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Japan
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News Release
2005年1月18日
富士通株式会社
日本オラクル株式会社

富士通が星光堂の物流基幹システムを刷新

〜富士通のプラットフォームとオラクルの最新データベース・クラスタリング技術によりシステムの高信頼/拡張性を実現〜

富士通株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:黒川博昭、以下 富士通)と日本オラクル株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:新宅正明、以下 オラクル)は、株式会社星光堂(本社:東京都板橋区、代表取締役社長:飯原博、以下 星光堂)様の物流基幹システムを再構築し、新システムが10月31日より稼動したことを発表します。

新システムは、富士通が受注し、富士通とオラクルの最新技術を用いて、富士通がシステム基盤とバッチプログラムを開発しました。業務アプリケーションについては、星光堂のグループ企業である株式会社プラネットが開発を行いました。

【株式会社星光堂のシステム】

星光堂は音楽・映像ソフトを主に扱う卸売業者として、業界最大規模の在庫数量(CD約100万枚,DVD約60万枚)を保有し、約4,000店という業界最大規模の得意先様に対して物流業務を行っています。そのシステムは、24時間無停止型のシステムで、1日のデータ量は平均7万件、最大18万件、基本商品点数は55万件に達するシステムです。

【旧システムの課題と新システム採用の理由】

星光堂は、1984年に富士通のメインフレームを使用した物流基幹システムを構築し使用してきました。事業を発展させ拡大に伴いお客様の様々なご要望に応えるため、システムの性能向上と運用の柔軟性が課題となっていました。

新システムは、物流システムとして安定稼働が最重要でした。そのため、万が一障害が発生しても速やかなリカバリーが可能であること、メインフレームからオープンシステムへ一度に移行することは困難なためメインフレームの資産を生かした連携が可能で、運用保守費用が大幅に増えないことから富士通とオラクルの最新技術が採用されました。また、富士通のIT基盤で実現する高性能・高信頼・高品質なソリューションとオラクルとの協調関係、そして富士通RACインテグレーションセンターにおける活動(注1)やシステム構築サービスでの実績と高い技術力が評価され、新システム基盤は富士通が構築しました。

【新システムについて】

新システムのインフラは、富士通のIT基盤TRIOLE(トリオーレ)の主要製品により構成されています。アプリケーションサーバには、IAサーバ「PRIMERGY (プライマジー)」、 データベースサーバにはUNIXサーバ「PRIMEPOWER (プライムパワー)」、高信頼基盤ソフトウェア「PRIMECLUSTER(プライムクラスタ)」、ストレージシステムにはディスクアレイ「ETERNUS (エターナス)」が採用されています。

データベ−スソフトとして「Oracle Database 10g」とそのクラスタ技術「Oracle Real Application Clusters 10g」、アプリケーションサーバソフトとして「Oracle Application Server 10g」が採用されています。オラクルの技術を採用してシステムの開発基盤を構築することで、運用管理のコスト削減と業務の多様化、星光堂様のお客様のご要望に柔軟に対応するシステムを実現しています。

【新システムの今後】

星光堂は、現在メインフレームで稼動している各システムを順次オープン化します。新システムの運用と管理機能を充分に活用し、運用コストの削減を目指します。

【日本オラクル株式会社について】

日本オラクル株式会社は、オラクル・コーポレーションの日本法人として1985年に設立されました。国内を拠点とした情報システム構築のためのソフトウェア製品、ソリューション、コンサルティング、サポートサービス、教育の事業を展開しています。1999年2月5日に店頭市場へ株式公開、2000年4月28日に東証一部上場。従業員数1,448名。(2004年5月末現在)

【本システムに使用した製品やソリューション】

  • 「TRIOLE」

    「TRIOLE」は社会・企業活動に要求される「ビジネスの成長・拡大」「スピーディーな業務構築」「システムの安定運用とTCO削減」を実現する富士通のIT基盤です。

  • 「PRIMERGY」

    富士通のIAサーバ「PRIMERGY」は、Windows ServerとLinuxをサポートするインテル社製CPUを搭載したサーバです。小規模システムから大規模システムまで、適材適所で活躍する拡張性と信頼性を備えた製品です。

  • 「PRIMEPOWER」

    富士通が開発した「SPARC64(TM) V」プロセッサに、基本ソフトウェアとして、Solarisを採用したUNIXサーバで、富士通がこれまで大型汎用機の開発で培ってきた高信頼性機能と最大128CPUまで拡張可能な卓越したスケーラビリティを備えています。
    http://jp.fujitsu.com/platform/server/primepower/

  • 「PRIMECLUSTER」

    高い可用性が要求される企業の基幹業務などの構築に最適な高信頼基盤ソフトウェアで、クラスタリング技術と冗長化技術により、サーバ/ストレージ/ネットワークを高可用化し、システム全体の高信頼化を実現いたします。
    http://jp.fujitsu.com/platform/server/primepower/products/soft/primecluster/

  • 「ETERNUS」

    情報システムにおけるデータの格納・保管と管理の効率化を実現するストレージ製品群で、ディスクアレイ、テープシステムから、ストレージの運用管理を行うストレージサーバまで、高性能/高信頼な幅広い製品をラインナップしています。
    http://storage-system.fujitsu.com/jp/

  • 「Oracle Database 10g」

    「Oracle Database 10g」は小規模サーバから最大規模のSMPサーバ、クラスタからエンタープライズ・グリッドまで、全ての環境において効率的に実装できるように設計されています。自動化されたチューニング・管理機能により、作業の効率化とコスト削減を可能にします。ビジネス上の情報からOLAP、XML 文書、空間・位置情報まで、全ての既存データをネイティブで管理し、オンライン・トランザクション処理、ビジネス・インテリジェンス、データウェアハウス、コンテンツ管理アプリケーションなどでの活用を支援します。

  • 「Oracle Real Application Clusters 10g」

    世界で圧倒的なシェアを誇るオラクルのデータベース管理ソフトの「キャッシュフュージョン」アーキテクチャーに基づく新しいデータベース・クラスタリング機能です。従来のデータベース・クラスタリング機能では、ノード数の増加に従ってノードあたりの性能に劣化が生じていましたが、この新機能によりノード数の増加に対して正比例した性能を確保することができます。「Oracle Real Application Clusters」によるノードの追加は単にシステム全体の性能向上をもたらすだけではなく、単一もしくは複数のノードの障害が発生しても、残りのノードで運用が継続できることで信頼性の向上をもたらします。

  • 「Oracle Application Server 10g」

    オラクルの最新アプリケーション・サーバ製品。「Oracle Application Server」を利用することにより、管理者は、サーバ利用率やエンドユーザーの応答時間といった情報に基づいてコンピューティング・キャパシティを調整することができます。また、月末の給与計算処理や四半期末ごとの決算処理など、あらかじめスケジュールしておいたイベントに応じた調整を行うことが可能なため、コンピュータリソースの有効活用が可能となります。

【商標について】

記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

以上

用語解説

(注1)富士通RACインテグレーションセンターにおける活動:
富士通の強力なハード・ソフトプラットフォーム製品と技術力をOracle RACとの連携にターゲットを絞り、お客様にトータルなシステムインテグレーション支援を提供。お客様と一緒に最適なソリューションを導き出す。

関連リンク

プレスリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容、お問い合わせ先などは、発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。あらかじめご了承ください。ご不明な場合は、富士通お客様総合センターにお問い合わせください。

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