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[ PRESS RELEASE ](製品・サービス) |
2003-0181
2003年10月2日
富士通株式会社 |
エンタプライズシステム向けディスクアレイ「ETERNUS6000」新発売
〜あわせて運用コストを低減するテープライブラリ製品群を強化〜
企業のITシステムは、部門別や用途別に分散されたシステムを、ネットワークを介して有機的に集約する時代を迎えています。ITシステムに行き交う膨大な情報を蓄積するストレージ製品には、予想を超えた処理やデータの増大にも対応する拡張性と処理能力に加え、企業の重要な資産であるデータの安全かつ効率的な管理が求められています。
当社は、これらのニーズに応えるディスクアレイ「ETERNUS6000」4モデルを開発しました。本製品をストレージ管理ソフトウェア群「SOFTEK(ソフテック)」と組合せることにより、使用効率や管理効率を向上し、運用コストの削減を実現します。
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ETERNUS 6000 |
「ETERNUS6000」の主な特長は以下の通りです。
- 記憶容量を最大148.9TB、サーバとの接続インタフェースを最大64本に拡張し、世界最高水準の拡張性を実現しました。
- 高速プロセッサの採用と内部スループットの向上により、処理性能を約3倍向上(*1)することで、処理や業務、データの急激な増加にも対応します。コストパフォーマンスでは、20%向上(*1)しています。
- 複数のグローバルサーバやUNIX/IAサーバにより分散されたシステムにおけるデータの集約を可能にします。
- 同時に、自律バックアップ機能付ストレージシステム「ETERNUS6000SP」3モデルを提供します。本製品は、業務に影響を与えない高速なバックアップを実現します。バックアップシステムの構築に必要な構成設計と設定があらかじめおこなわれているため、短期間でシステムの構築ができます。
あわせて、グローバルサーバにおける運用コストを低減するバーチャルテープ「ETERNUS VT600」2モデルの販売活動を開始するとともに、従来はUNIX/IAサーバ接続対応のみであったテープライブラリ「ETERNUS LT160」に、グローバルサーバ接続機能を追加します。
ストレージシステム「ETERNUS」は、当社のIT基盤「TRIOLE(トリオーレ)」を構成する製品です。当社は今後も、お客様にベストソリューションを提供するために、「ETERNUS」を企業情報システムの中核を担うストレージ製品として「業務の継続性」、「データの管理効率の向上」を継続的に強化するとともに、世界最高性能を追求していきます。
【販売価格および出荷時期】
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製品名 | 販売価格(税別) | 出荷時期 |
「ETERNUS6000」 | モデル400 | 3,990万円より | 10月31日より |
モデル600 | 4,926万円より | 10月31日より |
モデル800 | 7,150万円より | 10月31日より |
モデル1000 | 19,086万円より | 12月26日より |
「ETERNUS6000SP」 | 4,709万円より | 12月26日より |
「ETERNUS VT600」 | 16,065万円より | 12月26日より |
「ETERNUS LT160」 グローバルサーバ接続対応 | 2,280万円より | 10月31日より |
【販売目標】
【新製品の特長】
- ディスクアレイ「ETERNUS6000」
- 記憶容量を最大148.9TB、サーバとの接続インタフェースを最大64本に拡張し、世界最高水準の拡張性を実現しました。
- 高速プロセッサの採用と内部スループットの向上により、処理性能を約3倍向上することで、処理や業務、データの急激な増加にも対応します。コストパフォーマンスでは、20%向上しています。
- 複数のグローバルサーバやUNIX/IAサーバにより構成された分散システムでのデータの集約を可能にします。
- 複数装置内部のコントローラ、電源、ファン、バッテリなどの主要なコンポーネントを多重化にしています。これにより、障害を最小限に抑え、データの保護による常に高い信頼性のシステム運用を実現します。
- 従来より定評のある業務に支障を与えないバックアップ運用を可能とするアドバンスト・コピー機能の処理能力を強化します。さらに、被災時にもビジネスを中断させないディザスタ・リカバリシステムを構築できるリモート・アドバンスト・コピー機能をサポートしています。
- 自律バックアップ機能付ストレージシステム「ETERNUS6000SP」
- グローバルサーバを含め、「ETERNUS6000SP」に接続されているあらゆるサーバのデータを対象に、ディスクアレイからテープライブラリへのバックアップを自動でおこないます。テープライブラリは業務システムと直接接続する必要がないので、業務に影響を与えることなくデータのバックアップができます。
- あらかじめバックアップやリストアに必要な性能を算定して、機器やソフトウェアを構成・設計しているため、運用開始までの期間を従来に比べ、約20%短縮することが可能です。
- バーチャルテープ「ETERNUS VT600」
- テープ処理をディスク上で仮想的に処理するためグローバルサーバと「VT600」間のデータ転送がディスクアクセスの速度でおこなえます。また、テープドライブを仮想的に256台定義できるため、テープ処理時間を約85%短縮(従来機比)できます。
- 「VT600」は、本製品に接続されたテープライブラリ「LT160」の大容量テープカートリッジへ、データをまとめて書き込みます。これにより、テープカートリッジ本数を大幅に削減し、設置スペースを約90%削減(従来機比)できます。
- 最大250,000巻分のカートリッジテープのデータを「VT600」1台に格納することができます。これにより、テープ運用の管理コストと作業工数を削減できます。
- 本製品はFujitsu Siemens Computersのバーチャルテープ技術(CentricStor)を使用した共同開発製品です。
- テープライブラリ「ETERNUS LT160」の機能追加
- LTO(Linear Tape Open) Ultrium2 (TM)規格(*2)のテープドライブを搭載し、大容量データの高速バックアップを実現する「LT160」に、グローバルサーバ接続機能を追加しました。これにより、複数のグローバルサーバやUNIX/IAサーバにより構成された分散システムでのデータバックアップの集約を可能にします。
【商標について】
- LTO,Linear Tape Open, Ultriumは、Hewlett-Packard 社、 IBM社、Certance社(旧Seagate Removable Storage solutions) の登録商標です。
- その他、記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
以上
用語説明
- (*1)
- 従来機種、ディスクアレイ「ETERNUS GR740」「ETERNUS GR840」と「ETERNUS6000 モデル600」との比較。
- (*2)
- LTOコンソーシアムにおいて策定されたテープ規格。
カートリッジ1巻あたり圧縮時400ギガバイト(GB,ギガは10億、圧縮比=2:1の場合)、非圧縮時200GBの大容量と、圧縮時最大毎秒70メガバイト(MB,メガは100万、圧縮比=2対1の場合)、非圧縮時35MBの高速転送が特長。
関連リンク
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