[ PRESS RELEASE ] |
2004-0061
2004年4月6日
富士通株式会社 |
64ビット対応、IAサーバ「PRIMERGY RXI600」新発売
〜インテル社製64ビットプロセッサ「Itanium® 2」搭載〜
近年、基幹業務やデータベース、科学技術分野では、取り扱いデータ量の増大や、負荷の高いアプリケーションの活用が高まるにつれて、より一層、高速で信頼性の高いシステム環境が求められています。
当社は、これらのニーズにお応えするため、IAサーバ「PRIMERGY」の新製品として、64ビット対応の「Itanium® 2」プロセッサを搭載した「RXI600」を提供します。
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PRIMERGY RXI600 |
「RXI600」のプロセッサは、インテル社64ビット対応「Itanium® 2」の最上位である「Itanium® 2プロセッサ1.5 ギガヘルツ(以下GHz)[3次キャッシュ:6メガバイト(以下MB)]」を採用しており、最大4個までプロセッサを拡張できます。これにより「RXI600」は現行の32ビット対応の4Way(注1)モデルに比べ、データ処理性能が約2倍(注2)と大幅に向上します。
また、最新の64ビット対応OSである「64ビット バージョン Microsoft® Windows ServerTM 2003, Enterprise Edition 日本語版」と「Red Hat Enterprise Linux AS (v. 3 for Itanium)」をサポートすることで、広大なアドレス空間の利用が可能となり高速処理を実現しました。
さらに、高い信頼性を実現するため、ハードディスクユニットに加え、電源ユニットやファンでもシステム運用中に部品交換が可能なホットプラグに対応しています。また、サーバ本体ハードの状態を監視するサーバ監視ソフトウェア「ServerView(サーバビュー)」により、現行の32ビット対応サーバと同等の高いレベルのサーバ監視が可能です。
上記「RXI600」の機能により、基幹業務での大量なトランザクション処理、オラクル等が提供するデータベース管理ソフトによるデータ検索処理、高速演算処理(科学技術計算)などでも十分にご満足いただける高性能、高信頼な64ビットシステム環境を提供します。
当社は、「Itanium® 2」プロセッサ搭載の2Wayサーバの提供を2004年度上期に予定しており、今後も64ビット対応のIAサーバについて、ラインナップの充実を図っていきます。
【販売価格、および出荷時期】
製品名(仕様) |
希望小売価格(税別) |
出荷時期 |
PRIMERGY RXI600 (Itanium® 2プロセッサ 1.5GHz[3次キャッシュ:6MB]X1、メモリ:4GB、ディスクレス) |
540万円より |
4月14日より |
なお、「RXI600」は2004年4月7日から8日まで、ヒルトン東京ベイ(千葉県浦安市)で開催される「Intel® Developer Forum Japan Spring 2004」に出展します。
当社は、お客様システムの安定運用とTCO削減などの実現に向け、IT基盤「TRIOLE (トリオーレ)」を提供しています。IAサーバ「PRIMERGY」は「TRIOLE」を構成する重要な製品です。
【新製品の特長】
高速・高性能
- インテル社の64ビット対応最新プロセッサ「Itanium® 2プロセッサ1.5GHz」を搭載しており、プロセッサは最大4個まで拡張できます。
- 6MBの大容量3次キャッシュメモリを搭載し、最大毎秒6.4ギガバイト(以下GB)の高速メモリアクセスを実現しました。
- 命令の並列化処理と最大6命令同時実行を可能にするEPIC(Explicitly Parallel Instruction Computing:明示的並列命令コンピューティング)テクノロジーを採用しています。
- 高速データ転送(最大毎秒320MB)が可能なUltra320 SCSIインターフェースを標準装備しています。
- 高速ネットワーク(毎秒1ギガビット)を実現するギガビットLAN(1ポート)を標準
装備しています。
高信頼・高可用システムの実現
- ハードディスク、電源、ファンで、システム運用時の部品交換が可能なホットプラグに対応しています。
- 電源、ファンは標準で、またハードディスクはオプションで二重化に対応します。
- 現行の32ビット対応サーバと同等の高いレベルの状態監視を実現する、サーバ監視ソフトウェア「ServerView」を標準添付しています。
64ビットプロセッサ環境に対応したさまざまなOSをサポート
- 最新の「64ビット バージョンMicrosoft® Windows ServerTM 2003, Enterprise Edition 日本語版」をサポートしています。本OSはアドレス空間の拡大により、16TB(テラバイト、テラは一兆)の大容量仮想メモリをサポートしており、負荷の高いアプリケーションのスムーズな運用と高い処理性能を実現します。エラー検出機能やリカバリー機能を搭載しており、信頼性が重要となるシステムに最適です。
- 最新の「Red Hat Enterprise Linux AS (v. 3 for Itanium)」をサポートしています。新OSは、アドレス空間が拡大することにより、特に、データベースや科学技術計算などで高い処理能力を発揮します。また障害解析機能を備え、基幹システムや高速演算処理システムに最適な、信頼性、可用性の高いOSです。
【商標について】
記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
以上
用語説明
- (注1)搭載可能なプロセッサ数。
- (注2)浮動小数点処理における、「PRIMERGY TX600(4Way)」との比較値。
関連リンク
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