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[ PRESS RELEASE ](製品・サービス) |
2003-0157
2003年9月1日
富士通株式会社
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UNIXサーバ「PRIMEPOWER」
TPC-Hベンチマークで世界最高性能を達成
意思決定支援システムのためのベンチマークで3万QphHを超える処理を記録
企業をとりまくさまざまな条件を基にビジネス判断をおこなう意思決定支援システムは近年、大規模・複雑化しており、その重要性はますます高まっています。今回の測定結果は、「PRIMEPOWER2500」が金融、製造、流通などのあらゆる業種におけるデータベースの作成・検索・分析・意思決定までのプロセスを高速化し、お客様ビジネスにおける迅速な意思決定に貢献することを実証しています。
TPC-H は、Transaction Processing Performance Council(*2)(以下TPC)が定める意思決定支援システムの性能を測定する業界標準のベンチマークテストです。22種類の意思決定支援向けクエリー(*3)と2種類のデータベース更新処理から構成され、大量のデータの検索、極めて複雑なクエリーの実行、実際のビジネス上の問題に対する回答などをおこない、その処理性能を測定します。
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PRIMEPOWER2500 |
本ベンチマークで「PRIMEPOWER2500」は、シングルサーバ、データベース容量3,000GBクラスで世界最高性能となる34,345.4QphHを達成しました。測定は当社が開発したプロセッサ「SPARC64TM V(スパーク64ファイブ)[動作周波数1.3GHz]」を64個搭載した「PRIMEPOWER2500」とOracleデータベースを組み合わせたシステムで実施され、2003年8月26日にTPCにより公開されました。
今回のベンチマークテストの詳細は以下の通りです。
- システム:「PRIMEPOWER2500」
- CPU:SPARC64TM V (動作周波数1.3GHz) ×64個
- 性能:34,345.4(QphH@3000GB)
- 価格性能比:$147/QphH@3000GB
- 提供時期:2004年1月31日(*4)
UNIXサーバ「PRIMEPOWER」は、当社のIT基盤「TRIOLE(*5)」を構成する製品です。当社は今後も、お客様にベストソリューションを提供するために、「PRIMEPOWER」を企業情報システムの中核を担うプラットフォームとして「オープン系基幹システムへの対応」、「業務の継続性と効率性の向上」をポイントに強化するとともに、トランザクション系アプリケーションをはじめとする各種ベンチマークテストで世界最高性能を追求していきます。
【商標について】
- すべてのSPARC商標は、米国SPARC International,Inc.のライセンスを受けて使用している同社の米国およびその他の国における商標または登録商標です。
- UNIXは、The Open Groupの米国ならびにその他の国における登録商標です。
- SPARC64は、米国SPARC International,Inc.のライセンスを受けて使用している同社の商標です。
- その他の記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
以上
用語説明
- (*1) QphH (Query-per-Hour Performance Metric):
- データベース1GBにつき1時間あたりに実行可能な検索処理数を表す単位です。
- (*2) Transaction Processing Performance Council:
- 客観的な性能ベンチマークプログラムを提供し、測定値を公表している中立の非営利団体です。
- (*3) クエリー:
- データベース管理システムに対する処理要求(問い合わせ)を文字列として表したもので、データの検索や更新、削除などの命令をシステムに発行するのに使われます。
- (*4) :本ベンチマークと同等構成の製品が米国で提供可能となる時期です。日本国内では2004年第1四半期となる予定です。
- (*5) TRIOLE:
- 社会・企業活動に要求される「ビジネスの成長・拡大」、「スピーディーな業務構築」、「システムの安定運用とTCO削減」を実現する富士通のIT基盤です。
関連リンク
プレスリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容、お問い合わせ先などは、発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。あらかじめご了承ください。ご不明な場合は、富士通お客様総合センターにお問い合わせください。
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