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[ PRESS RELEASE ](プラットフォーム)
2004-0123
2004年7月1日
富士通株式会社

ディスクアレイ「ETERNUS3000」ラインナップ強化

〜ミッドレンジディスクアレイで世界最高性能、最大容量を達成!〜

当社は、ミッドレンジディスクアレイで世界最高性能(注1)と最大容量を達成した「ETERNUS(エターナス)3000」の新モデルを開発し、7月1日より販売活動を開始します。最上位モデル「モデル700」からエントリーモデル「モデル80」まで全10モデルで、最大でコストパフォーマンスを約72%向上しています。あわせて、IPネットワークを用いたストレージの統合を実現するiSCSIを新たにサポートします。

今回のラインナップ強化により、当社はエンタープライズディスクアレイに加え、ミッドレンジディスクアレイにおいても世界最高性能と最大容量を更新しました。

当社は、基幹業務や最先端技術計算など高い処理能力を必要とするシステムから小規模システムまでお客様の多様な要件にお応えするディスクアレイ「ETERNUS3000」のラインナップとして、最大でコストパフォーマンスを約72%向上した10モデルを提供します。

ETERNUS3000
「ETERNUS3000」

【本製品の特長】

  1. 世界最高性能記録を達成

    最上位機種である「ETERNUS3000 モデル700」は、3.2ギガヘルツ(GHz)の高速プロセッサ、およびミッドレンジディスクアレイでは最大となる16ギガバイト(GB,ギガは10億)キャッシュの採用により、従来「ETERNUS3000 モデル600」で記録したミッドレンジディスクアレイの世界最高性能を約23%更新する41,202.56 IOPS(注2)を達成しました。

    当社は、従来よりエンタープライズディスクアレイ「ETERNUS6000」において、世界最高性能を達成していましたが、今回、ミッドレンジディスクアレイにおいても記録を更新しました。

  2. 世界最大の記憶容量

    最先端テクノロジーである300GBの大容量ディスクドライブを、ディスクアレイにおいて世界で初めて搭載しました。これにより、データの最大記憶容量をミッドレンジディスクアレイでは世界最大となる72テラバイト(TB,テラは1兆)に拡張し、大規模なシステム統合を可能にします。

  3. コストパフォーマンスの向上

    全てのモデルにおいて高性能プロセッサを採用し、処理性能を約30%〜60%向上しています。さらに、最大で約17%の低価格化を図ることで、コストパフォーマンスを大幅に向上しています。また、エントリーモデル「ETERNUS3000 モデル80」は、コントローラなどが冗長化された高信頼性設計でありながら、188万円という低価格で導入できます。

  4. IPネットワークによる低価格なストレージ統合

    IPネットワークを用いたストレージネットワークの構築を可能にするiSCSIを新たにサポートします。これにより、IPネットワーク機器を活用した低価格なストレージ統合ができます。

  5. 高い信頼性のシステム運用

    全てのモデルが機能、設計構造において、高い信頼性を継承しています。例えば、装置内のデータの整合性を保証しています。また、あらゆるコンポーネントを冗長化することでデータを保護し、信頼性の高いシステム運用を実現します。

【販売価格、および出荷時期】

製品名 販売価格(税別) 出荷時期
「ETERNUS3000 モデル700」 2,370万円より 8月20日より
「ETERNUS3000 モデル500」 1,699万円より 8月20日より
「ETERNUS3000 モデル300」 1,219万円より 8月20日より
「ETERNUS3000 モデル100」 643万円より 出荷済(*)
「ETERNUS3000 モデル80」 188万円より 7月16日より
「ETERNUS3000 モデル700M」 4,399万円より 8月20日より
「ETERNUS3000 モデル500M」 3,191万円より 8月20日より
「ETERNUS3000 モデル300M」 2,327万円より 8月20日より
「ETERNUS3000 モデル700SP」 4,906万円より 8月20日より
「ETERNUS3000 モデル500SP」 4,597万円より 8月20日より
「ETERNUS3000 モデル300SP」 3,986万円より 8月20日より

(*) 300GBディスクドライブの搭載を新たにサポート。

【販売目標】

今後2年間で1万台(「ETERNUS3000」シリーズ全体)

なお、「ETERNUS3000」は、7月7日(水曜日)から9日(金曜日)の3日間、東京国際フォーラムにて開催する「富士通ソリューションフォーラム2004」に出展を予定しています。

【ディスクアレイの市場動向】

現在、企業、自治体などの情報システムが抱えるデータ量が大幅に増加しています。それに伴い、ディスクアレイには大規模なデータの統合に対応できる高い性能と信頼性が求められています。国内におけるディスクアレイの出荷容量は、2004年で約99ペタバイト(PB,ペタは1千兆)に達するものと見込まれており、今後も年率約62%(2004年から2007年の平均伸長率)の高い伸びが予測されています。
(出典:October 2003,IDC)

【商標について】

記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

以上

注釈

(注1)世界最高性能:
Storage Performance Councilが定義するSPC Benchmark-1TMの性能測定を実施し、ミッドレンジディスクアレイにおける2コントローラ構成で世界最高性能値を記録。
(注2)IOPS:
Input Output per Secondの略。単位時間あたりのRead/Write処理数。 この値が高いほど、処理能力が高い。
【SPC1ベンチマーク結果】
SPC-1_IOPS: 41,202.56
SPC-1_Price-Performance:$11.85 / SPC-1_IOPS
ASU 容量: 8,428.400 GB
データ保護レベル: ミラーリング
SPC-1 登録申請番号:A000032

関連リンク

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