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手書き筆跡をオンライン入力する超音波型電子ペンを開発株式会社富士通研究所(社長:藤崎道雄、本社:川崎市)は、机上で書いた文字や絵の筆跡をオンラインでコンピュータに入力できる超音波型のデータ入力装置(電子ペン)を開発いたしました。
今回開発した技術を用いると、eラーニング(*1)での手書き入力、本人確認のためのサイン入力、キーボードに慣れていない人の手書き入力等に活用でき、e-Japan構想を強力に支援するものと期待され、今年秋ごろ製品化する予定です。
なお、開発した電子ペンは、3月5日から東京国際展示場で開催されるSECURITY SHOW 2002の富士通サポート&サービス株式会社(社長:大瀧達彦、本社:東京都品川区)のブースで参考展示する予定です。
【開発の背景】 e-Japan構想が進展すると、これまでパソコンなどの電子機器を利用していなかった人も、電子機器を利用するようになり、各種データを手書き入力できる技術の重要性が高まっています。
手書き入力には、通常、タッチパネルやタブレットが使われます。タッチパネルは直接画面に筆記できますが、タッチパネルを備えた専用のパソコンが必要で、書き心地もあまりよくありませんでした。机上で使うタブレットは、必要な筆記範囲よりも大きなサイズが必要なため、必要以上に場所を取るだけでなく、サイズが大きくなるほど高価になってしまいます。
そこで、通常のパソコンで場所を取らずに、手軽に手書き入力できる低価格の入力装置の開発が望まれていました。
【開発した技術】 今回開発したのは、専用ペンから超音波を発生し、紙に固定した受信機まで超音波が伝搬する時間からペン位置を計算することで、手書き入力する技術です。
その特長は、以下の通りです。
この技術によって、手書き入力が簡単に行えるようになり、特に小中学生に対するeラーニングの普及、手書きサインを用いた本人確認による各種セキュリティの向上、キーボードに慣れないお年寄りでも簡単にコンピュータに入力できることで情報格差の解消等が期待できます。
以 上 プレスリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容、お問い合わせ先などは、発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。あらかじめご了承ください。ご不明な場合は、富士通お客様総合センターにお問い合わせください。 |
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