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[ PRESS RELEASE ](ソフト・サービス)
2005-0056
2005年4月19日
富士通株式会社

中堅企業向けERPパッケージ「GLOVIA-C XI」新発売

〜全社情報の統合により、「経営の可視化」「迅速な意思決定」に貢献〜

当社はこのほど、中堅企業向けでシェアNo.1(注1)のERPパッケージ「GLOVIA-C」の新バージョン「GLOVIA-C XI(グロービア・シー・イレブン)」を、本日より販売開始いたします。

本製品は、「経営のための情報統合」「過去から将来にわたる互換性の保証」「親和性、直感性、操作性を重視したユーザーインターフェース」を特長とします。

これにより会計を中心とした経営のための情報統合を実現し、現場レベルの情報に遡って多面的かつ戦略的な分析をリアルタイムに行うことで、「経営の可視化」「迅速な意思決定」が可能となります。また、旧バージョンから将来にわたっての互換性の保証、操作性互換の維持により、当社従来製品のお客様には、円滑な導入が可能です。加えて、現行の価格体系に新たに「アプリケーションサービス利用料金制」を追加したことで、初期費用の削減・資産のオフバランス化が可能になり、さらに導入が容易になりました。

近年、企業を取り巻く経営環境は複雑化するとともに、変化のスピードもますます早くなり、その競争は厳しさを増しています。そうした中、企業が継続的に発展するためには、「経営の可視化」と「迅速な意思決定」が不可欠であり、そのためには、ITを活用した社内情報の集約とともに、市場ニーズに対する仮説構築と検証作業をスピーディーに行うことが重要です。

この課題認識は、企業規模を問わず定着しつつありますが、特に中堅企業においては企業競争が厳しく、少ない投資でいかに高い成果を上げるかが求められています。

今般、上記の課題に対応すべく各種機能強化を行った、中堅企業向けERPパッケージ「GLOVIA-C XI」を新たに販売開始いたします。

本製品は、会計情報システム、人事給与システム、生産情報システム、販売情報システムから構成され、具体的には、以下の特長があります。

  1. 経営のための情報統合

    会計情報につき、各業務システム独自の簡略化を行わず、取引明細レベルの生データを持たせることにより、リアルタイムな情報連携、閲覧、分析が可能となり、「FDWH(注2)」による様々な切り口での分析が可能です。

  2. 過去から将来にわたる互換性の保証

    旧バージョン「GLOVIA-C V10」、従来からオフコンで提供してきた会計ソフト「CAPSEL」の機能を包含し、確実な資産継承が可能です。また次世代以降の製品についても互換性を保証します。

  3. 親和性、直感性、操作性を重視したユーザーインターフェース

    業務のやり方を大きく変えることなく新たな環境を実現すること(親和性)、様々な機能の中から目的の機能を迷うことなく選べること(直感性)、出来るだけ少ないオペレーションで操作が行えること(操作性)を意識しました。

加えて、現行の価格体系に、新たにパッケージ本体とパッケージ保守サポート料金を一体化した価格制度「アプリケーションサービス利用料」を追加しました。月額または年額払いとすることで、お客様は少ない初期投資で本製品を導入することができます。これにより「資産」扱いから「経費」への算入が可能となり、資産のオフバランス化が可能となります。

本製品の導入・運用については、2002年4月に発足したERP専門のパートナー制度である「GLOVIAパートナー・プログラム」参加企業67社、認定コンサルタント延べ900名がサポートします。業務コンサルティングから導入作業、カスタマイズ開発、稼動後の運用フェーズまで一貫してお手伝いします。

「GLOVIA-C XI」については、すでに、株式会社京阪百貨店様など10社で採用が決定しています。

【販売価格、および出荷時期】

[パッケージ販売]
製品名 販売価格(税別) 出荷時期
会計情報システム 30万円より 7月29日
人事給与システム 50万円より 7月29日
生産情報システム 50万円より 7月29日
販売情報システム 未 定 第3四半期より

