|
||
|
|
情報サービスとIP電話サービスを連携するミドルウェアを開発〜Parlay X Web Services仕様に準拠、音声活用サービスも容易に構築可能 〜
株式会社富士通研究所と富士通株式会社は、今回開発したミドルウェアを用い、10月4日から日本(東京)・韓国・イギリス・アメリカの4カ国で実施されているVoIP相互接続試験イベント「GMI2004」(注4)の上位サービス相互接続検証実験に参加し、複数ベンダー間で開発されたIP電話と連携する上位アプリケーションの動作検証を行います。 【開発の背景】現在、VoIP(Voice over IP)技術の進展によりIP電話サービスの本格展開が進み、電話サービスが、情報サービスと同じIPネットワーク上に統合されつつあります。今後は、ネットワーク上の統合だけにとどまらず、Web上の営業スケジュールをベースに対応可能な営業に着信転送をするなど、サービス面においても情報サービスと電話サービスの融合が進み、付加価値の高い新しいサービスが登場すると考えられます。 【課題】従来、電話サービスでは、呼制御を管理するサーバや位置情報を管理するサーバが、それぞれ異なるインターフェースを使用していたり、開発環境が特殊であったりするなど、開発には多くの工数が必要でした。また、発信や着信はサーバによって制御可能であっても、音声のデータについては端末間で直接送受信されるため、サーバ側で通話録音をするといった、音声を活用した高度のサービスを実現することは容易ではありませんでした。 【開発したミドルウェア】今回開発したのは、情報サービスとIP電話サービスの統合を容易にする通信制御ミドルウェアです。開発したミドルウェアの特長は下記の通りです。
【効果】今回開発したミドルウェアにより、サーバ上での電話履歴管理、通話内容を含む顧客情報管理、IP電話を介した連絡手段の効率化や高度化など、電話サービスと連携した付加価値の高いサービスを、既存のシステムや新規の情報システムと連携させながら、短期間に構築・提供することが可能となります。 今回開発したミドルウェアは、既存のIP電話サービス上にサードベンダーが付加サービスを開発・提供することも容易であるため、新たな電話サービスビジネスの実現にも貢献するものです。 【今後】GMI2004などの相互接続実験を通じた実証的な性能検証と改良を進めると同時に、サービス連携機能のさらなる強化を行い、富士通株式会社のテレコムソリューション向けのミドルウェアとして早期製品化を目指します。 以上 [クリックすると拡大表示されます] 注釈
関連リンク
プレスリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容、お問い合わせ先などは、発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。あらかじめご了承ください。ご不明な場合は、富士通お客様総合センターにお問い合わせください。 |
|