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[ PRESS RELEASE ](プラットフォーム)
2005-0047
2005年4月12日
富士通株式会社

企業向けデスクトップパソコン「FMV-ESPRIMOシリーズ」を新規提供

〜グローバルブランドに刷新し、全ラインナップでセキュリティ機能を強化〜

当社は、企業向けデスクトップパソコン「FMV-ESPRIMO(エスプリモ)シリーズ」、全6シリーズ20機種の販売活動を4月12日から開始します。USBなどの各種ポートを無効とし、不正な情報の持ち出しを防止する「Portshutter(ポートシャッター)V1 rel.2」を全機種に標準添付し、セキュリティ機能を強化しています。また、今回より新ブランド「FMV-ESPRIMO」を採用し、グローバルブランドとして展開してまいります。

情報漏洩問題や2005年4月からの個人情報保護法の全面施行を背景に、企業の機密情報や個人情報の保護は重要な課題となっています。

「FMV-ESPRIMOシリーズ」では、USBやシリアル、パラレルポートなどを無効とし、情報の不正な持ち出しを防ぐ「Portshutter V1 rel.2」を全機種で標準添付します。さらに、コンパクトな新筐体を採用した新シリーズ「D5200」では、内蔵フロッピィディスク非搭載モデルを用意しています。これらにより、情報漏洩の危険を低減するためのセキュリティ機能の強化を図っています。

また、富士通グループでは企業向けデスクトップパソコンのブランドを「ESPRIMO」へグローバルに統一してまいります。


「FMV-ESPRIMOシリーズ」

【本製品の特長】

  1. セキュリティ機能の強化
    • 本体のUSBや記録型光学ドライブ等の接続を無効とし、データの不正な持ち出しを制限する「Portshutter V1 rel.2」を全機種に標準添付しています。USBポートについては、単に無効にするだけではなく、管理者が定めたUSB機器のみ利用可能にする設定も可能です。
    • データ実行防止(DEP:Data Execute Prevention)機能(注1)に対応し、バッファ・オーバーフロー(注2)を悪用したウイルスの感染を防ぎます。
    • パソコン廃棄や譲渡の際に、ハードディスク上に記録されているデータの流出を防ぐ「ハードディスクデータ消去ツール」を全機種に標準添付しています。OSによる削除やフォーマットでは消去しきれないデータも、従来の1回書込方式に加えてNATO規格準拠の書込方式(注3)などを選択できる本ツールをご使用いただくことにより、パソコン廃棄後の情報漏洩リスクを減らすことが可能です。
    • パソコン本体のセキュリティレベルを飛躍的に向上させる「セキュリティチップ」や、複数のID/パスワードが格納できる「スマートカード」、本体カバーそのものに施錠することができる「本体カバーキー」などがカスタムメイドで選択可能(注4)です。
  2. 新筐体のコンパクト型「D5200」をラインナップに追加
    • 新シリーズ「D5200」では、フロッピィディスクやMOドライブが選択可能な3.5インチベイや拡張カードを追加できるPCIスロットなど優れた拡張性を備えながら筐体容量約9.9リットル台のコンパクトな筐体を実現しています。内蔵フロッピィディスク非搭載モデルでは、フロッピィディスクでのデータ持ち出しを防ぎます。
  3. 信頼性の追求
    • 1台のHDD上で定期的な自動バックアップと瞬時の復旧を可能にする、株式会社ネットジャパン提供のバックアップツール「StandbyDisk Solo (スタンバイ・ディスク・ソロ) 2.1」を、カスタムメイドで選択できます。本ソフトは、システム使用領域と同容量をスタンバイ・エリアとして確保し、更新内容を定期的に保存することで、ウイルス感染時や万一のシステムトラブル時にも最終バックアップ時の状態に簡単かつ非常に短時間で復旧できます。
    • ミドルタワー型「W5200」、コンパクトスリムタワー型「E5200」、コンパクト型「D5200」では、ハードウェアRAID1(ミラーリング)機能搭載の「IDE-RAIDモデル」を用意しています。大容量80GB HDDを本体に2基搭載し、データを完全に二重化することで、万一のHDD故障時にデータ損失を防ぎます。
  4. 使いやすさの追求
    • 画面に表示される文字やアイコンなどの大きさを、手軽に3段階に拡大できる「FM拡大ツール」を全機種で標準添付し、画面の見やすさを向上させています。
    • 工具不要で本体カバーの開閉が行える「イージーアクセス筐体」を採用し、メモリやHDDなどの増設が簡単に行えます。
    • 標準装備の連動式サービスコンセントにより、本体の電源からディスプレイの電源切断が可能です。電源コンセントを効率的に使うとともにディスプレイ電源の消し忘れを防止します。
    • 当社独自のファン制御技術により、パソコン本体内の温度変化に合わせてリアルタイムで冷却ファンの制御を行い、騒音と温度の両方に配慮しています。システム待機時には「人のささやき声」(30デシベル)よりもさらに低い23.5デシベル(注5)を実現します。

