[ PRESS RELEASE ](技術) |
2005-0112
2005年7月11日
株式会社富士通研究所 |
最新Web情報の収集を効率化するハイブリッドRSSシステムを開発
今回開発したシステムは、7月14日、15日に東京国際フォーラム(東京都千代田区)で開催する富士通フォーラム2005でご覧いただけます。
【開発の背景】
ビジネス環境の急激な変化に伴い、最新の情報を収集し、これをタイムリーに業務に活用することは、ナレッジワーカーにとって非常に重要な作業となっています。特に、情報収集作業は、ナレッジワーカーの全作業時間の15%から30%を占めるようになったと言われています。最新の情報を迅速かつ効果的に収集できる環境を整備することは、オフィスにおける生産性向上のために不可欠と言えます。
【課題】
しかし、社内外のWebサイトを利用して最新情報を収集する場合、以下の課題がありました。
- Webサイトにアクセスしなければ更新の有無がわからない。
- 業務に活用できる最新情報のチェックに時間がかかる。
- 有用な最新情報を見つけても、チーム内で簡単に共有しにくい。
【今回開発したシステム】
今回開発したRSSシステムは、Web更新情報の収集を自動化し、業務に活用できる最新のWeb情報を簡単に閲覧・検索・共有する機能を提供します。本システムは、RSSリーダーとRSSサーバからなるハイブリッド構成で(図1)、その特長は、以下のとおりです。
操作性に優れたRSSリーダー
Webサイトの更新情報が、タイトルや更新日時などの見出し記事として一覧表示され、興味のある記事をクリックすると、その内容がブラウザに表示されます。収集サイトの登録や、検索キーワードの登録、記事の共有もワンアクションで簡単に行えます。
高機能なRSSサーバ
HTMLで書かれた一般のWebサイトから自動的にRSSを生成する技術を開発することで、RSSで記述されてないサイトを含めた最新のWeb情報を、RSSリーダーからワンストップで利用することを可能としました。また、ユーザー間で有用なRSS情報を共有する機能や複数のサイトを横断的に検索する機能をRSSサーバに搭載することで、最新のWeb情報を迅速かつ効果的に利用できるようにしました。
【今後】
今回開発したRSSシステムは、現在、富士通グループ内で実際に利用しながら評価や改善を進めています。このような取り組みを積み重ね、2005年度中のサービス化を目標に、本システムを用いたフィールドイノベーションの実現を推進していきます。
図1 今回開発したハイブリッドRSSシステム |
以上
注釈
- (注1)株式会社富士通研究所:
- 社長 村野和雄、本社 神奈川県川崎市。
- (注2)RSS:
- Webサイトの概要情報を記述するXML形式のフォーマット。RSSには複数の仕様が存在し、仕様ごとに、Rich Site Summary、RDF Site Summary、Really Simple Syndicationの略称として使用されている。
関連リンク
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