[ PRESS RELEASE ] |
2002-0265
平成14年11月14日
富士通株式会社 |
No.192 |
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1000BASE-T標準搭載のスイッチングハブ「GeoStream SHシリーズ」新発売
当社は、アクセスLAN向けボックス型スイッチングハブ「GeoStream SHシリーズ」に、1Gbpsの接続をツイストペアケーブルで実現する1000BASE-Tインタフェースを標準搭載した「GeoStream SH5124T」と「GeoStream SH4124T」を新たに追加し、お求め易い価格で11月14日より販売開始いたします。
「GeoStream SH5124T」は、ルーティング機能を持ち、企業の部門間の通信を実現するレイヤ3スイッチングハブ(*1)です。「GeoStream SH4124T」は、企業の部門内などのアクセスLANを実現するレイヤ2スイッチングハブ(*1)です。
近年、企業ネットワークは高速化の一途を辿り、より快適な利用環境を実現するため、アクセスLANにおいても部門サーバやバックボーンネットワークと接続するデータ伝送速度は100Mbpsから1Gbpsに移行しつつあります。今回提供するボックス型のスイッチングハブは、インタフェースに1000BASE-Tを2ポート標準搭載しており、簡単、低価格に高速接続を実現できます。
当社は、今後も企業ネットワークのより良い利用環境を実現するための製品を提供していきます。
【税別標準価格】
「GeoStream SH5124T」:39万8,000円
(1000BASE-T:2ポート、10/100BASE-TX:24ポート標準装備、レイヤ3機能サポート)
「GeoStream SH4124T」:18万7,000円
(1000BASE-T:2ポート、10/100BASE-TX:24ポート標準装備)
【出荷時期】
「GeoStream SH5124T」: 2003年1月31日より
「GeoStream SH4124T」: 2003年1月10日より
【販売目標】
今後1年間で、「GeoStream SHシリーズ」全体で10万台の販売を見込んでいます。
【用語解説】
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- (*1) レイヤ2スイッチングハブ、レイヤ3スイッチングハブ:
- ISOが定めたコンピュータ同士が通信する際の取り決め(プロトコル)「OSI(Open System Interconnection)参照モデル」は、7階層(レイヤ)に分かれています。最下層から順に、物理層(レイヤ1)、データリンク層(レイヤ2)、ネットワーク層(レイヤ3)などに分かれます。
レイヤ2スイッチングハブは、データリンク層(レイヤ2)のアドレス情報であるMACアドレスを用いてスイッチングを行います。
レイヤ3スイッチングハブは、ネットワーク層(レイヤ3)のアドレス情報であるIPアドレスにより、ルーティングをハードウェア処理にて行います。
【商標について】
- 記載されている会社名・製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
以 上
【添付資料】
「GeoStream SH5124T」「GeoStream SH4124T」の特長
- 1000BASE-Tインタフェースの基本実装
1000BASE-Tインタフェースを2ポート標準搭載し、1000BASE-Tを搭載したサーバ、端末との高速接続を簡便に実現できます。また、1000BASE-Tをアップリンクポートとして使用し、ギガバックボーンネットワークの足廻りとしても利用できます。
- サービスレベルに合わせて帯域保証を実現
IEEE802.1p、DiffServ等の値を参照し、きめ細かい優先制御を実現します。トラフィックが集中するネットワークにおいても、アプリケーションに合わせた最適な帯域を保証することが可能です。また、IEEE802.1p、DiffServ等の値の付け替えにより、各アプリケーションの優先度も制御可能です。
- リンクアグリゲーションによる高信頼、高速ネットワークの実現
IEEE802.3adに準拠したリンクアグリゲーション技術により、複数の物理回線を論理的に1本に束ねることができます。これにより、サーバとの接続部分等の重要な回線を複数経路にすることで、冗長化と帯域幅の拡大が可能です。
- 柔軟なネットワーク構築実現
各種VLAN機能(ポートVLAN、タグVLAN、GVRP機能)、フィルタリング機能、IGMPスヌーピング機能をサポートします。これにより、柔軟なVLAN構成を可能にし、セキュリティの確保やマルチキャスト系アプリケーションにも対応したネットワーク構築を実現します。
- 高可用性
PCMCIAカードを標準装備しており、設定情報、ロギング情報、ファームウェア等の格納が可能です。これにより、障害時の早急な設定情報の復元、迅速な障害ロギングデータの解析、簡便なファームアップが可能となり復旧時間の短縮等、高可用性を実現できます。
- レイヤ3機能
「GeoStream SH5124T」では、スタティック、RIP、RIP2の各ルーティング方式をサポートし、ボックス型スイッチングハブとして、簡易なレイヤ3ネットワークを構築可能です。
関連リンク
- 製品写真(GeoStream SH5124T) JPEG 57KB
- 製品写真 (GeoStream SH4124T) JPEG 58KB
プレスリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容、お問い合わせ先などは、発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。あらかじめご了承ください。ご不明な場合は、富士通お客様総合センターにお問い合わせください。
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