【新グローバルブランド「ESPRIMO」を採用】

富士通グループでは企業向けデスクトップパソコンのワールドワイドでの認知度を高めるため、企業向けデスクトップパソコンのブランドを「ESPRIMO」に統一してまいります。「ESPRIMO」とは、「ESPRIT」(機知に富んだ)、「EXPRESS」(表現する)、「PRIME」(最高の)の各言葉の意味を込めた造語です。

なお、当社WEBショッピングサイト「WEBMART」にてお求めやすい価格で提供している「FMVバリューライン」については、基本性能を強化した省スペース型「C3200」1機種、コンパクトスリムタワー型「E3200」1機種を新たに提供します。これらの機種には、「StandbyDisk Solo RB(スタンバイ・ディスク・ソロ・アールビー)」を標準添付しています。

【希望小売価格、および提供時期】

・コンパクト型「FMV-C5200」のカスタムメイド最小構成(注6)の場合
製品名 希望小売価格(税別) 提供時期
FMV-C5200 7万8,000円 5月中旬より
(その他の機種を含めた標準構成、および提供時期については、添付資料をご参照ください)

【関連ホームページ】

製品紹介ホームページ“FMWORLD.NET”:http://www.fmworld.net/biz/

【商標について】

記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

【添付資料】

発表製品一覧: (PDF: 69KB)

以上

注釈

(注1)データ実行防止(DEP:Data Execute Prevention)機能:
インテル社のエグゼキュート・ディスエーブル・ビット機能を搭載したCPUとWindows XP Service Pack2 の組み合わせによって、悪意のある「バッファ・オーバーフロー」攻撃を防ぐ機能。「FMV-C5200」「FMV-K5200」を除く全機種で選択可能。
(注2)バッファ・オーバーフロー:
プログラムが確保したメモリサイズを越えて文字列が入力されるとメモリ領域があふれ、予期しない動作が起きる現象。
(注3)NATO規格準拠の書込方式:
HDDに7回の上書きを行うことで、元々記録されているデータを限りなく復元不可能な状態にするデータ消去方式。
(注4)カスタムメイドで選択可能:
セキュリティチップは「FMV-C5200」「FMV-C5100」を除く全機種で選択可能。スマートカードは「FMV-C5100」を除く全機種で選択可能。本体カバーキーは「FMV-C5100」「FMV-K5200」を除く全機種で選択可能。
(注5)23.5デシベル:「FMV-C5200」での当社測定値(本体稼動時)。
(注6)カスタムメイド最小構成:
インテル® Celeron® Dプロセッサ330(2.66GHz)、メモリ256メガバイト(DDR SDRAM)、HDD40GB、最大24倍速CD-ROM、1000BASE-T LAN、Windows®XP Home Edition、キーボードなし。

関連リンク

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