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[ PRESS RELEASE ] 2002-0165
平成14年7月2日
富士通株式会社
ブロードバンド・インターネットを支える富士通No.153
プロダクト

指紋認証装置 セキュアログインボックス「FMSE-C101」新発売

〜 セキュリティレベルの高い指紋認証によるログインシステムを低コストで構築 〜
FMSE-C101

当社はこのほど、指紋認証によるパソコンやサーバ、基幹系システムへのログインシステムを低コストで構築する、バイオ認証装置 セキュアログインボックス「FMSE-C101」を開発し、7月2日より販売を開始いたします。
当商品は、株式会社富士通研究所が開発した指紋認証アルゴリズムを搭載し、セキュリティレベルの高い指紋認証を実現しております。

近年、ITにおけるネットワークの普及にともない、企業システムにおいては、セキュリティの観点からIDとパスワードを用いた認証システムが広く普及しております。
一方、これまでの認証システムにおいては、IDとパスワード忘れや漏洩などの課題があり、より高いセキュリティを実現する本人認証システムが求められております。このため、バイオメトリクスを利用した指紋認証システムの要望が高まっています。

当社はこれまで、信頼性の高い本人認証を行なうための装置として、指紋認識装置「Fingsensor(フィンセンサ),*1」を提供し、高いセキュリティシステムの構築に取り組んでまいりました。

このたび、販売を開始するセキュアログインボックス「FMSE-C101」は、設定/管理ソフトウェア、クライアントソフトウェア、暗号化ソフトウェア、富士通製指紋センサドライバなど、指紋認証によるログインシステムを手軽に構築するためのすべてのアプリケーションソフトウェアを内蔵しております。

これにより、ネットワークに接続して簡単な設定をするだけで、指紋認識装置「Fingsensor(フィンセンサ),*1」とあわせて、指紋認証によるログインシステムを容易に構築できます。

【本製品の主な特長】
(1) 株式会社富士通研究所の指紋認証アルゴリズムを搭載
株式会社富士通研究所の「特徴相関法」(*2)による指紋認証アルゴリズムを採用し、業界最高水準の照合率(本人受理率99.96%、他人受理率0.0002%,*3)により、確実な本人認証が可能です。

(2) 指紋による各種アプリケーションへのログイン認証を実現
Windowsへのログインをはじめ、業務用アプリケーション、基幹系システムへのログ インなど各種のログインを、指紋認証により実現可能です。ログインするたびに入力しなければならないIDとパスワードを、本装置の導入により指一本で代替することができるため、煩わしいIDとパスワード入力から開放され、IDとパスワードの忘却や漏洩を防止することができます。

(3) 高信頼・メンテナンス容易なハードウェア
データを蓄積するハードディスクドライブ(以下、HDD)は、2台のHDDにより高信頼のRAID 1(*4)を構成し、片方のHDDが故障しても残りのHDDにより継続運用が可能です。
また、電源を投入したままでHDDの交換が可能なホットスワップ(*5)に対応し、前面パネル側から交換可能な構造と、オートリビルディング機能(*6)により、高いメンテナンス性を実現しています。

【標準価格と出荷時期】

「FMSE-C101」:34万8,000円(税別)、2002年8月初旬より

【販売目標】

今後1年間で1千台の販売を予定しています。


【注釈】

(*1)Fingsensor(フィンセンサ):
平成11年10月より販売を開始しており、これまで2万台の出荷実績があります。
標準価格2万9,800円(税別価格)より

(*2)特徴相関法:
指紋の特徴点のみをデータ化し照合するもの。このデータは、画像には戻せません。

(*3)業界最高水準の照合率:
手の荒れや、汗などにより照合率は低下します。

(*4)RAID 1:
ミラーリング。HDDを2台搭載し、データの二重化を行うことにより、高信頼を実現する機能です。

(*5)ホットスワップ:
電源を入れたままHDDの交換が可能な機能です。

(*6)オートリビルディング機能:
片方のHDDからもう一方のHDDにデータを自動で再構築する機能です。

【商標について】

● 記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

以 上


プレスリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容、お問い合わせ先などは、発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。あらかじめご了承ください。ご不明な場合は、富士通お客様総合センターにお問い合わせください。

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