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THE POSSIBIliTIES ARE INFINITE
Japan
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[ PRESS RELEASE ]
2005-0093
2005年6月22日
富士通株式会社

ペタフロップス級スーパーコンピューティングの実現に向けて

当社は、国際的な産業競争力の維持と世界レベルの最先端の研究開発を支えるために、新たなるスーパーコンピューティング事業に取り組んでいきます。

その一環として、実効性能1ペタフロップス(注1)を超える次世代スーパーコンピューティングの実現に向けたチャレンジを推進していきます。国立大学法人九州大学(総長:梶山 千里、所在地:福岡県福岡市)と共同で(注2)、光スイッチ技術をはじめとした、高性能、高速なインターコネクトの新たな要素技術の開発に取り組みます。

スーパーコンピュータは、現在さまざまな最先端科学技術分野における活用はもとより、ものづくりを支える産業競争力強化のために必要不可欠な存在となりつつあります。当社は、社会全般を支える技術立国を担う企業として、スーパーコンピューティングを重要な事業と位置づけ、取り組んでいきます。

当社は、既存技術の延長を大きく上回る、ペタフロップス級の次世代スーパーコンピューティングに向けた取り組みを推進していきます。すでに、2004年10月に、株式会社富士通研究所に、「ペタスケールコンピューティング推進室」を設置し、自社開発のプロセッサを使用した次世代半導体や低消費電力化などの要素技術開発に着手しています。

また、文部科学省の「将来のスーパーコンピューティングのための要素技術の研究開発プロジェクト」(2005年度より3年間)では、国立大学法人九州大学と共同で、光スイッチ技術をはじめとした、高性能、高速なインターコネクトの要素技術の開発に取り組みます。当社は、本プロジェクトで得られる成果を、次世代のスーパーコンピューティングの実現に向けて、積極的に活用していきます。

当社はスーパーコンピュータのリーディングカンパニーとして、1976年より、常に先端的な技術を用いてスーパーコンピュータを開発し、提供してきました。現在では、大規模共有メモリ型並列スカラ方式アーキテクチャーを採用した「PRIMEPOWER HPC2500」、IAサーバ「PRIMERGY」を複数台接続して並列処理を行うIAクラスタシステム (注3)を、お客様のご要求に合わせて提供しています。

今年の後半には、最新のIntel® Itanium®2プロセッサを採用した当社独自開発の基幹IAサーバ「PRIMEQUESTTM」をベースとし、Linux®を搭載したスーパーコンピュータを提供していきます。今後とも、クラスタ技術、グリッド技術などスーパーコンピュータに必要となる技術開発を継続していきます。

【注釈】

(注1)ペタフロップス:
1秒間に1,000兆回の浮動小数点演算ができる演算能力。
(注2)国立大学法人九州大学と共同で:
国立大学法人九州大学、財団法人福岡県産業・ 科学技術振興財団、財団法人九州システム情報技術研究所、および当社との共同研究。
(注3)IAクラスタシステム:
IAサーバを高速なネットワークで接続し、 並列計算を効率よく実行するシステム。

【商標について】

記載されている製品名等の固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

以上

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プレスリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容、お問い合わせ先などは、発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。あらかじめご了承ください。ご不明な場合は、富士通お客様総合センターにお問い合わせください。

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