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Japan
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[ PRESS RELEASE ]
2004-0164
2004年9月9日
富士通株式会社

JAグループ石川の全事業システムをIPネットワークにて再構築

当社はこのほど、JAグループ石川(JA石川県中央会:金沢市古府、中央会会長:安田舜一郎)様の県内の全事業システムをIPネットワークにおいて再構築しました。

新ネットワークは、8月28日より、県内の全JA店舗にて稼働しています。

JAグループ石川様は、2005年5月に信用事業のJASTEM(注1)移行を控え、最新の技術を活用した高い拡張性・機能性・運用性を持つネットワーク環境の再構築と、ネットワークインフラの整備により、JAの組合員をはじめとしたお客様向け情報サービスの向上を目的に、JA店舗との新しいネットワーク導入の検討を重ねてこられました。

新ネットワークは、当社の広域イーサネットサービス「FENICSビジネスEthernetサービス(注2)」を利用し、従来複数あったネットワークをIPネットワークに統合することで、運用と保守コストの削減を図っております。加えて、新サービスの提供に向けてデータ量の増加にも対応する10Mbpsのブロードバンドネットワークを採用しています。

なお、JAグループ石川様は、県内JA間のIPによる電話の内線化を推進されており、2004年度内の実現を予定されています。

【新ネットワークシステムの概要】

  1. IPネットワークの採用
    • 株式会社石川県農協電算センター(以下、センター)と県内259箇所のJA店舗を、当社の広域イーサネットサービス「FENICSビジネスEthernetサービス」により接続。
    • 基幹系システム(信用事業、経済事業、共済事業、管理業務)および情報系システムの統合に加え、将来の業務拡大に対応するインフラを整備。
    • 10Mbpsのブロードバンドネットワークを採用。
  2. 高い信頼性
    • 広域イーサネット内の機器完全二重化。
    • 基幹回線とバックアップ回線は別キャリアを利用し、ネットワークの2ルート化を実現。
    • 主要店舗は機器二重化、ホットスタンバイおよびバックアップ機能を配置。
    • QoS(注3)により全事業の優先制御を行い統合を実現。 データの種類によって送信順位を制御する方法や、センター側に当社のネットワークサーバ「IPCOM(注4)」を設置し、全事業毎に必要帯域を確保する方法等により、確実にデータを送信する機能を実現。
    • 店舗側はV-LANセグメント分割を行い、各システム間に影響を与えない高セキュリティを実現。

これまでのネットワークと新ネットワーク

これまでのネットワークと新ネットワーク
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【商標について】

記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

以上

注釈

(注1)JASTEM:
信用事業全国統一システム。
(注2)FENICSビジネスEthernetサービス:
お客様の拠点間をあたかも一つのLANのように接続することが可能な高速・大容量な広域イーサネットサービス。
(注3)QoS:
Quality of Service。ネットワーク上で、ある特定の通信のための帯域を予約し、一定の通信速度を保証する技術。
(注4)IPCOM:
当社の帯域制御、負荷分散を行う専用装置(2002年6月から提供済)。

関連リンク

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