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[ PRESS RELEASE ](プラットフォーム)
2004-0099
2004年6月8日
富士通株式会社

自律ストレージシステム「ETERNUS3000 アーカイブストレージ」新発売

〜データの特性や使用頻度に応じた、効果的かつ安全な長期保存を実現〜

当社は、データの特性や使用頻度に応じて効果的な保存を実現する、自律ストレージシステム「ETERNUS3000アーカイブストレージ」を開発し、6月8日より販売活動を開始します。

本システムにより、運用者が特別な操作を行うことなく、データの使用頻度に応じたアクセススピードの確保と最大70%の保管コストの削減(注1)が図れます。また、データの改ざんや誤消去を防ぐ機能を標準装備しており、大切なデータを安全に保存できます。

デジタル化が進むにつれて、企業が保有する情報量は急速に増加しています。大量なデータを保管するためには、コスト削減と高速アクセスを両立するストレージシステムが求められています。今回の自律ストレージシステム「ETERNUS3000アーカイブストレージ」は、これらのニーズにお応えするシステムです。


「ETERNUS3000 アーカイブストレージ」

本システムは、以下の3種類のストレージ装置と、新規開発のネットワークストレージサーバ用ソフトウェア「コンテンツ・アーカイブ・マネージャー」から構成されています。

  • 世界最高性能と高い信頼性を実現したディスクアレイ「ETERNUS3000」
  • 最新LTO技術(注2)を採用した大容量、高性能テープライブラリ「ETERNUS LT130/LT160」
  • ストレージのデータ管理を行うネットワークストレージサーバ「ETERNUS SP5000」
  • ネットワークストレージサーバ用ソフトウェア「コンテンツ・アーカイブ・マネージャー」

「コンテンツ・アーカイブ・マネージャー」により、使用頻度の高いデータは高速なディスクアレイ「ETERNUS3000」に、一方使用頻度が低いものは、コストパフォーマンスを追求した「ETERNUS LT130/LT160」に自動的に保存するとともに、データの確実な保全を行います。

また、ストレージシステムには、文書・帳票等の重要な電子データを、改ざんや誤消去から防ぎ、長期にわたり確実に保存することが求められています。新システムでは、元のデータを残したまま更新したデータを追記するWORM(注3)構造を採用することにより、お客様の大切なデータを安全に保存し、データの改ざんや誤消去を完全に防止できます。さらに、データ移行を自動的に行う機能を備えています。システム内のストレージ装置を入れ換える際に、ソフトウェアが自動的に新ストレージ装置へデータを移行するので、長期にわたってデータを保存したい場合にも手間が省けます。

【販売価格、および出荷時期】

*「ETERNUS3000」、「ETERNUS LT130/LT160」、「コンテンツ・アーカイブ・マネージャー」をインストールした「ETERNUS SP5000」各1台の最小構成価格です。

製品名 販売価格(税別) 出荷時期
ETERNUS3000 アーカイブストレージ タイプS 2,048万円より 8月20日より
タイプM4,188万円より

【販売目標】

今後3年間で400システム

【ストレージシステムを取り巻く環境の変化】

企業内が抱えるデータは年々大幅に増加するとともに多種多様化しています。また、文書・帳票の電子保存に関する法律(通称「e-文書法」)の制定が検討される中、ストレージシステムには単なる記録場所の提供ではなく、情報のライフサイクル全体にわたる管理が求められています。当社は、このニーズに応える製品の第一弾として「ETERNUS3000アーカイブストレージ」を開発し、今後も拡充を図っていきます。

以下が本システムの適用事例です。

  1. 電子カルテシステム
    • 従来、CD-RやDVDなどで保存していたX線やCTスキャンなどの医療画像情報を「ETERNUS3000アーカイブストレージ」に保存することで、診療予約からの事前読み出しを必要とせず、全ての端末からいつでも高速に画像情報の参照が可能となりました。
    • 情報はいったん保管されると一切書き換えができず、大容量テープライブラリ装置で確実に原本を保管できます。また、将来、保管メディアの世代交代が必要となった場合でも、システム内で自動的に原本データを移動できるため、患者情報を生涯にわたり保存できます。
  2. 企業財務情報の電子保存
    • 当社ミドルウェア「Interstage XWand」と連携し、XBRL(注4)文書の保管ストレージとして「ETERNUS3000アーカイブストレージ」を利用することで、企業財務情報のXML標準である、XBRL文書の保管運用を効率的に行うことが可能となります。

当社は、これまでにも増加するデータの管理効率とストレージの利用効率向上に向けてストレージ管理ソフトウェア「SOFTEK(ソフテック)」、およびストレージシステム「ETERNUS」を提供してきました。今後も、当社のIT基盤「TRIOLE(トリオーレ)」に基づいた製品の強化により情報を最大限に活用するためのソリューションを提供していきます。

なお、「ETERNUS3000 アーカイブストレージ」は、7月7日(水曜日)から9日(金曜日)の3日間、東京国際フォーラムにて開催する「富士通ソリューションフォーラム2004」に出展を予定しています。

【主な仕様】

【商標について】

記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

以上

用語説明

(注1)最大70%の保管コストの削減:
タイプM標準構成時においてデータ保存領域を全てディスクアレイで構成した場合との比較。
(注2)最新LTO(Linear Tape-Open)技術:
大容量、高性能を目指したテープ規格。「ETERNUS LT130/LT160」が搭載するテープドライブはLTO規格の第二世代であり、テープ1巻当たり最大200GB(圧縮できないデータを格納した場合)の容量と最大35MB/秒の転送能力をもつ。
(注3)WORM(Write Once Read Many):
一度書き込まれたデータの消去や変更をできないようにした仕組み。
(注4)XBRL(eXtensible Business Reporting Language):
XBRL International(http://www.xbrl.org)が制定、管理する各種財務報告用の情報を作成・流通・利用できるように標準化されたXMLベースの言語。

関連リンク

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