|
||
|
|
手のひらで高精度に個人を識別するマウス型認証装置を開発株式会社富士通研究所(社長:藤崎道雄、本社:川崎市)は、手のひらの静脈パターン(*1)を利用して、本人であることを高精度で認証できる個人認証技術を開発いたしました。実験の結果、約700名をすべて登録し、間違いなく識別(*2)することができました。さらに、本技術の適用例として、マウス型の認証装置も開発いたしました。 今回開発した技術を用いると、営業情報、人事情報、技術情報などの重要な情報の電子管理システムへのログイン認証を始めとするさまざまなソリューションに違和感なくバイオメトリクス認証(*3)技術を用いられるものと期待できます。 なお、本技術の詳細は、富士通株式会社が主催する公共ソリューションセミナ(9月4日、日本都市センター会館(千代田区平河町2-4-1))にて展示する予定です。 【開発の背景】近年、e-Japan重点計画の推進や電子商取引などの普及にともない、申請者や取引相手が本人であることを確実に確認する重要性が高まり、偽造や成りすましが困難な人間の生体情報を利用する技術の導入が期待されています。 富士通グループでは、指紋、声紋、顔などのバイオメトリクス認証技術や、複数の異なる種類のバイオメトリクス認証技術を組み合わせるマルチバイオ認証システムを提供しております。各種のバイオメトリクス認証技術はそれぞれ特長が異なっており、さらに多くのソリューションを提供するために、指紋や声紋や顔の特長と異なる、高精度で、多くの人が登録でき、なりすましが困難なバイオメトリクス認証技術の開発が望まれていました。 【開発した技術】
図2 静脈パターン 実験の結果、約700名を完全登録、完全識別することができ、等価エラー率も0.5%以下を実現できる目処が立ちました。 本技術をマウス型装置に搭載したことによって、通常のマウス機能に加えてバイオメトリクス認証機能を利用でき、オフィス環境などでも違和感なく、容易に、高い精度で個人認証を行えるという効果が期待できます。また、開発した技術は、マウス型の他に壁設置型や携帯機器型なども可能で、幅広い応用が期待できます。 今後は、実用面、運用面での検討を重ね、次のようなさまざまなソリューションを提供していく予定です。
【用語解説または注釈】
以 上 プレスリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容、お問い合わせ先などは、発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。あらかじめご了承ください。ご不明な場合は、富士通お客様総合センターにお問い合わせください。 |
|