|
[ PRESS RELEASE ](プラットフォーム) |
2004-0916
2004年10月21日
富士通株式会社 |
ディスクアレイ「ETERNUS6000」のラインナップを一新
〜最上位モデルが10万IOPSを達成し、世界最高性能をさらに更新〜
当社は、新ラインナップとして、ミッションクリティカルシステムに対応する高性能・高信頼性な「ETERNUS6000」を一新します。新モデルは、当社のメインフレームなどとの高速・大容量のデータ転送が可能なFCLINK(注2)と、オープンサーバと接続したストレージをIPネットワーク上で統合できるiSCSIを同時にサポート(注3)します。また、FCLINKのサポートにあわせて、当社製メインフレーム「GS」シリーズとマルチサーバ「PRIMEFORCE(プライムフォース)3000」シリーズ対応の「ETERNUS FCLINKスイッチ」を提供します。
|
ETERNUS6000 |
【本製品の特長】
世界最高性能を達成
最上位モデルである「ETERNUS6000 モデル1100」は、3.2ギガヘルツ(GHz)の高速プロセッサ、128ギガバイト(以下GB,ギガは10億)の大容量キャッシュメモリ、およびディスクアレイ内部の高速データ転送を実現するスイッチ接続方式の採用により、従来のモデルで記録した世界最高性能(6万9千IOPS)を約40%上回る10万 IOPSを達成しました。
最大306TBの大容量記憶スペースで、より大規模なシステム統合が可能に
300GBの大容量ディスクドライブの搭載により、ディスクアレイ1台当たりのデータ記憶容量を最大で306TBに拡張しました。これにより、お客様は、より大規模なシステム統合が可能です。
FCLINKによる高速データ転送を実現、メインフレームのバックアップが容易に
当社製メインフレーム「GS」シリーズやマルチサーバ「PRIMEFORCE3000」シリーズとの高速・大容量のデータ転送が可能なFCLINKをサポートします。FCLINKは毎秒最大200メガバイト(以下MB,メガは100万)の転送能力を持ち、大容量のデータ転送が必要なバックアップなどの時間を大幅に短縮できます。また、OCLINK(注4)や電気チャネルをFCLINKに統合したことにより、インターフェースの本数を削減し、いっそうの省スペース化を実現しました。
IPネットワークによる低価格なストレージ統合
オープンサーバと接続したストレージをIPネットワーク上で統合できるiSCSIを新たにサポートします。これにより、IPネットワーク機器を活用した低価格なストレージ統合が可能になります。
高信頼性なシステム運用
全モデルで、高い信頼性を実現する機能・設計構造を継承しています。たとえば、装置内データの整合性の保証や、コントローラーを最大4台搭載するなど、さまざまなコンポーネントの冗長化によるデータ保護などを行えます。
【販売価格、および出荷時期】
製品名 |
販売価格(税別) |
出荷時期 |
「ETERNUS6000 モデル1100」 |
1億7,946万円より |
2004年12月24日より |
「ETERNUS6000 モデル900」 |
7,418万円より |
「ETERNUS6000 モデル700」 |
4,902万円より |
「ETERNUS6000 モデル500」 |
3,087万円より |
「ETERNUS6000 モデル900SP」 |
1億1,500万円より |
「ETERNUS6000 モデル700SP」 |
7,756万円より |
「ETERNUS6000 モデル500SP」 |
5,390万円より |
「ETERNUS FCLINKスイッチ」 |
月額547万円より(※) |
2005年1月31日より |
*「ETERNUS FCLINKスイッチ」の価格(税別)は月額レンタル価格です。
【販売目標】
今後2年間で2,000台(「ETERNUS6000」シリーズ全体)
【ディスクアレイの市場動向】
現在、企業、自治体などの情報システムにおけるデータ量が大幅に増加しており、ディスクアレイには大規模なデータ統合に対応できる高い性能と信頼性が求められています。日本におけるディスクアレイの出荷容量は、2003年で約61ペタバイト(以下PB,ペタは1千兆)に達しており、今後も年率約59%(2004年から2008年の平均伸長率)の高い成長が予測されています。(出典:August 2004, IDC Japan, 「国内ディスクストレージシステム市場2003年の分析と2004年〜2008年の予測」)
【商標について】
記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
【添付資料】
以上
注釈
- (注1)従来記録したディスクアレイの世界最高性能記録を約40%上回る10万IOPSを達成:
- IOPSはInput Output per Secondの略。単位時間あたりの読み・書き処理数で、この値が高いほど、処理能力が高い。Storage Performance Councilが定義するSPC Benchmark-1TMの性能測定を実施し、IOPSで世界最高性能値を記録。
- 【SPC1ベンチマーク結果】
- SPC-1_IOPS:100,242.23
- SPC-1_Price-Performance:$13.39
- Total ASU Capacity : 11,377.368 GB
- Data Protection Level:Mirroring
- SPC-1 登録申請番号:A00035
- (注2)FCLINK:
- グローバルサーバとストレージ間、およびスイッチとストレージ間の高速・大容量のデータ転送(毎秒最大200MB)を実現する当社独自の光ファイバー・インターフェース。
- (注3)iSCSIを同時にサポート:
- 「ETERNUS6000モデル500SP」を除く。
- (注4)OCLINK:
- グローバルサーバとストレージの間のデータ転送(毎秒最大17MB)を行う当社独自の光ファイバー・インターフェース。
関連リンク
プレスリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容、お問い合わせ先などは、発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。あらかじめご了承ください。ご不明な場合は、富士通お客様総合センターにお問い合わせください。
|
|