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[ PRESS RELEASE ]
平成14年8月29日
富士通株式会社
日本オラクル株式会社

富士通と日本オラクルが両社の戦略製品の連携を強化

〜「富士通RACインテグレーションセンター」の設立、ソフトウェアの連携を強化〜

富士通株式会社(本社 : 東京都千代田区、代表取締役社長 : 秋草直之、以下 富士通)と日本オラクル株式会社(本社 : 東京都千代田区、代表取締役社長 : 新宅正明、以下 日本オラクル)は、お客様の高可用性・柔軟性のあるシステムを構築するために、両社の戦略製品の連携を強化いたします。

富士通は、「富士通RACインテグレーションセンター」を8月30日より開設いたします。当センターは、オラクルデータベースのクラスタ対応製品「Oracle9i Real Application Clusters(以下Oracle9i RAC、*1)」と、富士通のハードウェア、クラスタソフトウェアおよびミドルウェアの組み合わせにより、お客様の高信頼システムの構築を支援するもので、富士通の「PRIMEPOWER CENTER(*2)」内に開設します。

日本オラクルは、当センターにおいて、「Oracle9i RAC」に関する技術支援を行ないます。

加えて、両社は、富士通の統合運用管理ソフトウェア「Systemwalker」と日本オラクルのビジネスアプリケーション「Oracle E-Business Suite(EBS)」、富士通のコラボラティブビジネスインテグレーション「Interstage」と日本オラクルのデータベース「Oracle9i」の製品間における連携を検証し、これまで以上に両社製品での相互利用が容易となりました。

今後も、両社は、ミッションクリティカルな業務に最適なソリューションの提供に向け、相互の強みを活かした製品やテクノロジーにおける共同研究および共同検証を実施してまいります。

1. 富士通RACインテグレーションセンター

今回開設する「富士通RACインテグレーションセンター」には、富士通のUNIXサーバ「PRIMEPOWER」、高信頼基盤ソフトウェア「PRIMECLUSTER(*3)」、「Systemwalker」、「Interstage」、ストレージシステム「ETERNUS GR700 series」と、オラクルの「Oracle9i RAC」を常設しており、富士通は、以下のサービスを提供いたします。

  • クラスタシステムの切り替え時間や処理量変化の体験デモを実施いたします。
  • 高信頼システムの構築に向けた推奨構成の作成を行ないます。
  • クラスタシステムの性能に関するベンチマークテストを支援いたします。
  • クラスタ構築サービスを実施いたします。

「PRIMEPOWER」、「PRIMECLUSTER」と「Oracle9i RAC」の組み合わせにより、高可用性と拡張性を両立したミッションクリティカルなシステムを構築することができます。クラスタシステムの一部で問題が発生した場合、問題のあった個所を高速に検出して確実に切り離し、業務を引き継ぐことができます。また、システム拡張に応じたリニアなスケーラビリティの実現により、ビジネスの急激な拡大にも柔軟に対応することができます。

当センターでは、各種ベンダーのアプリケーションとの連携支援なども行い、ハードウェアからソフトウェアまでを含む、システム全体をインテグレーションしたソリューションを提供します。

なお、「PRIMEPOWER」、「PRIMECLUSTER」と「Oracle9i RAC」による高信頼システムは、アメリカの航空会社Southwest Airlines様、韓国の外換銀行様などで稼働し、高い評価をいただいております。さらに「Interstage」を組み合わせ、国内最大規模のプロバイダ@nifty向けにシステムを開発しております。

2. 両社ソフトウェアの技術連携強化

富士通のジョブ管理製品「Systemwalker OperationMGR」、帳票管理製品「Systemwalker ListCREATOR」が、日本オラクルの「Oracle E-Business Suite(以下、EBS)」のCAI認定(*4)を取得し、EBSの運用管理を強力にサポートいたします。

一方、日本オラクルの運用管理ソフトウェア「Oracle Enterprise Manager(OEM)」が、「Systemwalker」の認定制度「Systemwalker Enabled」の認証を取得し、「Systemwalker CentricMGR」と連携したシステム監視が可能となりました。

お客様は、両社が相互に認定した製品を利用することで,信頼性の高い運用管理ソリューションを構築することができます。

また、富士通のアプリケーションフレームワーク製品「Interstage Apcoordinator(*5)」と日本オラクルの「Oracle9i」の連携を実現しました。これにより、「Interstage Apcoordinator」が提供する短納期で高品質な開発環境を「Oracle9i」でも使用することが可能となります。

【富士通RACインテグレーションセンター】

住 所:東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビル11階 PRIMEPOWER CENTER 内
受付時間:9:00〜17:00
休館日:土曜・日曜、祝日、年末年始
URL:http://software.fujitsu.com/jp/oracle/rc/
e-mail:rac-center@soft.fujitsu.com
電 話:03-3348-2514(直通)

【注釈】

(*1) Oracle9i Real Application Clusters(RAC)について
世界で圧倒的なシェアを誇るオラクルのデータベース管理ソフトの前バージョン「Oracle8i」から採用された「キャッシュ・フュージョン」アーキテクチャに基づく新しいデータベース・クラスタリング機能です。従来のデータベース・クラスタリング機能では、ノード数の増加に従ってノードあたりの性能に劣化が生じていましたが、この新機能によりノード数の増加に対して正比例した性能を確保することができます。「Oracle9i Real Application Clusters」 によるノードの追加は単にシステム全体の性能向上をもたらすだけではなく、単一もしくは複数のノードの障害が発生しても、残りのノードで運用が継続できることで信頼性の向上をもたらします。
http://www.oracle.co.jp/9i/database/index.html
(*2) PRIMEPOWER CENTERについて
「PRIMEPOWER CENTER」は、多様化したお客様のニーズに対応したソリューションをいち早く実現するために、新しいシステムの提案、構築などをワンストップで提供するセンターです。富士通のUNIXサーバ「PRIMEPOWER」の全ラインナップ、富士通ストレージシステム「ETERNUS GR700 series」、他社ハード/ソフトを取り揃え、オープンな環境でお客様に各種サービスをご提供いたします。
http://jp.fujitsu.com/platform/server/primepower/pwc/
(*3) PRIMECLUSTERについて
高い可用性が要求される企業の基幹業務などの構築に最適な高信頼基盤ソフトウェアで、クラスタリング技術と冗長化技術により、サーバ/ストレージ/ネットワークを高可用化し、システム全体の高信頼化を実現いたします。
http://jp.fujitsu.com/platform/server/primepower/soft/primecluster/
(*4) CAI認定
CAI(Cooperative Applications Initiative)プログラムは、「Oracle E-Business Suite 11i」 とCAIパートナー製品をオラクルの開発基準に基づいて統合する拡張ソフトウェア認定プログラムです。CAIはカスタマイズに要する膨大な労力とコストを抑え、パートナーが自社製品と「Oracle E-Business Suite 11i」とのパッケージ化されたインテグレーションを構築、納入できるように様々な面からサポートし、最適なソリューションを提供いたします。
(*5) Interstage Apcoordinatorについて
J2EE開発スタイルに準拠した、Webフロントアプリケーション、EJBアプリケーションの開発フレームワークです。Web(JSP)とEJBの開発スタイルを統一し、アプリケーションの効率的な構築、保守を可能にします。Webアプリケーションにおいては、豊富なタグライブラリを提供し、JSP画面の作成や部品化再利用を容易にします。

【商標について】

  • 記載されている会社名、製品名は、各社の商標または登録商標です。

以 上

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