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ユビキタス時代の情報表示する壁「UBWALL」を開発
【開発の背景】ユビキタス社会は、モバイルPCや携帯電話などの携帯機器で情報を持ち歩くだけではなく、その場の身近にある機器から状況に合わせて必要な情報を取り出す世界になると考えられています。 一方、現在公共施設や店舗など大勢の人が集まる場所で、大画面ディスプレイを使った情報提供サービスの導入が始まっています。 【課題】現在の大画面ディスプレイを用いた情報表示システムは、表示される情報が一方的かつ画一的です。また情報量が多く、利用者が自分に必要な情報を見つけにくいという問題があります。利用者に必要な情報を提供するためには、システム側で個人の嗜好、状況などの情報を取得する必要があります。 【開発したシステム】今回開発したシステムは、壁などに設置する大画面ディスプレイと、8個の連携したRFIDリーダを組み合わせたものです。 8個の連携したRFIDリーダにより、RFIDチップが内蔵されたカードや携帯電話をかざしメニューを選択してもらうことで、個人個人の状況に合わせた情報を提供することが可能です。個人を特定するような情報は表示しないようセキュリティ面にも配慮しています。 また、無線LANによりクーポン券やサンプルデータを発信し、携帯電話などの端末でダウンロードしてもらう機能を搭載しています。逆に利用者がメッセージをディスプレイに表示させることも可能です。 さらに、赤外線センサーにより、利用者が近づくと表示内容を変えることもできます。 これらにより、不特定多数を対象とした一般情報を表示しながら、利用者の簡単な操作により、その人にあった情報を提供する一覧性と詳細表示の組み合わせが可能になります。 【効果】今回開発したシステムにより、多くの人が集まる場所での案内・広告・受付などの業務が簡単な操作で可能となり、大画面を利用した集客・宣伝効果の増大、顧客サービスの質的向上が期待できます。「UBWALL」を活用したサービス例は以下のとおりです。
【今後】今後、サービス内容の具体化、PDPや液晶など各種の大型ディスプレイを用いたスタンドアロン型装置の開発などを継続して行い、2005年度中の実用化を目指します。また、複数の人が同時に利用できるようにするなど機能の拡充を図ります。 以上 注釈
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