|
||
|
|
※本日、当社がメンバーの一員であるIP-processorコンソーシアムが、以下の発表をおこないました。
IP-processorコンソーシアム仕様に基づく
|
IP-processorコンソーシアム(*1)の「組込みビジネス研究会-3G(*2)」は、研究の成果として「IP-processorコンソーシアム」仕様に基づく、高機能組込みカートリッジ型コンピュータ「IPC60」を開発しました。 この研究開発をもとに本研究会メンバーである富士通株式会社(以下、富士通)より製品化された、高い機能と性能を備えた「IPC60S」、およびコストパフォーマンスを追求した「IPC60G」の2モデルが、本日より同社から特定パートナー(IP-processorコンソーシアム会員)向けに提供されます。 今後、「IPC60S」、および「IPC60G」と、パートナー各社の独自テクノロジやノウハウを生かした強力なソリューションを組み合わせたさまざまな製品が、パートナー各社から順次提供される予定です。 |
「IPC60S」「IPC60G」 |
ユビキタス時代の組込みコンピュータには、高い性能、セキュリティ対応、新ビジネスモデルとの連携といった高度な機能が要求されます。お客様は組込みコンピュータの性能や機能向上のためにさまざまな投資をされていますが、独自CPUへの対応、発熱量、サイズなどを考慮する必要があり、容易かつ安価に満足する機能や性能向上を実現することは困難でした。
新製品は、コンピュータの標準規格である3.5インチフロッピーディスクベイサイズを採用しています。また、サーバやパソコンで開発したアプリケーションをそのまま稼働できるため、お客様は新製品を組込みコンピュータに搭載するだけで、容易かつ早期に、組込みコンピュータの性能向上や機能拡張を行えます。また、省電力・無音設計を採用しており、可動部(ハードディスクドライブ、ファン)と定期交換部品(電池)をもたない単純構造のため耐故障性に優れています。さらに、「IPC60S」はネットワークを介して監視、制御、操作を可能にする「SuperVisor」を搭載しており、センター側の運用管理ソフトと連携することで、遠隔地から動作状態の監視・制御、ソフトウェア交換などのシステム変更が可能です。
新製品は32ビットの汎用アプリケーションが動作する1GHz以上のコンピュータとして、世界最小の電力を実現しています。CPUには富士通の半導体工場で生産する、トランスメタ株式会社の90ナノメートルのEfficeonを採用しています。
・ | 産業機械 | (医療機器、計測試験器、数値制御工作機械、ロボットなど) |
・ | 移動体 | (自動車、特殊車両、船舶、航空機、鉄道など) |
・ | 一般機械 | (自動販売機、自家発電制御装置、エレベーターなど) |
・ | 社会インフラ | (交通管制誘導装置、信号装置、地域データ収集装置など) |
・ | 放送機器 | (無音コンピュータ、並列映像処理装置、多チャンネル送出装置など) |
・ | 情報機器 | (多機能カラーPPC、キオスク装置、娯楽制御装置など) |
・ | 情報家電 | (セットトップボックス、プラズマ・液晶テレビ、ホームサーバなど) |
・ | 通信機器 | (セキュリティ、認証、VoIP装置、ストリーミング装置など) |
・ | 記憶装置 | (小型ストレージのコントローラ、自律分散型IP-storageなど) |
個別見積
※ご参考価格: | 「IPC60S」標準構成 15万円(1,000台ロット購入時の単価) |
「IPC60G」最小構成 5万円(5万台ロット購入時の単価) |
平成16年7月初旬
記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
以上
プレスリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容、お問い合わせ先などは、発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。あらかじめご了承ください。ご不明な場合は、富士通お客様総合センターにお問い合わせください。
|