[ PRESS RELEASE ](製品・サービス) |
2004-0046
2004年3月11日
富士通株式会社 |
高速、低消費電力の2.3ギガバイトMOディスク装置2製品新発売
〜データ処理速度を最大22%向上〜
近年、光ディスク市場では大容量データをより高速で安全にバックアップできる製品へのニーズが強まっています。
MOディスクは取り扱いの容易さと信頼性の高さから、重要なデータの保存、バックアップ用途に最適な記録メディアとして支持されており、個人ユーザーを始め、金融機関や医療機器など産業分野でも活用されています。
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MCR3230SS |
今回発表する新製品は、当社従来機(注2)の1.3GBMOディスク使用時に採用していたZCLV方式を、2.3GBMOディスク使用時に初めて採用することにより、当社従来機に比べ最大22%処理速度が向上(注3)しています。
また、回路構成の見直しにより、書き込み、読み出し時の消費電力を当社従来機に比べ、「MCR3230SS」は11%、「MCR3230AP」は9%低減しており、大容量データの高速で安全な処理を低消費電力で行うことが可能です。
さらに、ロード処理の効率化により、2.3GBMOディスク使用時のディスクロード時間を10秒としており、当社従来機と比べ4秒短縮しています。これにより、MOディスクを挿入してから利用するまでの時間が短くなり、より快適にご使用いただけます。
なお、従来のMOディスクとの互換性を維持しており、お客様の大切なデータをそのままご利用いただけます。
【サンプル販売価格、および出荷時期】
製品名 |
販売価格(税別) |
出荷時期 |
MCR3230SS(SCSIインターフェース) |
6万円 |
3月11日 |
MCR3230AP(ATAPIインターフェース) |
6万円 |
4月下旬 |
【販売目標】
2004年度に5万台(「MCR3230SS」、「MCR3230AP」の合計)
【新製品の特長】
データ処理の高速化
当社従来機の1.3GBMOディスク使用時に採用していたZCLV方式を、2.3GBMOディスク使用時に初めて採用することにより、当社従来機に比べ最大22%処理速度が向上しています。
金融機関や監視カメラ、医療機器など高い信頼性を求められる産業分野での大容量データのバックアップや、パソコンを利用した写真、動画などのデータ保存に最適です。
低消費電力化の実現
回路構成の見直しにより、書き込み、読み出し時の消費電力を「MCR3230SS」で5.8ワット(当社従来機比11%減)、「MCR3230AP」で5.1ワット(当社従来機比9%減)としており、高速化した新製品を従来機以下の消費電力でご使用いただくことができ、従来機からの移行が容易です。
ロード時間を短縮
ロード処理の効率化により、2.3GBMOディスク使用時のディスクロード時間を10秒としており、当社従来機と比べ4秒(29%)短縮しています。これにより、MOディスクを挿入してから利用するまでの時間が短縮され、大容量MOディスクをより快適にご使用いただけます。
従来MOディスクとの互換性を維持
128MBから1.3GBの従来MOディスクとの互換性を維持し、お客様の大切なデータをそのままご利用いただけます。また、全容量のMOディスクにおいて業界最速の回転数を実現しており、あらゆる用途で高速、快適にご利用いただくことができます。
【商標について】
記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
以上
用語説明
- (注1)ZCLV(Zone Constant Linear Velocity)方式:
- ディスク内周部での転送速度低下を防止するため、内周回転数を上げることで内外周性能比を一定に保つ方式。CDやMOなどのディスクの回転制御方式
- (注2)当社従来機:
- 2.3GBMOディスク装置「MCJ3230SS(SCSIインターフェース)」および「MCJ3230AP(ATAPIインターフェース)」
- (注3)最大22%処理速度が向上:
- ハードディスクから2.3GBMOディスクへの全面コピーをした場合の処理時間を測定し算出。
関連リンク
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