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[ PRESS RELEASE ]
2005年4月6日
富士通株式会社
株式会社富士通アドバンストソリューションズ
株式会社QUICK

窓口セールス支援システムをみなと銀行様と共同開発

〜預かり資産の運用に関するきめ細やかなアドバイスを支援〜

富士通株式会社(代表取締役社長:黒川 博昭、本社:東京都港区、以下 富士通)と株式会社富士通アドバンストソリューションズ(代表取締役社長:広西 光一、本社:神奈川県横浜市、以下 FASOL)はこのほど、預かり資産の運用相談を支援する窓口セールス支援システムを、株式会社みなと銀行様(頭取:西村 忠禧、本店:兵庫県神戸市、以下 みなと銀行)と共同開発しました。

当システムは、株式会社QUICK(代表取締役社長:堀川 健次郎、本社:東京都千代田区、以下 QUICK)の情報サービスと連携したシステムです。

みなと銀行様が新店舗のコンセプトに基づいて4月6日にオープンさせる「阪急六甲コンサルティングプラザ」を皮切りに、4月末までに全店へ展開される予定です。

窓口セールス支援システムは、FASOLの営業支援パッケージ「@Value/Sales Satellite」(注1)をベースに開発しました。みなと銀行様の資産運用アドバイザーがお客様と対面しつつ、パソコン画面で、お取引状況の確認やお勧め金融商品の検討、Webパンフレットによる金融商品の説明など、手続きの確認から説明までを、短時間で行うシステムです。

金融機関では初めて、金融情報サービス会社QUICKの営業店窓口セールスに特化した資産管理型ソリューション情報サービスと連携しています。これにより、お客様の望まれる資産運用について、よりきめ細やかなコンサルティングを支援します。

【窓口セールス支援システム開発の背景】

  1. 投信、公共債、外貨預金など、預かり資産残高が増えている中で、金融機関では、お客様の投資方針やライフスタイルに合わせた、多様な資産運用のアドバイスが求められています。
  2. 外国為替や株式など、金融マーケットの動きと連動している金融商品も多く、お客様へ正確で、鮮度の高い情報提供が必要となっています。
  3. 預かり資産を運用する金融商品は、定期性預金などの従来型金融商品に比べ、大幅に種類が増えています。お客様への説明や手続きも多岐にわたるため、資産運用アドバイザーの負荷軽減のためのセールス支援システムが必要になっています。

【窓口セールス支援システム開発の特長】

みなと銀行様の資産運用アドバイザーからヒアリングした、商談に必要な情報や手順を詳細に分析し、販売のノウハウをシステムに取り入れています。これにより、全店における質の高いサービスを支援します。

加えて、2002年からみなと銀行様が導入し運用している統合データベース(注2)などの既存資産を有効活用することで、約4ヶ月という短期間でのシステム構築を実現しています。

  1. パソコン画面から簡単操作で商談対応

    パソコン画面から、お取引状況の確認や資産運用商品の説明、マーケット情報の確認などが行えます。

    資産運用アドバイザーは、お客様に紹介する資料に加え、資産運用アドバイザー向けの情報を確認しつつ、お客様と対面したまま、商品説明が行えます。さらに、資産運用アドバイザーとお客様へ紹介する情報を明確に分けられます。

  2. 適切なお取り引きを支援

    パソコン画面にて、お客様の最新の預かり資産や取引状況を様々な観点から確認しながら、より良い資産運用の提案が行えます。

    また、コンプライアンスチェック機能によって、リスク商品の販売に関する規定に従った適切なお客様対応を支援します。

  3. 充実した商品情報

    QUICKの資産管理型ソリューション情報サービスと連携し、お客様への説明に必要な情報を提供します。

    • 国内外の株式、債券、金利、為替など主要指標のマーケット情報
    • 基準価格、チャート、運用レポートなどの投信情報
    • ニュースなど
  4. お客様とのコンタクト情報の共有

    コールセンター、窓口、渉外係など、様々なチャネルにおけるお客様との交渉経過や、お勧め金融商品などの情報を共有することで、均質のサービスを提供します。

【富士通とFASOLの今後の取り組みについて】

富士通およびFASOLは、みなと銀行様で稼動した本システムを基にパッケージ製品化し、次世代金融営業店ソリューションの「セールスソリューション」(注3)として、全国の金融機関へ提供してまいります。

【QUICK資産管理型ソリューション情報サービスについて】

資産管理型ソリューション情報サービスは、金融機関様のご相談窓口で求められる「情報」「画面」「操作性」「機能」を実現し、お客様との会話をサポートするものです。

当サービスは、金融商品販売における課題・ニーズなどを通じてサービスを組み立て、お客様毎のご要望にお応えするために、コンテンツやシステム面のカスタマイズに対応いたします。

【みなと銀行様について】

みなと銀行様は、お客様との信頼関係を重視した勧誘方針を心掛け、資産運用セミナーの実施や新商品の紹介など、一人ひとりのお客様に役立つサービスを提供しています。また、投信窓販においては地銀、第二地銀の中でも上位の販売実績があり、お客様からも大きな信頼を得ています。

【商標について】

記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

以上

注釈

(注1)@Value/Sales Satellite
金融機関向け営業支援システム構築のためのパッケージ製品で、携帯端末(PDA)によるモバイル渉外支援や情報登録・管理、キャンペーン管理、などの機能を有する。
(注2)統合データベース
顧客情報や取引情報、コンタクト履歴、等の様々な情報を正規化し、一元化した情報活用のためのデータベース。情報を集中管理するため、セキュリティーも強固である。
(注3)セールスソリューション
金融機関のリテール戦略を営業店の観点からトータルに支援する「次世代金融営業店ソリューション」の一つ。

プレスリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容、お問い合わせ先などは、発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。あらかじめご了承ください。ご不明な場合は、富士通お客様総合センターにお問い合わせください。

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