャットダウンモード(電源遮断状態)の3つのモードがあります。シャットダウンモードでは、RAM(64キロバイト)とシャットダウン制御回路以外の電源供給を遮断しますので、スタンバイ時の消費電流を約50マイクロアンペアまで低減することができます。

  4. 周辺部品との3ボルト・5ボルト 対応I/Oを搭載

    3ボルト系または5ボルト系の電圧が混在した車内のさまざまな周辺部品を、I/Oブロックごとに接続することができます。

【商標について】

記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

以上

注釈

(注1)富士通マイクロソリューションズ株式会社:
住所 神奈川県横浜市港北区、社長 藤田 鋼一。
(注2)CAN:
Controller Area Network。車載ネットワークのシリアル通信方式の一種。主にダッシュボードのメーターやボディ制御(乗員検知、エアコンなど)、エンジン制御などに使用。(最大通信速度毎秒1メガビット)
(注3)FlexRay:
次世代の車載ネットワークの通信方式の一種。高信頼でより高度な制御に対応するもので(最大通信速度毎秒10メガビット)、機械制御を電子制御に置き換えるX-by-Wire向け次世代の高度な車載ネットワークとしての標準化がFlexRayコンソーシアムにおいて進められている。
(注4)制御ユニット:
カーエアコン、エアバックなどのアプリケーションを制御するシステム。制御ユニットは車載ネットワークで接続されている。
(注5)RISC型:
Reduced Instruction Set Computer。マイクロプロセッサの設計様式の一つ。個々の命令を簡略化することで高速処理を可能にする。
(注6)I2C:
Inter IC Bus。フィリップス社が定義するシリアル通信方式の一種。複数の機器を2本の信号線でデータのやり取りを行うインターフェース。(標準モードは最大通信速度毎秒100キロビット、高速モードは最大通信速度毎秒400キロビット)
(注7)メッセージバッファ:
送受信するデータを一時的に格納する記憶領域。
(注8)UART:
Universal Asynchronous Receiver and Transmitter。外部デバイスとの同期、非同期通信を実現する通信インターフェース。今回のプロセッサでは、LINにも対応。
(注9)SPI:
Serial Peripheral Interface。フリースケール社が定義するシリアル通信方式の一種。1本または2本の信号線でデータのやり取りを行う。

関連リンク

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