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九州富士通エレクトロニクスにおける半導体後工程事業の合弁化について富士通株式会社(本社 : 東京都千代田区 以下「富士通」)と米国Amkor Technology, Inc.(本社 : 米ペンシルベニア州 以下「アムコー」)はこのほど、半導体後工程事業を行う富士通の全額出資子会社である株式会社九州富士通エレクトロニクス(本社 : 鹿児島県薩摩郡入来町 以下「九州富士通」)にアムコーが資本参加し、合弁会社とすることについて、基本合意書を締結しました。
富士通は、事業構造改革の一環として、特にコスト競争の激しい半導体後工程分野において製造力強化を進めるために、戦略的パートナーとの提携を検討してまいりました。一方、アムコーは、世界最大の半導体後工程専業会社としての業界での地位をさらに強固なものにするため、アウトソースのニーズが高まっている日本において製造拠点の確保による事業拡大を計画しておりました。
具体的な合意の内容は、次のとおりです。
今後、両社は、具体的な条件の検討を行い、2002年度第2四半期(7月-9月期)を目処に、合弁事業を開始する計画です。
現在、九州富士通では小型・携帯機器向け超小型パッケージ(BCC:bump chip carrier)*1や最大8個まで搭載可能な積み重ね型小型パッケージ(S-MCP:stacked multi-chip packages)*2など最先端の半導体組立技術を用い、富士通および20社を超える富士通以外の顧客に対して、半導体製品の組立・試験サービスを提供しています。
合弁会社は、九州富士通の事業を継続し、アムコーのグローバルな資材調達力・マーケティング力を活用することにより、世界規模で市場競争力のある半導体後工程専業会社を目指します。半導体後工程に従事する九州富士通従業員の雇用は継続されます。
富士通は、今回の合弁事業化により、価格競争力の向上を図ります。また、投資効率を高め、高性能・高信頼の半導体製品の開発にリソースを集中させ、最適なソリューションをお客様に提供することにより、半導体事業全体を強化してまいります。
アムコーは、株式会社東芝との合弁会社であるアムコー岩手に加え、今回の合弁事業により、先端組立技術を確保するとともに日本での半導体組立・試験サービス事業を飛躍的に拡充し、今後ますます高まると予想される日本での半導体後工程のアウトソースのニーズに応えてまいります。
以 上 プレスリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容、お問い合わせ先などは、発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。あらかじめご了承ください。ご不明な場合は、富士通お客様総合センターにお問い合わせください。 |
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