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どこでも利用可能な音声一斉同報サービスを実現!
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本技術は、7月7日から9日の3日間、東京国際フォーラムで開催される「富士通ソリューションフォーラム2004」に展示します。
従来の無線によるトランシーバ型の音声通話を、携帯電話網や無線LANといったワイヤレス網を利用しIP(インターネットプロトコル)で行うPoC/Wサービスが注目されてきています。PoC/Wサービスは、広域に分散している複数のユーザー間で、低コストでかつ手軽に音声通話が可能なことから、第3世代携帯電話の特長である高速なパケット通信の特長を活かしたサービスとして期待されるとともに、さまざまな業務ソリューションへの展開も期待されているからです。
PoC/Wサービスは現在、米国で一部の携帯電話事業者がサービス提供しており、また世界350社以上が参加するモバイルサービス標準化団体「OMA(Open Mobile Alliance)」などでも標準化が進められています。
現在のワイヤレス網のパケット通信環境でPoC/Wサービスを提供するには、音声データが相手に届くまでの時間的な遅れや、時間帯による音声データの遅れの変動が大きいため、音声通話での音切れが頻繁におきやすく、さらに、誰が今話せるかを示す話者権の通知が遅れ、スムーズな音声のやりとりが行えないなどの課題がありました。
今回、開発したユビキタストランシーバ技術の特長は以下です。
携帯電話事業者ごとに違うパケット通信環境での音声データ通信の遅れや、その時々での遅れの変動を検知し、音声の遅れを少なく、さらに音切れのない音声品質を自動的に最適化する音声データ処理技術を新たに開発しました。
メンバーの状態管理や、音声の一斉同報の開始、メンバー間での話者権の管理、通知など、PoC/Wサービスの制御プロトコルとして、SIP/SIMPLE(注2)を採用し、さらにワイヤレス網のパケット通信区間では、データを圧縮して通信することにより、既存サービスの約2分の1となる1秒以下の応答性能を実現し、スムーズな音声のやりとりを可能にしました。
今回開発したユビキタストランシーバ技術を富士通のプレゼンスサービス基盤製品「FLAIRINC(フレアリンク)」(注3)で適用し、さまざまなワイヤレス網に繋がったPCやPDAから利用できるPoC/Wシステムを、業界トップレベルの音声品質と応答性能で実現しました。またこのシステムは、現在OMAで標準化が検討されている要求仕様に準拠した機能を実現しています。
これにより、より高品質のPoC/Wサービスを、業務ソリューションなど企業で利用することや、レジャーなどのコンシューマーユースに展開することが可能になります。
今後、さまざまな通信網での検証、携帯電話を含むさまざまな端末展開検討や業務システムとの連携機能強化などを進め、2004年度中に製品化を行う予定です。
記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
以上
FLAIRINC製品情報: | http://glovia.fujitsu.com/jp/products/flairinc/ http://journal.fujitsu.com/272/glovia/02.html |
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