[ PRESS RELEASE ](製品・サービス) |
2004-0001
2004年1月5日
富士通株式会社 |
世界初! シリアルATAインタフェース対応2.5型磁気ディスク装置新発売
シリアルATAインタフェースは、2.5型磁気ディスク装置で現在採用されているパラレルATAインタフェース(注2)と比べ、データ転送速度の向上が可能です。そのため、一層のデータ処理能力が求められているモバイルPC市場において、シリアルATAインタフェースに対応した2.5型磁気ディスク装置の開発が期待されています。
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MHT20xxBH |
今回当社が、世界に先駆けて開発した「MHT20xxBH」は、シリアルATA IIフェーズI(注3)仕様に対応したSoC(System On a Chip 注4)を搭載し、従来製品「MHT20xxAH」の1.5倍となる毎秒150メガバイトの高速データ転送を実現しています。
また、ネイティブ・コマンド・キューイング機能(注5)により、最大32命令まで記憶し、その実行順序を自己最適化することで内部処理を高速化しています。
本製品は、世界最高水準である1平方センチメートルあたり10.7ギガビット(1平方インチあたり69ギガビット)の記録密度で、40GB、60GB、80GBのラインアップにてお客様の多様なニーズにお応えします。
【サンプル販売価格、および出荷時期】
製品名 |
販売価格 |
出荷時期 |
MHT20xxBH |
個別見積り |
4月末より |
【販売目標】
2004年度 200万台 (当社の決算期は3月末日です。)
【商標について】
記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
【添付資料】
以上
用語説明
- (注1)
- シリアルATAインタフェース:ハードディスクなどの記憶装置とコンピュータを接続する規格のひとつ。データを単一のデータ線にのせて一列に転送する。信号線が一対のため時間ずれがなく、安定した高速転送が可能。
- (注2)
- パラレルATAインタフェース:データを複数のデータ・ラインにのせ並行して転送する。複数の信号線のデータ同期をとる必要があることや、信号線間の干渉やノイズの問題があり、今後転送速度を高速化するのは難しいといわれている。
- (注3)
- シリアルATA IIフェーズI:シリアルATAインタフェースをベースとして、ネイティブ・コマンド・キューイング機能など、内部処理の高速化などに向け拡張した規格。
- (注4)
- System On a Chip:マイクロプロセッサ、メモリ、各種専用回路を一つのチップ上に集積したシステムLSI。
- (注5)
- ネイティブ・コマンド・キューイング機能:複数の命令を記憶し、その実行順序を自己最適化することで、内部処理を高速化する機能。
関連リンク
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