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9テラフロップスの超高速演算性能を実現
世界最大規模のスカラ型スーパーコンピュータシステム
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今回システムを導入する京都大学学術情報メディアセンター(旧大型計算機センター)は、全国研究者の学術研究を目的とした全国共同利用機関の1つであり、21世紀の科学技術立国を目指す日本において中核を担うセンターです。
当社は、スーパーコンピュータ国内ベンダー第一位の実績をもち、科学技術計算をはじめとする数々の大規模ベクトル型スーパーコンピュータシステムの開発と、構築・サポートサービスを提供してきました。今回、京都大学様に納入される「FUJITSU PRIMEPOWER HPC2500」システムは、ベクトル型スーパーコンピュータで培った「最先端プロセッサ技術」、「並列命令計算処理技術」、「高速インターコネクト技術」と、UNIXサーバで培った「共有メモリ技術」、「メモリアクセス制御技術」を結集して開発した高い信頼性をもつ世界最大のスーパーコンピュータシステムです。
新システムは、「FUJITSU PRIMEPOWER HPC2500」を計算ノードとして11台、I/Oノードとして同装置1台を超高速光インターコネクトで接続します。京都大学様の現行のベクトル型スーパーコンピュータシステム「VPP800」(富士通製)と比較した論理ピーク演算性能は18倍以上、主記憶容量は11倍以上と大幅に処理能力が向上しており、利用ユーザの多様で高度な要求にお応えします。
新システム稼動により、構造解析・分子軌道解析等の大規模シミュレーションや数値解析結果のリアルタイムビジュアリゼーション、大容量主記憶装置を使用した大規模演算が可能となり、精度の高い実用数値シミュレーションが実現されます。
また、必要な計算リソースに対し、ネットワーク上に分散した複数の計算機をひとつの高性能コンピュータとして利用可能とする「グリッドコンピューティング」にも対応し、グリッドコンピューティングの基盤サーバとして環境構築を強力に支援します。
本システムは、来年春に本格稼働を開始する予定です。
平成14年8月22日販売を開始した、世界最高の論理ピーク性能(85.1TFLOPSと拡張性(最大128プロセッサ×128ノード=16,384プロセッサ)を持つ、大規模並列スカラ型スーパーコンピュータです。UNIXサーバ「PRIMEPOWER」のHPC分野向け最上位モデルをして位置づけられています。
以上
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