| [ PRESS RELEASE ]（電子デバイス） |
2004-0206
2004年11月8日
富士通株式会社 |
高機能携帯電話に最適な高速・大容量擬似SRAMを新発売
〜COSMORAM Revision3仕様に準拠した128メガビット モバイルFCRAM®〜
近年、デジタルカメラや動画配信などのマルティメディア機能を搭載した携帯電話の高機能化に伴い、メモリデータ転送速度の高速化が求められています。このような状況を踏まえ、当社では、2003年5月に32メガビットおよび64メガビット、同年8月に128メガビット、バーストモード搭載モバイルFCRAMを発売し、急激に普及している第三世代を含む高機能携帯電話向け擬似SRAMのパイオニアとして市場の確立・発展を牽引してきました。
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MB82DBS04314C |
この程開発しました「MB82DBS04314C」および「MB82DBS08164C」は、1.8V単一電源で108メガヘルツ（以下、MHz）の高速動作が可能なため、携帯電話用メモリにおいて、さらなる低消費電力化やデータの読み出し・書き込み動作の高速化を実現します。また、「MB82DBS04314C」は、データバス幅を32ビットに拡張したアドレス・データ・マルチプレックス・バス(注4)の採用とクロック周波数の向上により、当社従来品(注5)と比べ約3倍のデータ転送速度を実現します。同時に端子数の削減を実現したため、お客様製品のボード設計を容易にします。
当社では今後とも、お客様のアプリケーションに最適なメモリ製品を開発し、提供していきます。
【販売価格、および出荷時期】
| 製品名 |
価格(税込) |
出荷時期 |
| 「MB82DBS04314C」 |
1,500円 |
2004年12月1日 |
| 「MB82DBS08164C」 |
1,500円 |
2004年12月1日 |
【販売目標】
【本製品の特長】
高機能携帯電話に最適
- 32ビットデータバスの採用により、従来の16ビットデータバスと比較して
2倍の高速データ転送速度を実現（MB82DBS04314Cのみ対応）することができます。
- 搭載しているバーストモードにより、108MHzクロックでの連続読み出し、お
よび連続書き込みが可能です。
- その結果、当社従来品と比べ約3倍の高速データ転送を実現し、第三世代を含む高機能携帯電話に多く搭載されているデジタルカメラや動画配信などのマルティメディア機能などの高速処理を可能にします。
携帯電話のバッテリ保持時間の向上に貢献
- 1.8V単一電源により、動作電流を削減することができます。
- 携帯電話の待ち受け時の電流を最大300マイクロアンペアに抑えました。さらに、パワーダウン機能（スリープモード、パーシャル・パワーダウンモード）を使用することにより、待ち受け時の電流を大幅に削減することが可能です。
【主な仕様】
| 型格 |
MB82DBS04314C |
MB82DBS08164C |
| 容量 | 128メガビット |
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| I/O構成 | 32ビットアドレス・
データ・マルチプレックス | 16ビット |
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| 動作電源電圧（VDD） | 1.7〜1.95 V |
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| バースト動作周波数 | 108MHz |
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| クロックアクセスタイム（tAC） | 最大6ナノ秒 |
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| ランダムアクセスタイム（tCE） | 最大70 ナノ秒 |
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| スタンバイ電流（IDDS1） | 最大300マイクロアンペア |
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| パワーダウン電流（IDDPS） | 最大10マイクロアンペア |
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【商標について】
記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
以上
 128メガビット・モバイルFCRAMの特徴比較
[クリックすると拡大表示されます]
 COSMORAM&モバイルFCRAM Roadmap
[クリックすると拡大表示されます]
注釈
- （注1）Common Specifications for Mobile RAM（略称、COSMORAM）：
- バースト機能を搭載した、株式会社東芝、NECエレクトロニクス株式会社、当社の3社共通の擬似SRAM仕様。Revision3を、2004年9月6日に3社で共同発表。
- （注2）バーストモード：
- システムクロックに同期した連続高速読み出し・書き込み可能な動作モード。必要なデータの最初のアドレスを指定するだけで、そこから連続した一定のアドレスのデータを高速に読み出せる機能。
- （注3）FCRAM（Fast Cycle Random Access Memory）：
- 当社独自開発の高速・低消費電力型の次世代メモリコア。モバイルFCRAMは、FCRAMコアにSRAMインターフェースを搭載した擬似SRAM。
- （注4）アドレス・データ・マルチプレックス・バス：
- アドレス端子とデータ端子を共通化したもの。両端子を共通化することにより、端子数の削減が可能となり、ボード設計が容易。
- （注5）当社従来品：
- MB82DBR08163A (128メガビット、16ビットデータバス、動作クロック周波数75MHz、COSMORAM Rev.2に準拠しバースト機能を搭載したモバイルFCRAM)。
関連リンク
 MB82DBS04314C (JPEG: 296KB)
プレスリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容、お問い合わせ先などは、発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。あらかじめご了承ください。ご不明な場合は、富士通お客様総合センターにお問い合わせください。
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128メガビット・モバイルFCRAMの特徴比較
COSMORAM&モバイルFCRAM Roadmap
