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[ PRESS RELEASE ](製品・サービス)
2003-0136
2003年7月14日
富士通株式会社
リアルタイム情報統合・活用を実現し、スピード経営を支援する画期的ミドルウェア

「Interstage V6」新発売


当社は、さまざまな形式の電子情報を統合的、かつ、リアルタイムに活用できる高速XML型データベースエンジンとBI(ビジネス・インテリジェンス)機能を加えて強化した、"リアルタイム"コラボラティブビジネスインテグレーション(*1)「Interstage(インターステージ) V6」を、7月14日より販売します。
本製品は、IT基盤「TRIOLE(トリオーレ)」の中核となるミドルウェアであり、消費者嗜好への即応化や四半期決算への対応など、お客様のスピード経営を支援します。

「Interstage」は、お客様の既存資産を活用しつつ、ビジネスの成長と拡大に合わせてシステムを連携させ、全体として最適なITシステムへ発展させる「サービス統合」を実現するミドルウェアであり、IT基盤「TRIOLE(トリオーレ)」の中核製品です。

【Interstage Shunsaku Data Manager】

本製品は、情報統合、活用による業務プロセスの可視化に重点を置いています。企業のリアルタイムな情報統合、活用のための製品として、高速XML型データベースエンジン「Interstage Shunsaku Data Manager(インターステージ シュンサク データ マネージャ)」を新たに追加しました。これまでRDB(リレーショナルデータベース)ではシステム化が困難だった、さまざまな形式からなる複数データベースの横断的リアルタイム情報活用を、既存の「Interstage」製品との組合せにより実現します。これにより、従来活用できなかった企業内外に散在する膨大な既存データを、統合的に有効活用できます。

【Interstage Navigator】

本製品は、他の「Interstage」製品と組み合わせ、連携したデータを高速、柔軟に分析することにより、業務プロセスを可視化できます。

現場から経営者までさまざまなレベルで、統合的にデータの動きを捉えることができるため、業務プロセス最適化に向けた評価・改善のサイクルの短縮を図れ、経営のスピードアップにつなげることができます。

【主な製品の販売価格および出荷時期】

製品名販売価格(税別)出荷時期
「Interstage Shunsaku Data Manager V6」180万円より9月上旬より
「Interstage Navigator V6」80万円より8月上旬より

【販売目標】

2005年度末までに21万3千サーバの販売を予定しています。

※当社の決算期は3月末日です。

【本製品の特長】

  1. 高速XML型データベースエンジン「Interstage Shunsaku Data Manager」

    非定型なXMLデータをインデックスレスで高速に検索できます。さらに異なる形式の複数データの検索も柔軟かつ高速に実現します。

    「SIGMA検索技術(*2)」と「ハイトラフィック技術(*3)」により、複数の条件を組み合わせた複雑な検索やアクセスが集中したときでも、一定の時間で検索できます。また、データ量が増加した場合、データベースを止めることなくCPUの増設だけで性能を保つことができます。さらに、インデックス作成やデータベースのチューニングが要らないので、初期導入の開発が従来の約1/4の期間でおこなえます。

    加えて、「Interstage CollaborationRing(インターステージ コラボレーションリング)」と連携することにより、販売・受注・在庫システムなどの形式の異なるデータを横断的に検索できます。これにより、お客様は従来活用できなかった企業内外に散在する膨大な既存データを統合的に有効利用できます。

  2. 高速性と柔軟性を併せ持つBI製品「Interstage Navigator」

    データウェアハウスを活用して非定型で柔軟な分析から定型・高速分析まで目的に応じた最適な分析が可能です。また、世界のトップベンダのコグノス・インコーポレイテッド(カナダ オンタリオ州、最高経営責任者:ロン・ザンボニーニ)との共同開発によるハイブリッド型OLAP(*4)製品「Cognos PowerNavigator Server™(コグノス パワーナビゲータ サーバ)」とともに、当社のBI製品の中核製品となります。

  3. オープンソースの標準採用、およびUMLモデリング機能による開発コストの削減

    「Interstage」は、「Apache(*5)」「Tomcat(*6)」「Struts(*7)」の最新オープンソースに完全対応しています。これにより、オープンソースの知識と豊富な流通資産を活用し、業務システムを構築することができます。また、開発ツール「Interstage Apworks(インターステージ エーピーワークス)」は、オープンソースの開発プラットフォーム「Eclipse(*8)」をベースに、UML(*9)モデリング機能を取り入れ、上流設計からテスト・運用までのライフサイクル全体をカバーしています。

【商標について】

記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

(*1)"リアルタイム"コラボラティブビジネスインテグレーション:
Webサービスを実現する最新および現行のテクノロジをベースに、リアルタイムな情報活用を実現し、企業ビジネスのコラボレーションを加速する「Interstage」の方向性を示す言葉です。
(*2)SIGMA検索技術:
九州大学有川副学長と研究グループが開発した、一方向逐次処理による高速文字列照合アルゴリズムで、検索条件が複数あっても一定のスピードで検索を実行できる技術です。
(*3)ハイトラフィック技術:
アプリケーションからの検索要求が重なっても同じ検索時間で応答する技術で、現在、特許出願中です。
(*4)OLAP(OnLine Analytical Processing):
お客様が、直接データベースを検索、集計して、問題点や解決策を発見する分析型アプリケーションの概念です。たとえば、お客様が、売上など企業内の大量かつ多様な基幹データの集計方法や分析角度などを多次元に設定することにより、新しい傾向や相関関係など有益な情報を発見できます。
(*5)Apache:
ApacheはHTTPサーバやSOAPサーバ機能などを含む、APACHE SOFTWARE FOUNDATIONによって開発されているオープンソフトウェアの総称名です。
(*6)Tomcat:
TomcatはJava Servlet 2.2 および JavaServer Page 1.1 技術の正式なリファレンス実装です。Jakarta Projectが管理運営しています。
(*7)Struts:
Strutsは、Apache Jakartaプロジェクトのオープンソースで、JSP/Servletの技術を用いてWebアプリケーションを構築する上で有効なフレームワークです。
(*8)Eclipse(Eclipse.org):
Eclipse.orgは、より良い開発環境と製品統合に関心のある、ソフトウェア開発ツールベンダとツール開発者が中心となって結成したオープン・ソース・コミュニティです。プラグイン技術に基づいた、使いやすく操作互換性があり、統合化されて共通に利用可能な製品開発という目的を、同コミュニティは共有しています。 コラボレーションとコア統合技術の共有により、ツールベンダは、それぞれの専門技術と新しい開発技術の構築に集中することができます。
(*9)UML(Unified Modeling Language):
統合モデリング言語です。オブジェクト指向のソフトウェア開発におけるプログラム設計図の統一表記法です。1997年にOMG(Object Management Group)から標準化認定を受け、現在はオブジェクト指向設計における表記法の事実上の標準になっています。

以上

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