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[ PRESS RELEASE ](プラットフォーム)
2004-0087
2004年5月20日
富士通株式会社

ブレード型IAサーバ「PRIMERGY BX600」新発売

〜XeonTMプロセッサを搭載し、高性能化を実現〜

当社は、IA(Intel® Architecture)サーバ「PRIMERGY(プライマジー)」の新製品として、インテル社製XeonTMプロセッサ 3.2GHz(または、3.06GHz)を搭載したブレード型サーバ「BX600」を開発し、5月20日より販売活動を開始します。「BX600」は、省スペースながら高性能かつ拡張性が高い製品です。フロントエンドサーバから、アプリケーションサーバやデータベースサーバまで、幅広い業務に適用できます。

また、XeonTMプロセッサMP 3.0GHz(または、2.7GHz)を搭載し、処理性能を最大約15%向上(注1)した、4Wayタワー型サーバ「TX600」の新タイプを提供します。

「PRIMERGY」シリーズでは、お客様システムのTCO削減と安定稼働を実現するために、高い性能と信頼性を保証する優れた製品を幅広く取り揃えています。今回、現行の高密度設計を採用し省スペースを実現したブレード型サーバ「BX300」(3U、最大20枚)に加え、新たに高性能な上位モデル「BX600」(7U、最大10枚)を提供します。


ブレードサーバ BX600

さらに、当社製導入支援ソフトウェア「SystemcastWizard Professional (システムキャストウィザードプロフェッショナル) 」、と統合管理ソフトウェア「Systemwalker Resource Coordinator(システムウォーカーリソースコーディネーター)」を組み合わせることで、お客様システムの運用・構築工数を軽減しTCOをいっそう削減するとともに、より信頼性の高いシステムをスピーディーに構築できます。

【新製品の特長】

  1. ブレード型サーバ「PRIMERGY BX600」
    (1)高性能・高拡張性
    • 高さ7Uのシャーシに、インテル®XeonTMプロセッサ 3.2GHz(または、3.06GHz)を搭載した(最大2CPUまで拡張可能)サーバブレードを最大10枚まで搭載可能な、高性能、かつ拡張性の高い製品です。
    • データ転送速度が最大毎秒320メガバイト(以下、MB)のUltra320 SCSIインターフェースや、最大毎秒1ギガビット(以下、Gb)のギガビットLAN(2ポート)を標準装備し、さらに、最大毎秒2 Gbのファイバーチャネルをオプション提供するなど、さまざまな高速データ転送機能をサポートしています。
    (2)高信頼性
    • システムを止めずに部品交換できるホットプラグ対応のSCSIディスクを搭載しています。SCSIディスクは、サーバブレード上に最大2台(293.6GB)まで拡張可能で、標準装備のRAIDコントローラにより二重化(RAID1構成)できます。
    • サーバブレードの電源制御や筐体内の各種モジュールをリモートで監視・制御するマネジメントブレードやスイッチブレード(注2)、ファンを二重化し、予備電源を備えることで高可用性を実現しています。
    • 「Windows ServerTM 2003」、「Red Hat Enterprise Linux AS (v. 3/v. 2.1) 」、「Red Hat Enterprise Linux ES (v. 3/v. 2.1) 」など、さまざまなOSをサポートしています。
    (3)当社製ソフトウェアと組み合わせたソリューション
    • 当社製の導入支援ソフトウェア「SystemcastWizard Professional V3.0」と組み合わせることにより、OSやアプリケーションを一括でインストールできます。サーバブレード1枚ごとのセットアップ工数を大幅に軽減できます。
    • さらに、「SystemcastWizard Professional V3.0」と、システムの仮想化、自律管理を実現する統合管理ソフトウェア「Systemwalker Resource Coordinator V11.0」を組み合わせることで、サーバブレードの異常や、その影響範囲を迅速に検出できます。また、異常発生、業務の負荷変動に応じたサーバブレードの組み込み、または切り離しを自律的に行うなど、システムの安定運用とITリソース利用の効率化を実現します。
  2. 4Wayタワー型サーバ「PRIMERGY TX600」、最新のXeonTMプロセッサMPに対応
    • 大容量キャッシュメモリを搭載した最新のインテル®XeonTMプロセッサMP 3.0GHz[3次キャッシュ:4MB](または、2.7GHz[3次キャッシュ:2MB])を採用し、最大4CPUまで拡張可能です。従来製品に比べ最大約15%性能を向上しています。
    • ハードディスクを最大12台(最大1.8テラバイト、テラは1兆)まで拡張できます。
    • 最大毎秒1GbのギガビットLAN(2ポート)を標準装備し、高速ネットワークを実現します。
    • 電源、およびファンを標準で二重化しています。
    • 「Windows ServerTM 2003」、「Red Hat Enterprise Linux AS (v. 3/v. 2.1) 」など、さまざまなOSをサポートしています。
  3. 当社公開WEBサイト「アップデートサイトTM」でソフトウェア情報を提供
    • 「アップデートサイトTM」は、OS(Windows、Linux)や、当社製のソフトウェアとドライバなどのソフトウェア修正を提供する公開サイトです。今回「BX600」、「TX600」で提供する当社独自ツールにより、自動的に「アップデートサイトTM」からシステムに必要な修正情報を検出・ダウンロードするとともに適用まで行えます。これにより、お客様システムの保守作業の効率化と安定稼動を実現します。今後、対象モデルを拡大し、「BX600」、「TX600」以外のモデルについても順次対応する予定です。

【販売価格、および出荷時期】

製品名(仕様)希望小売価格(税別)出荷時期
PRIMERGY BX600(ブレード型サーバ)
  • サーバブレード
    (XeonTM プロセッサ 3.06GHz[2次キャッシュ:512KB]×1、メモリ:512MB、ディスクレス)
  • シャーシ
    (高さ7U、サーバブレード最大10枚搭載可能、スイッチブレード×1、マネジメントブレード×2、電源ユニット×2 標準搭載)
46万円より5月27日より
86万円より
PRIMERGY TX600 (4Wayタワー型サーバ)
(XeonTM プロセッサ MP 2.7GHz[3次キャッシュ:2MB]×1、メモリ:1GB、ディスクレス)
126万3,000円より5月31日より

【商標について】

記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

以上

用語説明

(注1)処理性能を最大約15%向上:
従来製品(XeonTM MP 2.8GHz)と現行製品(XeonTM MP 3.0GHz)のデータ転送速度の比較値。
(注2)スイッチブレード:
13ポートのギガビットLANとスイッチングハブ機能を装備。

関連リンク

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