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| [ PRESS RELEASE ] |
2002-0054
平成14年3月6日
富士通株式会社 |
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新たなるスーパーコンピュータ事業への取り組み
〜 世界最高速を実現する次世代スパコンの開発 〜
当社は、大規模並列スカラ方式のアーキテクチャを採用し、新たなるスーパーコンピュータ事業に取り組んでまいります。今後も、世界最高性能のスーパーコンピュータを提供してまいります。
当社は、1976年よりベクトル型スパコンを開発、提供してまいりました。累計販売台数は、450台を超え、国内においては第1位、全世界においても第2位の販売実績があります。この豊富な実績のもと、大規模並列スカラ方式のアーキテクチャを採用し、高性能スカラプロセッサと超高速インターコネクト技術を融合することで、従来のベクトル型を凌駕するスーパーコンピュータを提供いたします。
新アーキテクチャを採用したスーパーコンピュータは、本年中に出荷を予定しております。当商品は、最大128個のスカラプロセッサにより1ノード (*1)が構成され、最大128ノード接続された場合のシステム性能は、世界最高の65テラフロップス (*2)以上となります。 今後、平成15年には100テラフロップス以上、平成16年には150テラフロップス以上と、継続して性能向上を行ってまいります。
オペレーティングシステムには、Solarisを採用することにより、豊富な流通アプリケーションを利用することができます。
また、ベクトル方式のスーパーコンピュータをお使いのお客様の資産を、スムーズに大規模並列スカラ方式に移行できるよう、コンパイラ、運用管理機能、サービスなどの提供も行います。
当社のスーパーコンピュータ事業は、IT業界におけるリーディングエッジの役割を担っており、ナノテク、バイオ、CAEによる新商品開発、長期気象予測、環境保護など、世界レベルの最先端の研究開発を支え、製造業の発展強化にも貢献しております。このような市場環境の中、スーパーコンピュータには、年率50％を超える性能の向上が求められています。
当社は、スーパーコンピュータ事業を、21世紀の産業・経済・社会を支える技術立国としての日本に貢献し、先端産業の国際競争力強化と経済の継続的発展、最先端研究における国際的リーダーシップを確立するために重要な事業であると認識しております。
【高性能化を実現するテクノロジ】
- クロックサイクル1GHzを超える高性能CPU
- 並列同時演算実行技術(4命令同時発行)
- 世界最大となる128CPUのSMP(*3)技術
- 世界最高の転送速度を持つ、並列光伝送技術を利用したインターコネクト
(128ノード、16,384CPUの大規模並列システムが構築)
【用語解説】
- *1：ノード
- 1つのメモリ空間を共有する計算機の単位です。
- *2：テラフロップス(TFLOPS)
- 1秒間に1兆回の浮動小数点演算ができる演算能力です。
- *3：SMP
- Symmetric Multi-Processorの略です。対称型マルチプロセッシング、複数のCPUが1つのメモリ空間を共有し、基本的に同等なものとして振る舞うことができるマルチプロセッシングの方法です。複数のCPUを使って同時に処理を行うことができます。
【商標について】
- 製品名等の固有名詞は、各社の登録商標または商標です。
以 上
プレスリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容、お問い合わせ先などは、発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。あらかじめご了承ください。ご不明な場合は、富士通お客様総合センターにお問い合わせください。
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