[ PRESS RELEASE ](プラットフォーム) |
2004-0201
2004年10月26日
富士通株式会社 |
最大記憶容量8PB「ETERNUS バーチャルディスクライブラリ」システム新発売
〜情報をライフサイクルに応じて効率的に保存し、最大90%ものコスト削減を実現〜
本システムは世界で初めて、ディスクアレイのアプリケーションを、テープライブラリ上でも利用可能にしたシステムです。これにより、現在運用中のディスクアレイシステムの設定を変更せずに、安価なテープライブラリをディスクアレイと同じ環境で利用できます。お客様はテープライブラリの活用により、最大8PBものデータ保存が可能になるとともに、全てのデータをディスクアレイに保存した場合と比較して、保存コストを最大で90%削減できます。
「ETERNUSバーチャルディスクライブラリ」システムは、新規開発のバーチャルディスクコントローラー「ETERNUS VD800」と、大容量、高性能テープライブラリ「ETERNUS LT160」の組み合わせで構成されています。
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ETERNUS VD800 バーチャルディスクコントローラー |
【本システムの特長】
8PBの巨大ディスクスペースを提供
本システムは、LTO技術(注2)に対応した大容量テープライブラリ「ETERNUS LT160」の採用により、最大8PBの莫大なデータを保存できます。加えて、安価なテープライブラリを活用した本システムは、文書・帳票の電子保存や実験・観測データなどの大量のデータを低コストで保存できます。
階層制御プロセッサにより、効率的なデータ保存や運用を実現
本システムは、階層制御プロセッサを搭載しており、アクセス頻度やアクセススピードに応じて、バーチャルディスクコントローラー「ETERNUS VD800」内のディスクアレイやテープライブラリ「ETERNUS LT160」のテープに自動的にデータを保存します。さらに、本システムを構成するストレージ装置の耐用年数が近くなると、本プロセッサがデータを自動的に新世代の装置へ移行するなど、情報をライフサイクルに応じて適切に管理します。
高い信頼性
本システムでは、テープライブラリ内の異なるテープや複数のテープライブラリにデータを二重に書き込むことにより、データの高い信頼性を実現しています。また、テープへのアクセス頻度を監視し、高頻度アクセスにより耐用年数が近づいたテープのデータを、自動的に新規のテープにコピーし、お客様のデータを確実に保存します。
【販売価格、および出荷時期】
システム名 |
販売価格(税別) |
出荷時期 |
「ETERNUS バーチャルディスクライブラリ」 |
6,498万円より |
2005年1月31日より |
【販売目標】
【市場動向】
企業、自治体などの情報システムにおけるデータ量は年々大幅に増加しています。また、文書・帳票の電子保存に関する法律(通称「e-文書法」)の制定が検討される中、ストレージシステムには、あらゆるデータを長期間に渡って保管できる拡張性と、保管コストのいっそうの削減が求められています。
【商標について】
記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
以上
注釈
- (注1)最大で90%の大幅なコスト削減:
- 1PBのデータを全てディスクアレイに保存した場合とバーチャルディスクライブラリに保存した場合の保存コストの比較。
- (注2)LTO(Linear Tape-Open)技術:
- 大容量、高性能を目指したテープ規格。「ETERNUS LT160」が搭載するテープドライブはLTO規格の第二世代であり、テープ1本当たり最大200ギガバイト(ギガは10億)の容量と毎秒最大35メガバイト(メガは100万)の転送能力を持つ。
関連リンク
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