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[ PRESS RELEASE ]
2003-0013
平成15年1月21日
富士通株式会社
低コスト光送信機を可能にするキーデバイス

世界最小の駆動電圧1.8Vを実現した
40ギガビット/秒LN光変調器を製品化

40ギガビット/秒LN光変調器

当社はこのほど、40ギガビット/秒(Gbps)LN光変調器(*1)において、1.8Vという世界で最も低い電圧で駆動する「デュアルドライブ型40Gbps LN光変調器」(*2)と、3.5Vで駆動する「シングルドライブ型40Gbps LN光変調器」(*2)の2機種を製品化し、1月21日よりシステム評価用製品サンプルの受注を開始します。

光変調器は、入力された電気信号を光信号に変換して出力する機能を有するもので、光通信システム用光送信機に搭載される重要部品の一つです。本製品を使用することで、次世代40Gbps光通信システムで求められている、光送信機の低コスト化、小型化、低消費電力化を実現できます。

【本製品の特長】

  1. デュアルドライブ型で1.8V、シングルドライブ型で3.5Vの低駆動電圧を実現
    従来の駆動電圧は、デュアルドライブ型光変調器で3.0V(シングルドライブ型で5.5V)であったため、高出力・広帯域の特殊な駆動回路が必要でした。本製品は低駆動電圧を実現しているので、汎用的な駆動回路を利用でき、40Gbps光送信機の低コスト化、小型化、低消費電力化が可能です。
  2. 出力光モニタ用フォトダイオード(Photo Diode:PD)を内蔵
    LN光変調器では、変調器制御用DCバイアス(*3)をたえず適正な値に保つため、変調器から出力される光信号を常に監視する必要があります。本製品では、出力光モニタ用PDを内蔵しているため、LN光変調器外部の光モニタ回路を省略できます。
  3. 分離型DCバイアス方式を採用
    電気信号と変調器制御用DCバイアスに、それぞれ専用の入力端子を設けた分離型DCバイアス方式を採用しました。これにより、これまで必要だった電気信号と変調器制御用DCバイアスを合成する電気回路の省略を実現しました。

【出荷時期】

システム評価用製品サンプル:4月より
量産製品:8月より

海外での販売については、富士通カンタムデバイス株式会社、およびその販売会社であるFujitsu Compound Semiconductor, Inc.、Fujitsu Quantum Devices Europe Ltd.、Fujitsu Quantum Devices Singapore Pte. Ltd. が行います。

本製品に用いられた技術の詳細については、当社プレスリリースのバックナンバー(平成14年4月1日掲載)をご覧ください(URL:http://pr.fujitsu.com/jp/news/2002/04/1-1.html)。

なお、本製品は1月22日から1月24日まで東京ビッグサイトで開催予定の「Fiber Optics EXPO」に出展する予定です。(URL:http://web.reedexpo.co.jp/foe/)

【注釈】

*1:LN光変調器
電気光学効果を持つ、ニオブ酸リチウム(LN: LiNbO3)の結晶を用いた光変調器のことで、電気信号を光の強度信号に変換する光部品です。入力電気信号の”1”、”0”に対応して、出力される光強度の”明”、”暗”を生成することで、入力電気信号を光信号に変換します。LN光変調器は、光信号を生成する際に付随的に発生する波長のゆらぎが非常に小さいことが特長で、高ビットレート伝送、長距離伝送、波長多重伝送に適しています。このため、次世代40Gbps光通信システム、幹線系陸上光通信システム、及び海底光通信システム用の光変調器として、多く利用されています。
*2:「デュアルドライブ型40Gbps LN光変調器」「シングルドライブ型40Gbps LN光変調器」
LN変調器の駆動方式で区別されます。デュアルドライブ型は、互いにロジックの反転した2つの相補電気信号(例:“1001”と“0110”)を入力してLN変調器を駆動し、シングルドライブ型は、1つの電気信号のみを入力してLN変調器を駆動します。それぞれ、お客様の駆動回路に応じて使い分けられます。
*3:変調器制御用DCバイアス
LN変調器で適正な光変調を実現するためには、電気信号に加え、変調器制御用DCバイアスと呼ばれるDC電圧を変調器に供給する必要があります。適正な変調器制御用DCバイアス値は時間とともに変動するため、光変調器の出力光信号を常に監視し、供給する変調器制御用DCバイアスを制御する必要があります。

【商標について】

  • 記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

以 上

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