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Japan
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[ PRESS RELEASE ]
2002-0215
平成14年9月19日
富士通株式会社
ブロードバンド・インターネットを支える富士通No.167
プロダクト

チャネル容量4倍のIMT-2000システム用無線基地局装置を出荷

当社は、現行機種の4倍に相当する2,880以上のチャネル(*1)容量をもつ、第三世代移動通信(IMT-2000)システム向け大容量基地局装置を、7月11日より株式会社NTTドコモ殿(以下NTTドコモ)へ出荷を開始いたしました。

出荷した装置は、富士通と株式会社日立国際電気(代表取締役社長:遠藤 誠、本社:東京都中野区)が、NTTドコモと共同で開発しています。

本装置は、当社と株式会社富士通研究所(社長:藤崎 道雄、 本社:川崎市)が9月5日に発表した高効率送信増幅器技術と、当社の高速チャネル信号処理技術により、大幅な低消費電力化と高密度化を実現します。これにより、現行機種と同じ消費電力と装置形状で、4倍のチャネル容量を実現します。加えて、通信量の需要増加に合わせて小容量から大容量まで容易にチャネル数を拡張できる構造を採用しており、運用面での利便性を備えています。音声通話だけではなく、384kbpsの高速パケット通信でも十分なチャネル数を提供します。

ブロードバンド・インターネットや電子メールの普及に伴い、移動通信においても、高速通信の需要が高まっています。

当社は、NTTドコモが2001年5月に第三世代移動通信(IMT-2000)システムを開始した当初より、無線基地局装置を製品化しています。あわせて、モバイル環境下での高速パケット伝送の普及に備え、大容量の無線基地局装置の開発を開始しています。

今後も、当社は、モバイルインターネットの環境をより良くするため、新製品を提供してまいります。

【NTTドコモに出荷を開始した大容量基地局装置の特長】

(1) 高密度・大容量基地局装置
最先端の半導体デバイス技術と高速チャネル信号処理技術により、従来と同一の大きさでありながら、現行機種の4倍のチャネル容量を実現しました。

(2) 低消費電力
デジタルプリディストーション(Digital PreDistortion: DPD)方式(*2)に基づく新しい歪補償技術を用いた高効率送信増幅器を開発し、従来と同等の消費電力を実現しました。

(3) 小容量から大容量までのすぐれた拡張性
郊外の低トラフィック地域から大都市の高トラフィック地域まで、需要に応じて容易にチャネル数を拡張できます。

【用語解説および注釈】

*1:2880チャネル以上
音声通話に換算した場合のチャネル数です。高速パケット通信では、サービスする情報の速度によって使用する帯域が異なるため、装置のチャネル容量を比較する手段として、音声通話1チャネルの帯域を基準として、装置容量を表しています。
*2:デジタルプリディストーション(Digital PreDistortion: DPD)方式
基地局に使用する送信電力増幅器を低消費電力化するための技術で,増幅器の発生する歪の逆特性をディジタル信号処理によりあらかじめ加えておくことで歪補償を行うものです.

【商標について】

FOMAは、株式会社NTTドコモの登録商標です。

その他記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

以 上

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