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[ PRESS RELEASE ]
2003年4月3日
松下電工インフォメーションシステムズ株式会社
富士通株式会社

オープンシステムの短期、高品質開発をめざして
松下電工インフォメーションシステムズと富士通が協業

松下電工インフォメーションシステムズ株式会社(*1)(以下、NAIS-IS)と富士通株式会社(*2)(以下 富士通)は、富士通のアプリケーションフレームワーク(*3)とNAIS-ISの業務コントロールモジュール群を組合せることにより、オープンシステムの開発期間の短縮、高品質なシステム開発を実現していくことに合意しました。

NAIS-ISでは、富士通がシステム開発で長年培ってきた「システム開発/構築用フレームワーク」上に、NAIS-ISオリジナルの業務コントロールモジュール群を組合せて、2002年春からNAIS-ISの卸業向け販売管理パッケージ「MetaForce」の開発をしてきました。その結果、システムを短期間、高品質で開発するなどの大きな成果を上げ、このシステム開発手法を両者協業で推進していくことに合意しました。

これは、富士通のフレームワークの上にNAIS-ISが独自で開発した画面コンポーネント、業務コンポーネント、データベースコンポーネント群を組合せることで、

  • コンポーネント毎の並行開発
  • 業務ロジック開発への専念
  • 従来資産の活用

などができるようになり、短期間・高品質開発が可能となったものです。

オープンシステムの開発において、この開発手法は、基幹業務に必要な性能と信頼性を確保しつつ、開発期間を20%〜30%短縮するとともに、品質・メンテナンス性も向上させます。NAIS-ISでは、この開発手法のオープンシステム開発におけるビジネスの優位性をはかりつつ、将来はオープンシステム開発における汎用モジュールをコンポーネント化し、外販することも考えてまいります。

【協業の内容】

具体的な協業内容は次のとおりです。

  1. NAIS-ISのオープンシステム開発において、富士通のフレームワーク上に NAIS-ISオリジナルコンポーネントを組合せて、短期・高品質開発を実現
    NAIS-ISが行うオープンシステムのアプリケーション開発において、富士通のフレームワーク製品「B2.Sframework(ビーツドットエスフレームワーク)」を適用し、画面制御やデータベースアクセス制御、ユーザ認証などの各種機能の共通部品を揃え、オープンシステムの開発基盤を構築します。
  • NAIS-ISが行うオープンシステム開発において、上記の共通部品を活用します。
  1. 富士通「フレームワーク製品」の機能アップのためのフィードバック
  • NAIS-ISの今後のシステム開発要件に対応すべく、富士通のフレームワーク製品「B2.Sframework」の機能強化を実施。

【背景】

オープンシステムを用いて基幹システムを構築するには、標準化対応と同時にメインフレーム並みのきめ細かなアプリケーション制御をおこなう必要があります。

富士通のフレームワーク製品「B2.Sframework」と各種コンポーネントを組合せて用いることで、アプリケーションの複雑な制御をフレームワーク側に任せることができ、担当者は業務ロジックの開発に専念することができます。その結果、短期間で高品質なシステム開発が実現できます。実際、NAIS-ISの卸業向け販売管理パッケージ「MetaForce」の開発でフレームワークの上に、NAIS-IS独自開発の画面コンポーネント、業務コンポーネント、データベースコンポーネント群を組合せて適用した結果、以下の実績をあげることができ、その適用効果を確認しました。

  • 従来方式では約9ヵ月かかると見積りされたパッケージ開発を6ヵ月に短縮。
  • 他のフレームワーク製品にはなかったCOBOLにも対応しているため、従来のCOBOLアプリケーションの業務ロジックや開発ノウハウを流用可能。
  • COBOL を利用することにより基幹系に必要な高速処理性能(Javaに比べ約1.3倍)を実現。
  • フレームワークの持つ制御機能により制御と業務ロジックを分離でき、業務開発に専念することができるとともに、メンテナンス性も向上。

【用語説明】

(*1)
代表取締役社長:浜田正博、本社:大阪府門真市
(*2)
代表取締役社長:秋草直之、本社:千代田区
(*3)
Javaなどによるアプリケーション開発を高品質かつ短期間で行うための開発手法およびアプリケーションのひな型(テンプレート)。

【商標について】

記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

以 上

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【添付資料】

MetaForceにおいて、フレームワークを活用したオープンシステム開発スタイル

※B2.Sframework
富士通のシステム全体を構築するためのフレームワーク名。富士通のプラットフォームコンセプトTRIOLEに基づいている。「Building Blocks System framework」の略。
製品としてe.Frame(イイドットフレーム)とInterstage Apcoordinator(インターステージエイピーコーディネイター)より構成されている。
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