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富士通とシスコ、戦略提携に基づき、次世代ハイエンドルータ
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両社は、2004年12月にルータ・スイッチ分野で戦略提携を行うことに基本合意し、以後ハイエンドルータ向けの最新OS「Cisco IOS XR」の共同開発に着手しています。 今回提供を開始する製品は、効率的で柔軟性に富んだネットワーク構築を加速するIP次世代ネットワークのコアとなるものであり、最大毎秒92テラビットまでシステム拡張が可能です。両社の提携により、日本の通信事業者の厳しい品質要求にお応えすべく、機能強化およびサポート体制強化を実現しました。 |
「Fujitsu and Cisco CRS-1」 (16スロットシャーシタイプ) |
富士通では、あらゆるサービスを統合し、拡大するキャリアIPネットワークに対し、高付加価値創造を実現するため、利用形態に応じたさまざまなアクセス手段やアプリケーションを含むトータルソリューションを提供しています。本日、協業成果を盛り込んだ共同ブランド製品の販売を開始し、さらに高速・大容量・高信頼かつセキュアーなIPネットワークインフラの構築を可能といたしました。
富士通はこれからも、豊富な経験に基づくプラットフォームテクノロジー、システムインテグレーション、システム運用能力を駆使し、通信事業者や企業に対してサーバ、ミドルウェア、ネットワークといったインフラストラクチャーから業務システムまで、エンド・ツー・エンドの最適ソリューションをご提供していきます。
シスコがこれまでグローバル市場向けに実施してきた「Cisco IOS XR」の総合試験に対し、富士通の通信ビジネスでの経験を活かした試験項目を追加し、日本市場での利用形態に則した試験を共同で開始しました。「Cisco IOS XR」は、マルチシェルフ構成に対応した業界唯一の自己回復型OSです。プロセス分散、障害の封じ込め、および「常時稼動」状態でのソフトウェアのアップグレードを可能にします。
同OSの世界の様々な市場への適合性評価を強化するための両社共同によるテストが、特に日本市場での使用を想定した形で開始されました。このテストでは、富士通の通信業界における長年の経験に基づく特別な試験基準を採用しています
両社の高度な技術力を結集することで、日本のサービスプロバイダーや大企業に向けたクリティカルな機能の開発促進が期待できます。また両社は、通信事業者の「IP NGN」に対応した高性能なOSとともに、次の共同ブランド製品として「Fujitsu and Cisco XR 12000シリーズ」を提供する予定です。
ネットワークは、社会基盤や企業ITシステムのライフラインとなっており、製品品質や信頼性に対する要求はますます高まっています。両社は日本のお客様によるこれらのご要望にお応えするため、高可用性機能の強化を実施し、継続して機能拡張を推進していきます。
また、両社は出荷製品のフィールド品質管理を実施し、共同で品質データの分析を行っております。富士通は、シスコのTAC(Technical Assistance Center)と連携し、万一の障害発生時の問題解析と迅速な解決を図るとともに、エンジニアを米シスコに派遣し、障害解析のための緊急対応パスを確立します。両社の戦略提携により、世界トップレベルのネットワーク製品と運用サポートを提供するとともに、お客様の要求により迅速に応えることで、顧客満足度向上を実現してまいります。
本日販売を開始した富士通・シスコ共同ブランドの次世代ハイエンドルータは、下記にてご覧いただけます。
商品名 | 販売価格(税別) | 出荷予定時期 |
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「Fujitsu and Cisco CRS-1」 | 4,691万6千円から (8スロットタイプ本体シャーシのみ) |
2005年6月 |
記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
以上
プレスリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容、お問い合わせ先などは、発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。あらかじめご了承ください。ご不明な場合は、富士通お客様総合センターにお問い合わせください。
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