[アプリケーションサービス利用料金制]
製品名 販売価格(税別) 出荷時期
会計情報システム 月額8,700円より 7月29日
給与情報システム 月額1万6,600円より 7月29日
尚、他の製品については、随時、提供予定です。

【販売目標】

今後3年間にGLOVIA-C全体で8,000サイト。

【本製品の特長】

  1. 経営のための情報統合

    大企業向けのGLOVIAで実績がある「FDWH」を採用したことにより、財務諸表の作成から会計情報の分析まで、財務会計、管理会計の両面にわたって、整合性の取れたデータでの正確な報告・分析が可能になります。

    また、「業務間ドリルスルー」機能により、会計・人事・生産・販売システムの情報を一元的に管理し、リアルタイムでのデータ参照・分析が可能になります。これにより販売管理の売上伝票など、各業務システムにのみ存在する現場の詳細情報へのアクセスが可能になり、よりビジネスの実態を反映した事業戦略の策定が可能になります。

  2. 過去から将来にわたる互換性の保証

    旧バージョン「GLOVIA-C V10」、従来からオフコンで提供してきた会計ソフトウェア「CAPSEL」の機能を包含しており、これまでの資産を確実に継承できます。また今後登場する次世代バージョンについても「GLOVIA-C XI 」との互換性を保つことを保証します。「変わらないけど進化する」をコンセプトに、既存のメリットはそのままに、さらに新技術を取り入れてシステムを進化させることができます。

  3. 親和性、直感性、操作性を重視したユーザーインターフェース

    業務のやり方を大きく変えることなく新たな環境を実現すること(親和性)、様々な機能の中から目的の機能を迷うことなく選べること(直感性)、出来るだけ少ないオペレーションで操作が行えること(操作性)を意識しました。

    また、メニューのフォントの大きさや画面構成など、ユーザーインターフェースについても細かな配慮を加え、使いやすいシステムを実現しました。

  4. その他
    • 減損会計等、制度変更に迅速に対応することで、常に最新の制度に則した会計報告を可能にします。
    • 会計システムでは、e-Tax連携機能により、インターネットを使って税務申告が簡単にできます。また給与システムでは、管理対象者(正社員とアルバイト)100名単位の低価格ライセンスを用意しました。
    • 生産情報システムは、標準品繰返生産、オプション受注生産、個別受注品生産などに対応しています。また、日本語、英語、中国語の3言語で動作し、企業の海外展開に対応しています。

【GLOVIAコンサルティング・パートナー様からのコメント】

「会社の目的は何?」という問いに対する答えは、人によって異なるかもしれませんが、本来「会社」である以上、その目的は「利益の追求」にあるはずです。「利益の追求」という目的を達成するためには、まず会社の現状を正しく認識すること。それをもとにして将来へと続く行動計画を作成していくことが重要です。さらに計画の実行過程においても絶えず現状を把握して、行動計画の進捗を管理、修正していく必要があります。

この現状認識のツールこそが会計情報であり、それは「会計情報システム」からもたらされます。

経営者はタイムリーに意思決定の役に立つ会計情報を提供してくれること。経理部長は制度・管理会計の両面から使いやすいこと。経理担当者は操作性が優れていること、と会社の各層によって「会計情報システム」に対するニーズは異なります。

これらの複数のニーズに対応している会計情報システムがGLOVIA-C XIです。GLOVIA-C XIは会社の利益追求に貢献するものと確信しています。

朝日ビジネスソリューション株式会社
公認会計士 山中 一郎 様コメント

【動作環境】

サーバ: PRIMERGYシリーズ
Windows ServerTM2003, Windows® 2000 Server
クライアント: FMVシリーズ または Windows® 2000 Professional, XPが動作するAT互換機

【関連ホームページ】

【商標について】

記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

以上

注釈

(注1)中堅企業市場向けでシェアNo.1 :
「2003-2004 ERP市場の実態と戦略展望」矢野経済研究所(2004年3月)
(注2)FDWH(ファイナンシャルデータウェアハウス(Financial Data WareHouse)):
販売管理・生産管理・給与計算など、基幹システムの”カネ”情報を、明細のまま集約することなく蓄積する、高速・大容量のデータウェアハウス

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