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富士通とTOKYO FMが地上デジタルラジオ受信チップ共同開発へ21世紀の新たな放送サービスの実現に向けて富士通株式会社(以下、富士通:東京都千代田区 代表取締役社長 秋草 直之)と株式会社エフエム東京(以下、TOKYO FM:東京都千代田区、代表取締役社長:後藤 亘)は共同で、3セグメント方式に対応した地上デジタル音声放送(以下、地上デジタルラジオ)の復調LSI(受信チップ)の開発に着手いたしました。TOKYO FMは、地上デジタルラジオの伝送システムの仕様を富士通に提示し、富士通は、これに基づき復調LSIの開発を行ないます。TOKYO FMは、これを用いた受信機形態の検討に参画し、新時代の放送として期待される地上デジタルラジオを推進してまいります。
地上デジタルラジオは21世紀の新たな放送サービスの実現に向けて、現在ラジオ局、通信、商社、機器メーカら84社(賛助会員含む)によって、社団法人地上デジタルラジオ推進協会(Digital Radio Promotion association)が設立され、地上デジタルラジオの規格検討を進めており、東京と大阪で2003年春に実用化試験放送のスタートを目指して準備中です。東京では、現状のテレビの第7チャネル4メガヘルツ帯域(188メガヘルツ〜192メガヘルツ)を8セグメントに分割して、3セグメント放送1チャネル、1セグメント放送5チャネルの放送開始に向けて、協会内、およびそれぞれのグループで放送内容を検討しております。
今回両社が開発するチップは、3セグメント、および1セグメントの両方に対応しております。TOKYO FM、株式会社ニッポン放送らが推進する3セグメント方式の放送では、音声・簡易動画・データ放送を同時に楽しめるなど、より多機能な放送サービスが可能です。車載端末、携帯電話、PDA等のモバイル端末を通じてデジタルコンテンツの新しい楽しみ方を提供する計画です。電送方式は、地上デジタルテレビ放送同様のOFDM方式(*)を用いており、高速移動中、および現状のアナログ放送では受信が困難なビルの陰等の場所でもノイズの無いクリアな受信が可能です。
両社は、今後も、マルチメディア時代に対応した21世紀の新たな放送サービスを実現、向上を目指して取り組んでいます。
【開発するチップの主な仕様】
以 上 プレスリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容、お問い合わせ先などは、発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。あらかじめご了承ください。ご不明な場合は、富士通お客様総合センターにお問い合わせください。 |
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