|
||
|
|
デジタル家電市場向け、32ビットRISCマイコンの新CPUコア
世界最高水準の処理性能を実現する「FR80」を開発
デジタル家電市場では、地上デジタル放送の開始を契機にいっそうの普及が見込まれる、デジタルテレビ、DVDレコーダ、HDDレコーダなどに向け、より高速で高機能なCPUに対する要求が高まってきています。 当社は、そのような要望に応えるため、「FRファミリ」において最高の処理性能を実現した、最上位CPUコア「FR80」を開発しました。 「FR80」は、アーキテクチャの最適化を図ったことで、0.18マイクロメートル(以下、)プロセスで最大動作周波数200メガヘルツ(以下、MHz)を実現しました。これは、従来の「FRファミリ」の約2倍の高速動作となります。 200MHz動作時に、259ミップス(以下、MIPS*2)の高速処理と、140ミリアンペア(以下、mA)の低消費電力を実現し、0.18プロセスの32ビットRISC CPUとしては世界最高水準の処理性能となる0.54mA/MIPSを達成しました。 なお、「FR80」は従来の「FRファミリ」と互換性のある命令セットを採用しているため、これまで「FRファミリ」を採用していたお客様は、ソフトウェア資産をそのまま活用可能です。 「FR80」の提供開始にあたり、当社は、評価用デバイス、評価用キットに加え、プログラム開発支援ツールとして、「Softune Workbench(ソフチューン ワークベンチ)」(*3)、および「NEXTiCE(ネクストアイス)シリーズ」(*4)を準備しました。お客様は、これらを利用することで、製品開発や性能評価を容易に行うことが可能となります。 当社は、デジタル家電市場向けに、2004年末までに「FR80」を採用した製品を提供することを予定しています。 デジタル家電、ネットワーク機器、車載制御などに求められる高性能システム制御用マイコンに向けて、当社のシステムLSI化技術と、組込みフラッシュメモリ技術を核に、お客様の要求に対応した製品をいち早く開発し、「FRファミリ」のラインアップ強化を図っていきます。 なお、当社は、11月12日(水曜日)から3日間、パシフィコ横浜にて開催される「Embedded Technology 2003(組込み総合技術展)」に「FR80」を出展します。 【「FR80」の主な仕様】
【商標について】
以上 用語説明
関連リンク
プレスリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容、お問い合わせ先などは、発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。あらかじめご了承ください。ご不明な場合は、富士通お客様総合センターにお問い合わせください。 |
|