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[ PRESS RELEASE ](技術)
2005-0045
2005年4月8日
株式会社富士通研究所
フジツウ・ラボラトリーズ・オブ・アメリカ・インコーポレイテッド

グリッドによる、日米間をつないだ大規模研究開発環境の運用を開始

株式会社富士通研究所(注1)(以下、富士通研究所)とフジツウ・ラボラトリーズ・オブ・アメリカ・インコーポレイテッド(注2)(以下、FLA)は、日米の研究拠点にある計算機資源を相互に有効活用するために、グリッドによる大規模研究開発環境を構築し、その運用を開始します。今回の環境構築により、富士通株式会社が社内向けに運用しているシミュレーショングリッド環境は、現在の約3倍となる2000ノード超となります。

【背景】

富士通株式会社と富士通研究所は、2003年2月、富士通研究所が開発したグリッドミドルウェア「CyberGRIP」(注3)を用い、社内設計者向けのシミュレーショングリッド環境を構築しました。現在、700ノードのグリッドシステムとして、これを積極的に利用し、移動通信システムのパラメータ開発、基幹IAサーバ「PRIMEQUEST(プライムクエスト)」用LSIのテストパターン検証、画像処理のアルゴリズム開発などで、開発期間の短縮や工数の削減を実現しています。

【今回の取り組み】

今回、富士通研究所とFLAは、日米の研究拠点にある計算機資源を相互に有効活用するために、グリッドによる大規模研究開発環境を構築し、その運用を開始します。日本側では、富士通研究所でシミュレーショングリッド環境向けに運用している230ノードを1500ノードに増強し、米国側では、新たに54ノードをシミュレーショングリッド環境に参加させます。今回の環境構築により、富士通株式会社が社内向けに運用している社内向けシミュレーショングリッド環境は、現在の700ノードの約3倍となる2000ノード超となります。

今回の取り組みにおいては、ネットワーク負荷の軽減と計算機資源の効率的な利用が課題となりました。これらを、効率的なジョブのキャッシュと、ジョブの実行時間に応じた最適な計算機資源の割り当てにより解決し、計算機資源の有効活用を図っています。

【今後】

順次、日米双方で計算機資源を増強するとともに、今回の取り組みを、欧州、富士通関係会社にも広げ、グローバルに大規模な研究開発環境を構築していきます。

以上

注釈

(注1)株式会社富士通研究所:
社長 村野和雄、本社 川崎市中原区。
(注2)フジツウ・ラボラトリーズ・オブ・アメリカ・インコーポレイテッド:
Fujitsu Laboratories of America, Inc. 社長 林弘、本社 米国カリフォルニア州サニーベール市。富士通研究所の100%子会社で、先進的なVLSI CAD、インターネット、インターコネクトなどの研究を実施。
(注3)CyberGRIP:
富士通研究所が開発したグリッドミドルウェア。富士通株式会社のグリッドミドルウェア製品「Systemwalker CyberGRIP」の母体。

関連リンク

プレスリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容、お問い合わせ先などは、発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。あらかじめご了承ください。ご不明な場合は、富士通お客様総合センターにお問い合わせください。

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