FUJITSU
Worldwide|サイトマップ
THE POSSIBILITIES ARE INFINITE
Japan
元のページへ戻る本件に関するお問い合わせ先
[ PRESS RELEASE ]
2003-0015
平成15年1月22日
富士通株式会社

中小規模Webサービスの普及に向けた「Interstage V5.1」3製品 新発売

〜「Interstage ファミリ」のラインナップを強化 〜

当社は、中小規模システムにおいてWebサービスを手軽に導入・構築できるコラボラティブビジネスインテグレーション(*1)「Interstage(インターステージ)V5.1」3製品を開発し、1月22日より販売開始いたします。

これまで、「Interstage(*2)」は企業の統合的な情報システムを支えるミドルウェアとして、企業の基幹システムを中心に実績をあげております。

今回、中小規模の企業や部門システム等、企業のIT環境にあわせて、低価格かつ迅速に使い勝手の良いシステムを構築するために、新たに3製品を提供します。

【新製品の特長】

  1. 「Interstage Application Server Plus」
    J2EE(*3)1.3に準拠し、手軽な操作で安定稼動と短期構築を実現するオールインワンタイプのアプリケーションサーバ。
    • 簡単な操作でインストールできる「ワンストップセットアップ機能」
    • オープンソースフレームワーク「Struts」(*4)を利用したアプリケーションの移入が可能な「フレームワーク」
    • 業務メニューのパーソナライズとカスタマイズが容易な「ポータル機能」
  1. 「Interstage Application Server Plus Developer」
    オープンソースの開発プラットフォーム「Eclipse」(*5)に対応した「Interstage Application Server Plus」用開発キット。スタンドアロン環境で開発からテスト運用まで可能にするとともに、開発環境から運用環境へのアプリケーションの簡単な配備を実現。
  1. 「Interstage CollaborationRing FTI」
    ファイル転送ベースでのEAI(*6)構築を可能とするエントリツールで、部門内の業務連携が可能。さらに、すでに提供している「Interstage CollaborationRing PM」を使用すれば、全社プロセス統合への段階的な業務システム構築が可能。

あわせて、既存製品についても「InterstageV5.1」では、主に以下の3点の機能強化を実現しております。

【主な機能強化】

  1. 導入性の改善
    • 導入手番数を削減し、従来製品に対して約1/3に改善
    • アプリケーション導入時の操作性を向上
  1. 安定性強化(性能改善、セキュリティ機能強化)
    • SOAP(*7)の実行性能を強化(レスポンス時間を従来製品の約1/2に短縮)
    • 1回のパスワード入力で複数システムにアクセスできる「Single Sign On(シングル・サインオン)機能」を新たに提供し、以前から提供していた「代理ログオン機能」との組み合わせで、既存システムも含めた「Single Sign On機能」を提供
    • ITセキュリティに関する国際規格である「ISO/IEC15408(*8)」に基づく国内初のITセキュリティ認証を取得し、その機能を継承・強化して提供
  1. 構築性強化
    • オープンソースフレームワーク「Struts」を利用したアプリケーションの移入機能を提供
    • バックエンドの業務開発までカバーする制御部品を豊富に用意したフレームワークを提供
    • オープンソースの開発プラットフォーム「Eclipse」に対応

また、これらの商品を軸に、Web技術者の育成にむけて、昨年12月に制定した技術者認定プログラム「Interstage Master」を基本に、システム構築分野でのパートナー様との協調を行ってまいります。

「Interstage」は、今後も大規模システムから中小規模・部門システムまでトータルに支援し、Webサービスのより一層の普及にむけて使い勝手の向上や、業界標準仕様に対し、積極的に取り組んでまいります。

【新製品の出荷時期と販売価格(税別)】

「Interstage Application Server Plus」:2003年2月中旬、70万円〜
「Interstage Application Server Plus Developer」:2003年2月中旬、40万円〜
「Interstage CollaborationRing FTI」:2003年3月初旬、300万円〜

【販売目標】

今後3年間で、23万サーバ(「Interstageファミリ」全体)

【用語説明または注釈】

*1: コラボラティブビジネスインテグレーション
Webサービスを実現する最新のテクノロジーや現行テクノロジーをベースに企業のビジネスをコラボレーションする相互連携の場です。
*2:Interstage
「Interstage」は、TRIOLE(トリオーレ:ネットワーク、サーバ、ストレージ、ミドルウェアを有機的に結合する、当社のプラットフォームコンセプト)に基づいて開発しています。
インターネット上に公開された各種ビジネス資源を効果的に組み合わせて活用することで、激しく変化するビジネス環境に迅速に対応するための相互連携を実現します。コラボラティブ ビジネス インテグレーションを実現するため、「Foundation」「Integration」「Development Suite」の3つの機能群を軸に、お客様がグローバルに展開するシステムをよりスピーディに、かつ容易に実現するためのソリューションを提供しています。
*3:J2EE(Java2 Enterprise Edition)
米国Sun Microsystems,Inc.が提唱したJavaによる分散アプリケーション向けのコンポーネントアーキテクチャおよび規約であり、Javaコンポーネント開発の標準仕様です。
*4:Struts
Strutsは、Apach Jakartaプロジェクトのオープンソースで、JSP/Servletの技術を用いてWebアプリケーションを構築する上で有効なフレームワークです。
*5:Eclipse(Eclipse.org)
Eclipse.orgは、より良い開発環境と製品統合に関心のある、ソフトウェア開発ツールベンダーとツール開発者が中心となって結成したオープン・ソース・コミュニティです。 同コミュニティは、プラグイン技術に基づいた、使いやすく操作互換性があり、統合化されて共通に利用可能な製品開発という目的を共有しています。 コラボレーションとコア統合技術の共有により、ツールベンダーは、それぞれの専門技術と新しい開発技術の構築に集中することができます。
*6:EAI(Enterprise Application Integration)
企業の異なる業務システムや、企業間のシステムを相互に連携し、プロセスやデータを統合するための技術です。
*7:SOAP(Simple Object Access Protocol)
分散ネットワーク環境においてXMLベースの情報を交換するための通信プロトコルです。「Interstage」では、マイクロソフト株式会社様との.NET相互接続実験の成果をもとに商品化しています。
*8:ISO/IEC15408
ITセキュリティの観点から、情報技術に関連した製品およびシステムが適切に設計され、その設計が正しく実装されているかどうかを評価するための国際規約です。

【商標について】

  • 記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

以 上

元のページへ戻る ページの先頭へ

関連リンク

プレスリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容、お問い合わせ先などは、発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。あらかじめご了承ください。ご不明な場合は、富士通お客様総合センターにお問い合わせください。


All Right Reserved, Copyright (C) FUJITSU