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[ PRESS RELEASE ](プラットフォーム)
2005-0075
2005年5月26日
富士通株式会社
テープカートリッジの収納効率を約3倍の最大709巻に向上!

高性能、高信頼テープライブラリ「ETERNUS LT270」新発売

〜データの情報漏洩を防ぐ「テープ暗号化装置」をあわせて提供〜

当社は、テープカートリッジの収納効率を約3倍に向上させた高性能、高信頼テープライブラリ「ETERNUS(エターナス) LT270」を開発し、5月26日より販売活動を開始します。「ETERNUS LT270」は、1つのキャビネットにテープカートリッジを従来機比約3倍(注1)の最大709巻まで収納できます。また、毎秒160メガバイト(注2)のデータ転送が可能な高性能LTO Ultrium3テープドライブに対応するとともに、テープ搬送用のロボットを二重化するなど高い信頼性を備えています。

あわせて、テープカートリッジのデータを暗号化することで、情報の漏洩を防止する「テープ暗号化装置」を提供します。

情報システムのデータ容量が企業や自治体で大きく増加する中、当社は両製品により、大量なデータを安全かつ高速に保存するセキュアなエンタープライズバックアップソリューションを提供します。

企業や自治体が取り扱うデータは、量、種類共に日々増え続けており、資産としての価値も高まっています。このような状況のもと、情報システム部門は、データを限られた時間内で確実に保存し、その後の漏洩や改ざんを防ぐ、確実な管理が求められています。

当社は、高性能・高信頼テープライブラリ「ETERNUS LT270」と「テープ暗号化装置」によりセキュアなエンタープライズバックアップソリューションを提供します。

なお、「ETERNUS LT270」は、同日よりアジア・オセアニアでの販売活動を開始します。今後、「テープ暗号化装置」を含めて順次、全世界に展開していきます。

ETERNUS LT270
ETERNUS LT270

【「ETERNUS LT270」の主な特長】

  1. 大規模システムの統合バックアップ
    • 1巻当たり最大800ギガバイト(注2)の記憶容量をもつ第3世代カートリッジテープLTO Ultrium3が使用できます。これにより、1平方メートルのキャビネットに、テープカートリッジを最大709巻収納することで、最大567テラバイト(注2)のデータを保存できます。
    • 当社の基幹IAサーバ「PRIMEQUEST (プライムクエスト)」、UNIXサーバ「PRIMEPOWER(プライムパワー)」、IAサーバ「PRIMERGY(プライマジー)」に加え、 各社のUNIX、IAサーバでも使用でき、大規模システムの統合バックアップを実現します。
  2. 限られた時間内での確実なデータ保存
    • 毎秒160メガバイトの転送能力を持つ高性能なLTO Ultrium3テープドライブと、LTO Ultrium2テープドライブを、最大20台まで搭載できます。最大構成時にはUNIXサーバやIAサーバなどのオープンシステムのデータを、1時間で11.5テラバイト(注2)保存できます。
  3. 情報漏洩の防止を含めた高信頼バックアップシステムの構築
    • 「ETERNUS LT270」は、テープ搬送用のロボットを二重化し、電源、ファンなどのコンポーネントを三重化以上に冗長化することで、万一の故障時にも無停止での故障部品の交換が可能です。
    • LTO Ultrium3 ドライブは、一度書き込まれたデータを変更しないWORM (Write Once Read Many)データ保護機能を備えたカートリッジテープに対応し、機密情報の改ざんや、誤操作によるデータの変更、削除を防ぎます。
    • 「テープ暗号化装置」との連携により、カートリッジテープのデータを暗号化します。これにより、テープカートリッジの搬送時などにおける情報漏洩を防ぎます。
  4. 今後のサポート計画
    • ディスク装置のデータを自動でバックアップする「ETERNUS SP5000 seriesネットワークストレージサーバ」や、「ETERNUS VT600バーチャルテープ」、「ETERNUS VD800バーチャルディスクコントローラー」においても「ETERNUS LT270」を順次サポートしていきます。

【「テープ暗号化装置」の主な特長】

  • 3DES(トリプルDES)規格(注3)または、AES規格(注4)に基づく暗号化を行う製品です。暗号化および復号化はハードウェアで高速に行われます。
  • 「テープ暗号化装置」は、サーバとETERNUSテープライブラリ製品の間にインターフェースで接続して使用します。接続インターフェースには、ファイバーチャネルと、SCSIに対応したモデルを用意しています。
  • 「ETERNUS LT270」の他にも、既存のテープライブラリ「ETERNUS LT100 series」と連携ができ、幅広い規模のシステムに対応します。

【販売価格、および出荷時期】

製品名 販売価格(税別) 出荷時期(*)
テープライブラリ「ETERNUS LT270」 1,500万円より 2005年6月30日より
「テープ暗号化装置」 600万円より 2005年6月30日より

(*)LTO Ultrium2テープドライブを搭載したモデルの出荷時期です。LTO Ultrium3テープドライブを搭載したモデルは8月31日より出荷となります。

【販売目標】

「ETERNUS LT270」は今後2年間で、500台の販売を予定しています。

【商標について】

記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

以上

注釈

(注1)従来機比約3倍:
「ETERNUS LT160」テープライブラリとの比較。
(注2)LTO Ultrium3テープドライブを用いて、データを2分の1に圧縮した場合の値。
(注3)3DES(トリプルDES)規格:
DESは、1977年に米国標準技術局により標準規格として認定されたデータ暗号化規格。コンピュータの処理能力向上に伴い暗号を解読される危険性がでたことから、DESの暗号強度を高めた3DESが生まれた。
(注4)AES規格:
3DESの暗号強度をさらに高めたデータ暗号化方式。2000年に米国標準技術局が標準規格として認定。

関連リンク

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