ネットワークシステムは、企業活動をはじめとした社会基盤を担い、ユビキタス時代の到来とともにその応用分野は拡がりをみせ、お客様の経営や社会にとってますます重要なものとなっております。一方、ITシステムとの融合により、ネットワークシステムは年々、高度化、複雑化が進んできております。このような環境の変化に伴い、お客様からはネットワークシステムを中心としたシステムのライフサイクル全体にわたるソリューションへのニーズが高まっております。
富士通では、ネットワークソリューションビジネスを強化するため、体制づくりを進めてまいりましたが、今後も、グループ会社を含めたフォーメーションの革新を進め、お客様起点の体制を強化するため、以下の施策を実施してまいります。
このようなフォーメーション革新の一環として、今般、ネットワークソリューションビジネスの一貫体制の構築と、サービスを軸としたビジネスの拡大、新商品開発の強化を目的に、富士通がFI・NETを完全子会社化することを、両社の取締役会にて決議いたしました。
今回の施策により、お客様へのサービスが向上するとともに、お客様のビジネスの急速な変化によって生じるネットワークシステムへのニーズにも、より迅速かつ的確に対応することが可能となります。また、これによりIT/ネットワークコンバージェンスのビジネスモデルを深化させ、富士通グループの企業価値向上を図ってまいります。