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[ PRESS RELEASE ](ソフト・サービス)
2004-0163
2004年9月8日
富士通株式会社

輸配送業向け「運行管理システム」を刷新

〜商品ラインナップを強化し、お客様の事業規模・多様なニーズに柔軟に対応〜

当社はこのほど、輸配送業向けの「運行管理システム」を刷新し、新たに「運行支援システム」として10月下旬より順次販売開始いたします。

本システムは、輸配送業のお客様に法律で義務付けられた運転日報の自動作成を始めとする業務の効率化、物流サービスの高度化への対応を可能とするとともに、約10%の走行燃費の改善(注)、さらには環境負荷の低減を図るものです。

今回、商品ラインナップを強化・拡充したことで、コストパフォーマンスを追求した小規模システム、カスタマイズに柔軟に対応できる中規模システム、さらにはASPにより全社的な情報一元化を実現した大規模システムの提供が可能になり、お客様の事業規模・多様なニーズに見合った最適なシステムの導入を図ることが出来ます。

近年、輸配送業界では、事業規模を問わず、メーカーなど荷主各社のSCM導入のために、小口多頻度納品化などにより、輸配送の品質維持やコスト低減の要求が厳しくなっております。この流れに対応する上で、現場改善から経営改革までを一気通貫で行うべく、車両運行管理にITを活用した業務支援システムの導入ニーズが高まっています。また、国土交通省が国土交通行政のグリーン化を目指し、本年6月に策定した「環境行動計画」でうたわれているように、「安全管理」や「環境配慮」への対応も不可欠となっています。


MBCD/basic

これらのニーズに応えるため、今般、当社は、従来の「運行管理システム」を刷新し、新たに「運行支援システム」として提供します。本システムの特長は、以下の通りです。

  1. ハードウェア、ソフトウェア、運用・サービスのラインナップを強化
  2. 現場改善・経営改革に直結する各種機能の強化・ツールの充実
  3. ASP適用による全社的な情報一元化・フィードバックが可能

これにより、お客様の事業規模、ニーズに見合った最適なシステムの導入が可能になるとともに、運行管理に関するコストの低減、スピードの出し過ぎなどを含めた運行状況の正確な把握による乗務員への適切な安全運転指導などが可能になります。

また、無駄なアイドリングや無理な急加減速の是正を行い、使用車両のトータルでの約10%の燃費改善を実現することで、燃料コストを削減するとともに、CO2排出量を削減し、環境負荷低減にも貢献します。

今後は、経営トップ層に向け、営業所別、車両別、荷主別などの各種関連指標を提示する分析ツールなどを加え、さらなるラインナップの強化・拡充を図ってまいります。

なお、本製品は「国際物流総合展2004」(期間:9月14日から17日 場所:東京ビッグサイト(東京都江東区))に出展します。

【商品概要】

  1. ハードウェア

    運転日報を自動作成するために必要な情報を記録する専用装置として、お客様のニーズに合わせ、以下の2種類の車載ステーション(国土交通省デジタル式運行記録計型式指定)を提供します。

    • 普及型機種「MBCD/basic」

      速度、距離、時間、経路などの運行データを記録し、メモリカードに保存できます。データを保存したメモリカードは、事業所にて運転日報自動作成時に利用します。また、GPS標準装備で10万円を切る本体価格を設定しています。

    • 拡張型機種「MBCD/communications」

      上記機能に加え、荷室内の温度管理センサーを初めとした各種センサーとの接続や通信機器との接続ができるインターフェースを持っています。加えて、大容量の運行記録を必要とするお客様向けのメモリカードインターフェースを搭載するなど、拡張性を重視したタイプです。また、通信モジュールを予め内蔵したタイプでは、通信時の接続の手間が不要です。

  2. ソフトウェア

    車載ステーションのメモリカードの情報をもとに、運転日報の自動作成など各種サービスを提供するソフトウェアとして、以下の2種類のパッケージを提供します。

    • 普及版パッケージ「TRIAS/TR-Light」

      小規模のお客様に対応し、ノンカスタマイズで短期間、簡便に導入できます。

    • 汎用版パッケージ「TRIAS/TR-Pro」

      中規模以上のお客様に対応し、お客様のニーズに合わせて、カスタマイズも可能です。運転日報の自動作成の他、動態把握機能と連携することにより、Web上の地図で運行車両の位置確認がリアルタイムに行えます。

  3. 運用・サービス
    1. 「車載・運行支援サポートデスク」

      事務所のシステムや車載ステーションの操作に関わるQ&A、障害時の一次切り分け、ソフトウェアのリモートメンテナンスを実施します。

    2. 集中型ASPサービス「運行支援ASP」

      全社的に各事業所の運行管理項目を統一し、全体最適化を図りたいと考える大規模のお客様に適しており、ネットワーク経由で必要機能を提供することで、システムの管理コストやメンテナンス負荷を低減します。運転日報の自動作成機能に加え、オプションで、車両の運行状況をリアルタイムに把握するサービスを提供します。

【販売価格、および出荷時期】

製品名 販売価格(税別) 出荷時期
1. ハードウェア
MBCD/basic9万8,000円2004年10月下旬
MBCD/communications
(通信モジュール非内蔵タイプ)
16万5,000円から2004年10月下旬
MBCD/communications
(通信モジュール内蔵タイプ)
未定2004年12月下旬
2. ソフトウェア
TRIAS/TR-Light10万円2004年10月下旬
TRIAS/TR-Pro30万円2004年12月下旬
3. 運用・サービス
車載・運行支援サポートデスク
(「TRIAS/TR-Light」向け)
1システム当たり
月額2万5,000円
2004年10月下旬
車載・運行支援サポートデスク
(「TRIAS/TR-Pro」向け)
1システム当たり
月額3万7,000円
2004年12月下旬
運行支援ASP1車両当たり
月額3,500円
2004年10月下旬

【販売目標】

2006年度末までに、売上1,000社、80,000台 (当社の決算期は3月末日です。)

【商標について】

記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

以上

注釈

(注)約10%の走行燃費の改善:
走行速度・アイドリング・急加減速など、燃費を低下させる運転方法を改善指導することで得られた当社実績。

関連リンク

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