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[ PRESS RELEASE ](技術)
2004-0136
2004年7月9日
株式会社富士通研究所

システム分析・可視化技術の開発に成功

株式会社富士通研究所(注1)は、複数のサーバで構成されるシステムの挙動を外部から観測・分析し、運用管理者に分かり易く提示するシステム分析・可視化技術の開発に成功しました。複雑なシステムの挙動を、高度な分析技術に基づき分かり易く可視化することにより、障害対応を素早く行ったり、潜在障害の内に発見して対処したりすることが可能となります。

今回開発した技術は、Webウェブサービスなどアプリケーションを支えるサーバ群を、安定かつ効率的に動作させる運用管理に適用するためのものです。また、本技術はデータセンターの運用管理にも応用可能です。

なお、本技術は、7月7日から9日の3日間、東京国際フォーラムで開催される「富士通ソリューションフォーラム2004」に展示し、デモンストレーションを行っています。

【開発の背景】

ITシステムの複雑化・大規模化が進み、その挙動の詳細は運用管理者にとっても分かり辛いものとなってきています。このため、時として「負荷は高くないのに処理が進まない」「障害が起きたが原因がはっきりしない」といった事態が発生しています。

ITシステムは社会基盤として浸透しており、24時間休み無く機能し続けることが要求されています。また、複雑化・大規模化もさらに進んでいく状況にあります。この中で、複雑・大規模なシステムの挙動を把握し、運用管理を効率化することは急務といえます。

【これまでの課題】

従来、システムの挙動については、例えばプロセッサの利用率でグラフ表示し、これを把握しようという試みがありました。しかし、プロセッサの利用率という粗い指標では、多数の業務処理が同時に流れている複雑なシステムの分析には充分ではありませんでした。

また、システム上で動いているプログラムに手を加え、動作状況を運用管理者に知らせるという方法もあり得ますが、大きなコストがかかり、また既に稼動中のシステムに対しては有効な方法とはいえませんでした。

【開発した技術】

今回開発したのは、ITシステムのネットワーク上を流れる通信メッセージから対象となるシステムの処理の流れをモデル化し、さらに、実際の通信メッセージとそのモデルとを比較することで、問題の有無・箇所・程度の特定を容易にする技術です。開発した技術の特長は、以下のとおりです。

  1. モデル自動獲得技術

    IPネットワーク上を流れるデータを分析し、その中に含まれる各種のプロトコルを判別し、マイニング技術によりプロトコル間の相関関係を表すモデルを自動的に獲得します。

  2. システム動作の評価・可視化技術

    上記の技術で獲得されたモデルを用い、IPネットワーク上を流れるデータが、そのモデルとどの程度一致しているか、ずれているとしたらどこでどの程度ずれているかを識別し、運用管理者に提示します。

【今後】

今回開発した技術を発展させることにより、ITシステムに障害が起きた場合に原因や場所の特定が容易になり、システムの運用管理のTCO削減に貢献できると期待できます。また、障害には至らないものの資源の不足などにより軽微な症状が出ている場合にも早期に発見し対処することが可能になると期待できます。

今後は、本技術の精度の向上、および、適用範囲の拡大を目指した研究開発を進めていきます。また、ネットワーク製品への適用など、早期の事業化を目指した検討を進めていきます。

なお、富士通研究所のIDCラボ(注2)で、お客様に向けたデモンストレーションも行ってまいります。

以上

注釈

(注1)株式会社富士通研究所:
社長 村野和雄、本社 川崎市中原区。
(注2)IDCラボ:
富士通株式会社のIDC(インターネットデータセンタ)関連ビジネスを技術面から支援するために、富士通研究所が2002年12月に開設。自律機能を持った次世代システムなどの研究開発を実証的に行っている。

関連リンク

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