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[ PRESS RELEASE ]
平成14年12月10日
富士通株式会社
シンビアン株式会社

Symbian OSを採用したNTTドコモ向けFOMA新端末を開発

富士通株式会社(社長:秋草 直之、本社:東京千代田区、以下 富士通)は、シンビアン株式会社(社長:西 弘洋、本社:東京港区、以下 シンビアン)が提供するSymbian OSを採用して、NTTドコモ向けFOMA新端末を開発いたしました。 また、シンビアンは、富士通と共同でFOMA端末向けにSymbian OSの日本語対応や動画対応、さらにはパフォーマンスチューニング等のカスタマイズを行いました。

新端末はSymbian OSを搭載した最初の日本市場向け携帯電話で、Symbian OSを搭載した世界初の3G向け携帯電話です。また、先進的なグラフィカルユーザインターフェースや高機能なPIM(*1)アプリケーションを搭載し、動画メールに対応した斬新な携帯電話です。富士通からNTTドコモへまもなく納入を開始する予定です。

「富士通は、オープンなSymbian OSを使用することにより、マルチメディアやエンターテイメントなどの幅広いサービスを利用できる高度な携帯電話の提供が可能になると期待しています。今後とも、シンビアンと富士通の技術を融合した豊富な機能をもつ、次世代ネットワーク向けの携帯電話を提供してまいります。」と富士通のモバイルフォン事業本部長、谷島昭一は述べています。

「富士通が、日本市場向けに初めてSymbian OSを搭載した携帯電話を開発したことは、我々にとって喜びにたえません。富士通は、Symbian OSの特徴である柔軟性を活用し、差別化した製品を開発した最高のパートナーです。Symbian OSのライセンシーは、全世界の携帯電話販売シェアの80%以上を占めており(*2)、2.5G、および3G向け携帯電話のデファクトスタンダードになると思います。携帯電話メーカーは、Symbian OSを採用すれば、各社が開発したアプリケーション、コンテンツ、サービスなどに対応する先進的で高機能な携帯電話をお客様に提供できます。」と英Symbian社のCEO、David Levinは述べています。

【シンビアン社について】

シンビアン株式会社は英Symbian社の日本法人です。Symbianは音声通話、ワイヤレスインターネットアクセス、多くのアプリケーション実行環境などを備えた携帯電話を実現するオペレーティングシステムを世界の大手携帯電話メーカーに供給しています。 エリクソン、ノキア、サイオンの3社は、既にSymbian OSベースのデバイスを発売しています。Symbian OSベースの次世代モバイル機器を開発している他の企業には、ケンウッド、モトローラ、松下、サムソン、三洋、ソニーエリクソン、シーメンス等が挙げられます。詳しくはSymbianのWebサイト(http://www.symbian.com/)をご覧ください。

【用語説明または注釈】

*1:PIM (Personal Information Manager)
電話帳や住所録、スケジュール等の個人情報を管理するためのソフトウェア
*2:Symbian OSのライセンシーは、全世界の携帯電話販売シェアの80%以上
出典
Gartner Dataquest (August 2002) "Worldwide Mobile Terminal Sales to End-User Estimates for 2Q02."

【商標について】

  • 記載されている会社名・製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

以 上

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