富士通株式会社、株式会社日立製作所、日本電気株式会社、および米国オラクルコーポレーションは、本日、Webサービスの高信頼メッセージングを実現する「Web Services Reliability(WS-Reliability)」のドラフト仕様書に基づいて各ベンダが独自に開発した4つのソフトウェア間で、相互接続の実証実験に成功しました。
当仕様書は、本年1月にこれらのベンダが中心となり、Webサービスなどに関する仕様の標準化団体であるOASIS(*)に提案したものです。当仕様書は、高信頼メッセージングの通信プロトコルを定義するもので、Webサービスを提供する際に、オープンで高信頼のメッセージングを実現し、信頼性の高い企業間取引やコラボレーションを可能にすることを目指します。今回は、WS-Reliabilityのドラフト仕様書に関する実証実験の第1弾で、メッセージの「送達保証機能」「重複防止機能」などについて実証しました。
今後、OASIS Web Services Reliable Messaging TCメンバーは、仕様書の完成に合わせて、今回開発したソフトウェアのバージョンアップをおこなう予定です。